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NOと言える三多摩~言泉「やまと」後悔日誌

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言泉「やまと」

言泉「やまと」

2007.11.15
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カテゴリ:日本語教育
本日も晴天なり。三多摩の府中のアメダスによれば、日最低気温は9.2℃(04:30)、日最高気温は21.0℃(14:00)であった。

さて、今日のネタは、[VOYAGE-353]、[VOYAGE-356]、[VOYAGE-357]の続きである。
ゼミで私自身の修士論文の進捗状況を発表する当日となった。その発表でのやり取りを、後で指導教員にも報告してきたので、そうした様子などを記述しよう。



まずはゼミでの発表。私の指導教員(日本語教育学。特に語用論=発話の送り手と受け手の間のコミュニケーションを重視)のゼミではなく、今の私の問題関心に近い研究室(社会言語論。特にナショナリズムと言語・文化・社会とのかかわりを重視)のゼミである。
テーマは「外国籍児童・生徒の多言語教育に向けた協働ネットワークの形成」。事例として静岡県浜松市と長野県の施策展開を紹介し、それらに共通する問題点や将来展望などを考察する・・・というのが、私のアプローチである。

結局、90分の持ち時間のうち、65分くらいを私の発表に費やし、残りの時間でコメントを頂戴することになった。
とても詳しく調べてあるというコメントは、9月27日(木)の「修士論文構想発表会」と同様。その上で、指摘してある問題点も確かにその通りであるが、見過ごせない問題点が別にもう一つあるので、これにも言及してほしいとのことであった。
世界がグローバル化する中で、地域社会がどのような現実に直面し、それにどう対処していくかは、現代では非常に重要なテーマ。是非頑張ってほしいと、激励のコメントをいただいたりもした。

授業時間内はやり取りの時間が短かったせいか、終わってから数名の学友が集まってきて質問などを受けた。「教師による授業」ではなく「一学生としての発表」なのに・・・日本語教師に復職したかのような気分を禁じえない光景であった。

そして指導教員とのやり取りである。報告後、次のようなコメントを頂戴した。
いろいろなことを幅広く扱いすぎて、何かモヤモヤしている。結論として何が言いたいのかをはっきりさせた上で、その結論に至るまでに必要のない議論は省くべきでは。そもそもこの研究の目新しさは何なのかがよく分からない。先行研究とこの研究の相違点を明らかにしつつ、論文全体を貫く論点がほしい。たとえば、●●●●の視点でやってみたらどうか。まあ、書く材料は大体揃っていると思うので、後はまとめ方の工夫次第。
ということで、結論と要約(abstract)を先に考えてみて、との指示を受けた。



うーむ。随分と反応が違うものである。
現実の社会に対してインパクトのある指摘を尊重する前者に対して、後者は学問研究の世界における目新しさを追究するらしい。言ってみれば、前者は批判・提言志向の強い政策型、後者は実証・解明志向の強い学術型、と表現できそうな気がする。

私としては、それらの両立(均衡)を意識した「落としどころ」を探ることになろう。
って、本当に間に合うのか・・・。

修士論文提出期限の2008年1月15日(火)まで、ちょうどあと2か月。
「滝壺」はどんどん目前に迫ってきている。

「テーブルロック3」の前 テーブルロック3 「テーブルロック3」の後
※画像は2007年3月15日にナイアガラ・フォールズで撮影したものを再掲。

このほかにも、髪を切ったり証明写真を撮影したり履歴書を作成したり・・・といった雑務をこなす必要がある。もはや呑気(のんき)に映画などを見ている場合ではないかもしれない。





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Last updated  2007.11.21 21:56:30



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