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NOと言える三多摩~言泉「やまと」後悔日誌

NOと言える三多摩~言泉「やまと」後悔日誌

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言泉「やまと」

言泉「やまと」

2010.10.28
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カテゴリ:後日談
10月28日(木)。
朝からあいにくの雨の中、職場のノートPCなどを背負い、JR中央線快速に乗車。本来なら中野で東京メトロ東西線に乗り換えるつもりであったが、車内の混雑がひどかったので、いったん三鷹で中央・総武線各駅停車に乗り換える。三鷹で折り返しの整列乗車に並んでいる時間的余裕はなかったため、止まっていた電車にそのまま乗り込み、やや空いている車内で立ったまま移動。中野で当駅始発の地下鉄に乗り換えて、ようやく座ることができ、早稲田で下車。

09時前に、早稲田奉仕園に到着。ほかのメンバーもおおむね09時前後に集合した。
現地で借りる物品や火曜に職場から宅急便で発送した荷物などを受領し、スタッフルームで段取りを再確認するための打ち合わせ。

その後、全体会の会場に荷物を運び、会場設営。私自身はスクリーンを準備して、ノートPCとプロジェクターを接続して照射角度を調整し、さらにアンプ付スピーカーにつないで映像と音声の動作を確認。ほかのメンバーは、机や椅子の配置を変更したり、案内表示を貼り付けたりしていた。続いて、三つに分かれるグループ討議会の会場も、同様に準備。
参加者に支払う旅費(合計すると100万円近くの大金!)を職場から輸送してきた2人組のメンバーが10時過ぎに合流。そのうちの1人はトンボ返りで職場へと戻る。

準備がほぼ整ったところで、11時30分ごろから各自で昼食をとる。冷たい雨が降っていたこともあり、私はすぐ近くの居酒屋「酒食三昧 紅梅」で牛たたき丼を頂戴した。

以後の公式スケジュールは、次の通りであった。
10月28日(木)
13:00~13:30 受付(旅費支払い手続き)
13:30~13:40 開会の挨拶、本日の日程
13:40~14:40 全体会I
 「二、三世学習者の会話力(コミュニケーション力)を伸ばす指導を考える」
14:40~14:55 休憩・移動
14:55~17:00 グループ討議会I
 「Iさんの会話力(コミュニケーション力)を伸ばす指導を考える」

10月29日(金)
09:30~10:35 グループ討議会II
 「Iさんの会話力(コミュニケーション力)を伸ばす指導を考える」
10:35~11:05 「遠隔学習課程とスクーリングシステム」について
11:05~11:20 休憩・移動
11:20~12:15 全体会II
 研修会総括、質疑応答、閉会の挨拶、アンケート記入・回収
8月11日(水)の記事でも触れたように、開催通知は7センターと40府県に出した。7センターからの参加者は各センターで旅費を負担するが、40府県からの参加者は(1府県につき1人までという上限はあるものの、厚生労働省から委託を受けた)我々の職場が旅費を負担することになっている。
で、実際に参加すると連絡があったのは、7センターの17人と23府県の23人(さらに、厚生労働省からのオブザーバー参加が1人で計41人)であった。ところが、1週間ほど前になって1県から不参加の連絡があり、さらに当日の朝になって急病のため欠席するとの連絡が1県から入った。

ともあれ、北は北海道から南は沖縄県まで全国各地から集まるので、中には飛行機の便の都合などでかなり早い時間帯に到着する参加者も少なくない。そこで、13時から開始する受付を30分ほど繰り上げて、12時30分過ぎから開始した。まあ、これは想定の範囲内であった。なお、昨年度までは総務課が旅費の支払いを担当していたが、総務課も人員体制縮小を余儀なくされているため、今年度は教務部の私が担当することになった。

奇跡的に(?)13時30分までに参加者全員がそろい、研修会は定刻通りに始まった。
所長による開会の挨拶と、配付資料や日程などの確認に引き続き、まずは全体会である。

全体会(その1) 全体会(その2)

今回のお題は「二、三世学習者の会話力(コミュニケーション力)を伸ばす指導を考える」ということで、
1)一世帰国者と二、三世帰国者の日本語学習の違い
◆一世世代
・現在の日本語力の維持
・健康と日々の生活の充実のため
◆二、三世世代(主に49歳以下)
・現在の日本語力を伸ばす
・社会生活の充実、ステップアップを目指す

2)遠隔受講者の中の二、三世
・年代比率(50歳以上56%、49歳以下44%)
・49歳以下受講者の帰国区分(公費23%、私費77%)
・49歳以下の世代、続柄分布
・49歳以下受講者の年令分布
・滞日年数分布
・滞日年数に見る受講コースの傾向

3)二、三世帰国者の学習動機(ニーズ)
◆ライフステージや個々の環境による様々な学習動機
・基本的な生活場面で必要なやり取りができるようになるため
・資格取得や就職のため
・近隣や職場での円滑な人間関係のため
・仕事上のステップアップのため
・子どもの学校等でコミュニケーションを図るため
・子どもとのコミュニケーションを図るため 
・親戚などとコミュニケーションを図るため 等々

4)二、三世帰国者にとって必要な会話力(コミュニケーション力)
→ 職場や地域等で信頼を得られるような会話力
・自分の言いたいことを誤解なく伝えられる力(発話力)
・相手とスムーズなやり取りができる力(聞き取り力/コミュニケーションストラテジー等)

5)会話力(コミュニケーション力)アップのためのスクーリングの役割
・日本語で会話する機会の少ない学習者の貴重なコミュニケーションの場
・学習者自身が現在の会話力(コミュニケーション力)の水準や問題を知る場
・レベルアップするための目標や方策を考えたり、その方策を実践してみる場(受講コースの学習を通じて)

6)会話力(コミュニケーション力)を測る
・中国帰国者「コミュニケーション力」水準表
・「コミュニケーション力」水準のイメージ
といった内容が講義形式で説明されていた。

それから、15分間の休憩・移動。ここで私は、ノートPC・プロジェクター・アンプ付スピーカーを、全体会の会場から隣接するグループ討議会の会場へと移設する作業に従事。

そして、三つの会場に分かれてのグループ討議会である。ここでは、
【1日目】
●グループ全体で
1)Iさんのインタビュービデオを見て会話力の水準を測る
2)コースの目標と、スクーリングの学習活動案(例)を見る

●小グループで
小グループで、Iさんのスクーリングの学習活動案を考える

【2日目】
●グループ全体で
小グループで考えた学習活動案を発表し、意見交換する
といった流れで、実在のIさんという具体的な学習者を想定し、このIさんの会話力(コミュニケーション力)を伸ばしていくための学習活動案を、4~5人の小グループで考えてみるというものである。

グループ討議会

ちなみに私自身は1日目のグループ全体の進行役を仰せ付けられていたけれども、かなりの部分をベテランの先生に任せてしまった・・・。また、参加者が小グループで学習活動案を考えている間に、私はこっそりと全体会の会場に戻り、2日目に使用しないスクリーンを片づけるなどの作業に従事することができた。

こうして(?)、1日目の日程は17時にどうにか無事に終了。参加者はそれぞれ解散した。
他方、我々は提出してもらった学習活動案をコピーして、ほかのプリント類とともに机にセットしたり、2日目のグループ討議会では使用しないアンプ付スピーカーを全体会の会場に移設したりしてから、スタッフルームに戻る。
メンバーはみんな疲れていたのか、打ち合わせは手短に終わり、我々も18時過ぎに解散。

冷たい雨の中、早稲田まで歩き、東西線に乗車。ちょうど来たのは中央・総武線各駅停車に直通の三鷹行きで、たまたま高田馬場で空席に座ることができたので、そのまま三鷹へ。
三鷹は、私にとって懐かしい場所である。かつての大学の所在地で、20年近く前に湘南の実家から通っていたが、今はすっかり変わってしまったらしい。とりわけエキナカの「Dila三鷹」には目を見張るものがある。ここの4Fにあるアジア創作料理「石焼ごはん倶楽部」で「焼豚とたっぷり青ねぎのヤキメシ」のねぎそばセットを注文。こういう寒い日に改札の外に出ることなく夕食をいただけるとは・・・うれしい限りであった。その後、中央線快速で帰宅の途に就いた次第である。





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Last updated  2010.10.31 21:23:55



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