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カテゴリ:後日談
人材を教え育てていくという仕事は面白いけれども、現場では苦労も少なくない。
昨今の私の悩みは・・・相手(学習者)の状況に応じて教え方をいろいろと変えなければならないのに、ごちゃまぜのクラス編成によって、それが難しくなっている点である。 [BON VOYAGE+63]でも示唆したように、今期は母語の識字が困難な学生がいる。高齢世代ならまだしも、まだ働き盛りの若い世代である。これから日本で生活していくためには、文字の読み書き能力を少しでも高めておく必要があろう。 しかし・・・通常のクラスでは、やはり落ちこぼれてしまう。本人もそれを自覚し、授業中につまらなそうな顔をしていることが多くなってきた。ゆえに、この学生に対しては、ヘレン・ケラーに対するサリヴァン先生のように、可能な限りマンツーマンで教育すべきである、と私は考えている。 職場の上司たちも状況を認識していて、個別指導のコマを増やし、日本語のみならず母語の識字力をも向上させる取り組みを始めてはいる。にもかかわらず、学生からあれこれと要望が出されて収拾がつかなくなるのを嫌う上司たちは、学生1人当たりの仕事量に極端な格差をつけるのは不平等であるという「横並び主義」を(責任逃れの口上として)採用したがるせいか、根本的な問題解決には至っていない。 落ちこぼれている学生には、徹底的に手間をかける。 また、出来過ぎて暇を持て余している学生にも、さらに上を目指すべく手間をかける。 社会に有為な人材の輩出を目的とする教育の現場では、そうした格差をつけることに躊躇すべきではない。教える側の人員が不足しているのであれば、まずは余計な雑務をなくすことから始めるべきである。 私の職場に限らず、日本の一般的な学校教育における事情も、おそらく大同小異であろう。 お役所的な体質の強い学校では、教員によほどの信念でもない限り、個々の児童・生徒に投入する教員の仕事量は格差をつけにくいに違いない。 その結果として、日本語教育を必要とする外国人児童・生徒へのケアが十分ではない、という状況がしばしば見られることになる。その一方で、経済力のある親は、子どもを私学や塾に通わせることで、教員の仕事量を補おうとするはずである。 果たして、ニッポンの教育は、これでいいのであろうか? 5月28日(金)。 「塾」の第3回が都内某所で開催された。 前回同様、ここ数日は自宅に仕事を持ち帰ってコツコツと作業をしてきたので、どうにか定時に退勤することができ、「塾」の開始前に夕食を取っても間に合うほどの余裕ぶりであった。 今回は、マニフェストに掲げるべき個別政策について意見を出したり、そもそもマニフェストはどう取り扱うべきものなのかを「堅持派」と「柔軟派」に分かれて議論したりした。 多忙を極めるボスキャラ(議員本人)は出席できなかったが、その議員に縁のある2人の地方議員が参加した。1人は議員の公設秘書から都道府県レベルの議会議員へと転身。もう1人は学生時代に議員事務所でのインターンとアルバイトを経験し、大学院を修了してから民間企業に就職した後、「塾」の第1期生を経て市区町村レベルの議会議員へと転身。 この2人は、どちらも私より若い。けれども、政治の現場で培った優れた見識をお持ちのようで、指摘は実に鋭く、私としては大いに刺激を受けた次第である。 「塾」の後では恒例の懇親会が催されたが・・・睡眠不足に加えて、ストレスによる(?)腰痛を抱えていた私は、今回も一足先に失礼することになった。 5月29日(土)。 今年はどうしようか・・・と、しばらく迷っていたが、ふと思い立って、父の日のギフトを注文。 ちなみに、過去5年ほどの購入履歴を調べてみると、以下のようになる。
「清川屋」は山形県(を中心とする東北地方)の特産品を取り扱う専門店で、その本店のある鶴岡市は私の母方のルーツにかかわる土地であることから、ずっと懇意にしている。また、2008年以降は埼玉県の特産品を選ぶ機会が増えているが、それは所沢市内の職場に通勤するようになったからである。 今年で70歳の古希を迎える父には、(単に消費して終わるのでなく)何か記念に残るものがいいと思った。そこで、桐箱とスイングトップ栓ガラス瓶にそれぞれ隷書体で名入れが施され、さらに姓名1字1字の語源を細かく解した「由来書」も添えられるという、会津の純米吟醸酒をオンラインで注文した。 それから、ADSLプロバイダとしてのAOLを解約すべく、電話をかけた。 その際、「来月も無料にできますので継続しませんか」と、またしても意味不明の勧誘を受けた。が、その手は桑名の焼き蛤。メンバーサポートに何度も電話するのが面倒であったため拒否したところ、解約成立。直後に、「NEC製モデム返却先のご案内(NECアクセステクニカ)」という件名のメールが送られてきた。 それにしても、この意味不明な勧誘は、一体どういうビジネスモデルなのであろうか・・・。 5月30日(日)。 所用を済ませるため、立川へ。 ![]() まずは昼食。「長岡 小嶋屋 グランデュオ立川店」で、へぎそば(厳密には「桜えびのかき揚げ天ざる」)を食べた。私がへぎそばを食べたくなった理由は・・・実習で立川防災館へ行く学生たちは、どこで食事を取るか、事前にインターネットで検索する課題があった。その際に学生の1人が「食べたい」と言っていたことから、思わず釣られてしまった次第である。 次に映画。5月1日(土)に4本見て以来およそ1か月ぶりとなるが、今回は1本だけ。 『書道ガールズ!! わたしたちの甲子園』。NHKドラマ8『とめはねっ!鈴里高校書道部』にハマった私としては、見ておきたかったのである。まあ、それなりに満足できる作品であった。 ![]() 続いてビックカメラ立川店で買い物。マルチカードリーダライタである。 デジカメ新鋭機(IXY DIGITAL 930 IS)の画像をPCに取り込む方法はいくつかあり、付属のインターフェースケーブルで接続するのが一番簡単かもしれない。しかし、カメラ本体のUSB端子を覆うカバーが固くて壊れやすそうなため、SDHCカード(Class10)に対応するカードリーダ経由で読み取りたいと思っていた。で、カメラとお揃いの色ということで、エレコムMR-K005BUを購入した。 最後に国立に戻って、美容室へ。 というわけで、久々にプライベートで忙しい週末であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.30 20:20:57
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