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NOと言える三多摩~言泉「やまと」後悔日誌

NOと言える三多摩~言泉「やまと」後悔日誌

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言泉「やまと」

言泉「やまと」

2010.05.08
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カテゴリ:後日談
5月6日(木)の朝は、軽い「5月病」といった感じで、気分が重かった。
5日間の連休が明けて久々の出勤となっただけではなく、この日から例の「分割クラス」を運営しなければならない、というプレッシャーに襲われていたせいであろう。

しかし・・・クラスの雰囲気は、予想していたよりも悪くはなかった。
「クラス替えはしない」という結論に対するクラスメートの反発がよほど身に沁みたのか、渦中の学生がとにかく自制していたのである。

このまま平穏無事に終わるとは思えないけれども・・・まずは様子見である。



さて、今日の本題に入る前に、余談から始めたい。
ここ数日の間に、私の目に留まった各種メディアを、3点ほど紹介しておく。

最初は、ニュース記事。
【ゆうゆうLife】病と生きる 女優・高樹澪さん(50)
(MSN産経ニュース 2010.5.7 07:29)
うーむ、知らなかった。イルマ隊長は病気で休職していたのか・・・。
この記事によれば、最初の発症は1997年の春という。って、まさに『ウルトラマンティガ』に出演していた時期ではないか。13年前かぁ・・・(遠い目)。

次は、JR中央線の車内の液晶画面で流れていた、全日空のCM。
大人が恋する、ニッポンの夏休み。「旅割REVIEW」
「夏の旅ガール解禁!今回も47人の旅ガールが登場。」って、どうよ?
お堅い全日空の販促にしては、妙にミーハーに見えてしまう。要するに47都道府県に1人ずつ女性を割り当てているのであるが、その会員ナンバー(?)が一昔前の「おニャン子クラブ」を彷彿とさせ、どことなく1980年代後半っぽい印象もある。まさかバブルの再来を期待しているわけではあるまいが・・・このCMは一体どんな層をターゲットにしているのか、よく分からない。かつての「おニャン子」ファンで、もはや中年に差し掛かりつつある草食系男子なのか、それとも「旅ガール」と同世代の、元気のいい肉食系女子なのか。

そう言えば、最近の資生堂のCMには、40代になった薬丸秀美氏、伊藤つかさ氏、荻野目洋子氏、河合その子氏が「復活」していたっけ。リバイバル(再評価)の時代とでも呼ぶべきであろうか・・・。

最後は、東京メトロの赤坂見附駅で目にした、日立のCM。
エコキュート ナイアガラ出湯:「ナイアガラの滝」篇
ナっ、ナイアガラかよ?
アイスグリーン(青緑色)の水が勢いよく巨大な馬蹄形の滝に注ぎ込んでいく光景は、何とも懐かしい・・・。

ナイアガラの滝(その1)

ナイアガラの滝(その2)

ナイアガラの滝(その3)

※画像は2007年3月15日にナイアガラ・フォールズで撮影したものを再掲。



それでは、今日の本題である。
上述の余談では東京メトロの赤坂見附駅を通ったことに言及しているが、そこは私の通勤経路ではない。では、なぜそんなところを通ったかと言えば・・・今日5月8日(土)に三多摩の自宅から麹町の凡人社へと出かけた際、丸ノ内線(荻窪~赤坂見附)と半蔵門線(永田町~半蔵門)を乗り換えたからであった。

世界の日本語教育に貢献する、にほんごの凡人社。
業界の関係者なら、誰もが知っている出版社・書店である。
その麹町店までわざわざ足を運んだのは、それなりの理由があった。
それは・・・私の職場では全国各地の日本語教育支援者に向けて年3回ニューズレターを発行しているが、その原稿を書くにあたって必要な書籍を入手するためである。

このニューズレターは、次のような手順で発行される。
まず編集長が、記事になりそうな項目をリストアップして、おおよその文字数を決める。
そうしてリストアップされた記事テーマを、職場の講師に割り振る。
それぞれの講師は、与えられたテーマと文字数に基づいて、期日までに原稿を仕上げる。
編集長は、原稿の(誤字脱字を含む)表現などを細かくチェックし、適宜赤ペンを入れてそれぞれの筆者とやりとりをしたうえで、ニューズレターの様式に原稿を流し込む。
これを印刷屋に持ち込んで、完成したものを郵送する・・・というわけである。

で、今回、私に割り当てられた記事は二つあるが、その一つは、とある書籍の紹介。
ウェブに掲載されている情報だけで記事を書くこともできなくはない。が、私はそうした安直な執筆はしたくなかった。自分の目で実際に現物を確かめなければ気が済まない性分なのである。ゆえに、休日にわざわざJRと東京メトロを乗り継いで、麹町まで行ってきた次第であった。



しかし・・・ここからは愚痴をお許し願いたい。
職場では予算削減を受けて、非常勤講師の大部分を雇い止めて人員体制を縮小しつつあるだけでなく、残った常勤講師の賃金もカットしている。であれば、「不要不急の仕事は凍結・中止する」という仕分けによって、講師の負担増加を軽減する方向に動き出すべきであろう。
ニューズレターの発行などは、真っ先に「仕分け」の対象になるはずであった。

ところが、職場の上司たちの意思決定によれば、
コストのかかる紙媒体での発行は、年1回に減らす。
ただし、ウェブ上での発行は、これまで通り年3回の更新とする。
と、仕事量そのものは温存するつもりらしい。「ワーカホリック(仕事中毒)も休み休みしろ!」と言いたいところであるが、休めないからワーカホリックなのである・・・。

クラス編成で講師の割り当てをケチるなど、目の前の学生たちに対する研修はおろそかにする一方で、ニューズレター発行のような対外的な業務には妙に力を入れる、というありさま。
われわれは一体、どこを向いて仕事をしているのか? これを「本末転倒」と言わずして、何と言うのであろうか。

まあ、日本語教育業界がギリギリの極限状態に追い込まれている中で、生き残りを図るための「悪あがき」であることは、理解できなくもない。やはり、外国人政策の方向性が定まっていない(というか、国民的な合意形成ができていない)という、お粗末な国内政治の状況にメスを入れないと、どうにもならないのかもしれない。

いずれにせよ、こうした雑務のおかげで、私は相変わらず「貧乏暇なし」である。





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Last updated  2010.05.16 07:48:52



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