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カテゴリ:後日談
11月4日(木)。
私が副担任をしているクラスの中年3人に対して、個別学習相談を実施した。というのも、最近やや化石化する傾向が見えてきたので、普段の自学自習の様子を尋ねつつ、その学生にとってどのような学習方法が適切かを示唆するためであった。 その結果、学生たちは自宅でよく勉強していることが判明した。とはいえ、音声と文字の結びつきをさほど意識していないらしい(私が化石化を感じる原因はここにある)ので、CDと教科書を併用する学習方法などを推奨したりした。 ちなみに、学生からは、次のような意見が出た。いわく、 私や10月1日付で都内のスクーリング施設に異動した元同僚などは、学生が間違えた際にきちんと訂正してくれるので、とてもいい。でも、時々来るようになった(非常勤の)先生方は、通じればいいと思っているのか、あまり訂正してくれないので、物足りない。とのこと。まあ、副担任の立場から言えば、非常勤の先生方には「ことば(文法)」よりも「交流」の授業を割り当てることが多いため、学生たちがそういう不満を持ってしまうのも分からなくはない。教師にはそれぞれビリーフがあるように、学生にも(故国での学校教育文化などに基づき形成された)ビリーフがある・・・ということを、改めて実感した次第であった。 一昨日の11月2日(火)に述べられなかった「スクーリング講師研修会の反省点と改善案」については、問題意識を共有できそうな同僚のアドバイスもあって、メールで所長に送ることに。 11月5日(金)。 昨日メールを送信した所長から、レスが届いていた。 提案、いただきました。「やる」とも「やらない」とも明言していないのがポイントで、所長の微妙な立場を推察せざるを得ない。まあ、職場がこの問題にどう対応するかは、私個人の今後の行動を決定する上で、一つの判断材料(リトマス試験紙)となるに違いない。 文化庁からの宿題(教材例の作成)は来週月曜の10時が締め切りであったが、今回は「教材のイメージ」を議論するための素材を提出すればいいので、職場で実際に使用している教材をそのままPDF化し、「取扱注意・公開不可」としてメールに添付。 その後、事務方との間で、資料の取り扱いをめぐって確認のメールをやりとりしたりした。 夜。自宅に帰ると、2通の郵便物が届いていた。 まず1通は、11月2日(火)に発注した名刺。うーむ、私ごときが使うのはおこがましいくらい(?)に、見事な出来栄えである。 もう1通は、国庫金振込通知書。要するに、文化庁国語課からの「出席謝金」であった。職場の日給1日分と同程度の金額が記されているけれども、これが果たしていつ(何回分)の出席に対する謝金なのか、にわかには判断しかねる・・・。 11月6日(土)。 ブログ記事を更新するなど、自宅で終日だららんと過ごす。 「塾」の有志がいろいろな政党の勉強会などにしばしば足を運んでいることから、私自身も見識を広げる必要性を覚えつつあった。で、私もよく読む《THE JOURNAL》のコラム『国会探検』の執筆者である田中良紹氏の「居酒屋田中塾」が、11月24日(水)に開催されると知り、思わず申し込んでしまう。 11月7日(日)。立冬。 昨夜から今朝にかけて行われたJR中央線上り(立川~西国分寺)の高架化工事はどうやら無事に終わったらしい。「高架化」と言っても以前から高架化されていたのであるが、既に移行済みの下り線と同様に、もう一段高くなったのである。そんなに高く持ち上げて一体どんなメリットがあるのか、私には今一つ理解できないが・・・。 私自身は立川の「はなまるうどん」で朝食をとってから、荻窪と新宿三丁目でJR中央線・東京メトロ丸ノ内線・都営地下鉄新宿線を乗り継いで、篠崎へ。前回の「夢のお告げ」にあった、浅間神社に参拝するためであった。 まずは篠崎駅に直結する「しのざき文化プラザ」で情報収集。 ![]() ![]() 企画展示ギャラリーでは「江戸川散策見聞録」というタイトルで、江戸川区内の「ほっ。とするスポット」や「街遊びスポット」などが紹介されていた。しかし、こういう公共の場所で店の紹介(というか、宣伝?)を堂々としていいものであろうか・・・と、見る側がちょっと戸惑ってしまった。 ![]() ![]() 小岩駅行きの京成バス篠崎線(小72)が来るまで時間があったので、件の和菓子屋「忠三櫻本舗」まで歩き、忠三銅鑼焼と小松菜銅鑼焼を購入。それからバスに乗車し、浅間神社で下車。 ![]() ![]() 最初に江戸川の土手の上へ。川岸の緑地はサッカー場になっていて、にぎわっていた。 川の向こうは、千葉県市川市。つまり、この江戸川は県境を構成しているのである。 ![]() ![]() 次に目に入ったのは、妙勝寺という日蓮宗の寺院。この篠崎の地で午の月に行われるのは浅間神社の「幟祭り」であるが、ここにはためいていたのは、 「税金の無駄遣い もったいない」の文字であった。事業仕分け人に訴えているのか? ![]() ![]() そして、浅間神社に到着。緑豊かな境内が印象的であったけれども・・・ちょうど七五三シーズンで、着飾った子どもを連れた父母・祖父母らや写真屋などで混雑していた。この年頃の子どもたちがおとなしいはずもなく、大人は大人で子どもたちをカメラで撮影するのに熱心で、特に叱ったりしない。静かな参拝を期待していた私が愚かであった・・・。 七五三は、子どもの成長を祝い将来を祈願する通過儀礼ではあるが、むしろ、もはや消費を喚起するだけの、心を伴わないビジネスなのかもしれない。 その後、徒歩で篠崎駅に戻り、再び「しのざき文化プラザ」へ。 ![]() ![]() 伝統工芸カフェ・アルティザンで、名物の小松菜ジュースに挑戦してみる。小松菜っぽい要素は残っているものの、ミントのようなスーッとした味で、とても飲みやすかった。 なお、自宅に帰ってから頂戴した小松菜銅鑼焼は、確かに食感はどら焼きであるが、味や香りは小松菜そのもの。葉物野菜を与えられるウサギにでもなった気分であった・・・。 「夢のお告げ」は一体、何を私に告げていたのであろうか。 ・・・と、疑問に思いながら、三多摩に帰還。 ![]() ![]() 国立駅南口ではこの3日間、天下市が開催され、出店などがあって道は通りにくい。上でも示唆したように、私個人は祝祭的な雰囲気(お祭り騒ぎ)があまり好きではないので、たまたま停車していた立川バス(リラックマバス1号車)で足早に退散した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.11.13 15:00:45
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