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カテゴリ:後日談
何やら『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ』のようなタイトルではあるが、別に意識したわけではない。
11月25日(木)。 個人的には「3連休」の最終日。特にどうと言うこともなく、自宅から外には一歩も出ずに、ブログ記事の更新処理などに没頭しつつ、だららんと過ごす。 11月26日(金)。 4日ぶりに出勤。2泊3日の地域体験実習(伊豆旅行)へ出かけた学生たちが今日まで不在なのに、私がこの日に出勤せざるを得なかった理由は、1か月前に開催したスクーリング講師研修会の残務処理をめぐる打ち合わせが、この日に入れられてしまった(迷惑受け身?)からである。 で、この研修会の成果(?)を、当日の参加者のみならず全国各地の関係者に報告するという仕事が残っていて、その書類作成の割り振りと期限の確認などが行われた。うーむ、もはや事務担当の領域を超越している。実に人使いが荒いというか、費用対効果を度外視しているというか、とにかく厄介な恒例行事と言えよう。いくら所長に改善案を提案したところで、役所的なチーフらがこうした「既得権益」を容易に手放す気はあるまい。官僚機構というのは、えてして、そういうものである。 11月27日(土)。 日本言語政策学会の「2010年度関東地区特別大会」が國學院大學の渋谷キャンパスで開催され、学会員である私も足を運んだ。本当なら自宅でだららんと過ごしたかったけれども、ふと職場で「行こうかな、と思っています」などと口を滑らしてしまったせいで(?)、8月27日(金)以来となる、ニューズレターの記事の取材を命じられていたのである。 というわけで、職務命令を受けたこともあって私自身は参加せざるを得なかったが、会場は予想以上に空いていた。おそらく、東京外国語大学の府中キャンパスで開催された「多言語・多文化社会研究 全国フォーラム(第4回)」にお客を奪われたのであろう。って、どうして同じ日にぶつけてくるかなぁ? それはさておき、こちらのプログラムとしては、以下の通りであった。 テーマ: 国家戦略と多様性-多言語多文化共生社会と日本-この特別大会の目玉(客寄せパンダ?)は、何と言っても文部科学省の現役担当者と、元・東京入国管理局長にして現・移民政策研究所所長の、お二人であった。が・・・どちらも私には日光の手前(つまり、イマイチ)に感じられた。 定住外国人の子どもに対する緊急支援などを担当する前者は、「役所の人間が“検討します”と言うと“何もしない”という意味になることが多いのですが、これは本当に検討しているんです。」のような実直な話しぶりは悪くなかったものの、夜間中学についてはあまり知らないなど、現場の実態をどれだけ把握しているのかという点で疑問が残り、役所的なセクショナリズムを打破できていないように見えてしまったのが残念。また後者は、自分の言いたいことを一方的に話すだけで、対話や議論をする気が全くなさそうな印象。しかも「国民に任せていたら100年かかっても開国できませんよ。責任あるトップが決断しなきゃ。」のような“上から目線”の発言もあったりして、完全に興ざめ。ひょっとしたらこの人は、言語や言語教育というものについての見識がまるでないのでは、とさえ思ってしまったほどである。 このお二人以外、つまり西山、野山、ウラノ、佐々木の各氏はいい感じで、特に「社会の自立した成員となるための日本語教育が求められていて、そうしたパラダイムシフトが必要なのに、教師は相変わらず間違いを正すことに執着してタテの権力関係にとどまり、学習者と対等に向き合おうとしていない」と指摘した佐々木氏には激しく同意してしまった。まっこと、現代のグローバル社会では「万民平等」が基本理念ぜよ! その後、帰宅してから。 11月20日(土)の記事で私の興味のあるコンサートをリストアップしたが、そのうちの1)のチケットが今日発売開始となっていたのを思い出す。 で、1)2)3)をまとめ買いしようと考えたのであるが・・・購入の決断を先送りしたのが災いし、3)が既に「予定枚数終了」。つまり、売り切れたということである。 では、どうするか。ひとまず1)と2)を確保したものの、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」はやはりナマで聞いておきたかった。また、サントリー/ミューザ川崎/横浜みなとみらいの3ホールを聞き比べたい気持ちもあった。 そこで、以前は「チャイコフスキー 協奏曲」で検索したけれども、今度は「ドヴォルザーク 交響曲」で再検索。すると・・・なんとミューザ川崎で発見! しかも、またしても、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番とのカップリングである。 思わず速攻で予約してしまう。これらの確保状況を整理すると、次のような結果となった。 1)2011年1月15日(土)14:00開演 サントリーホール 大ホール海外オーケストラの日本公演は、どうしてもそれなりの値段になってしまう。それを1回S席で聞くのと、国内オーケストラを3回S席で聞くのとでは、どちらがいいか。うーむ。結局、私は後者を選んでしまったわけである。4)を断念したのは、そうした事情による。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.12.04 11:28:55
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