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NOと言える三多摩~言泉「やまと」後悔日誌

NOと言える三多摩~言泉「やまと」後悔日誌

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言泉「やまと」

言泉「やまと」

2010.11.27
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カテゴリ:後日談
何やら『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ』のようなタイトルではあるが、別に意識したわけではない。



11月25日(木)。
個人的には「3連休」の最終日。特にどうと言うこともなく、自宅から外には一歩も出ずに、ブログ記事の更新処理などに没頭しつつ、だららんと過ごす。



11月26日(金)。
4日ぶりに出勤。2泊3日の地域体験実習(伊豆旅行)へ出かけた学生たちが今日まで不在なのに、私がこの日に出勤せざるを得なかった理由は、1か月前に開催したスクーリング講師研修会の残務処理をめぐる打ち合わせが、この日に入れられてしまった(迷惑受け身?)からである。

で、この研修会の成果(?)を、当日の参加者のみならず全国各地の関係者に報告するという仕事が残っていて、その書類作成の割り振りと期限の確認などが行われた。うーむ、もはや事務担当の領域を超越している。実に人使いが荒いというか、費用対効果を度外視しているというか、とにかく厄介な恒例行事と言えよう。いくら所長に改善案を提案したところで、役所的なチーフらがこうした「既得権益」を容易に手放す気はあるまい。官僚機構というのは、えてして、そういうものである。



11月27日(土)。
日本言語政策学会の「2010年度関東地区特別大会」が國學院大學の渋谷キャンパスで開催され、学会員である私も足を運んだ。本当なら自宅でだららんと過ごしたかったけれども、ふと職場で「行こうかな、と思っています」などと口を滑らしてしまったせいで(?)、8月27日(金)以来となる、ニューズレターの記事の取材を命じられていたのである。

というわけで、職務命令を受けたこともあって私自身は参加せざるを得なかったが、会場は予想以上に空いていた。おそらく、東京外国語大学の府中キャンパスで開催された「多言語・多文化社会研究 全国フォーラム(第4回)」にお客を奪われたのであろう。って、どうして同じ日にぶつけてくるかなぁ?
それはさておき、こちらのプログラムとしては、以下の通りであった。
テーマ: 国家戦略と多様性-多言語多文化共生社会と日本-

13:00開会の辞
会場校挨拶安蘇谷正彦(國學院大學学長)
会長挨拶田中慎也(日本言語政策学会会長)
13:15~14:00講演「定住外国人の子どもの教育等に関する文部科学省の政策について」
阿蘇隆之(文部科学省 大臣官房国際課企画調整室長)
14:10~16:30シンポジウム「政策課題としての多言語多文化共生社会―日本語教育との関連で―」
司会宮崎里司(早稲田大学)
パネリスト西山教行(京都大学)「移民の統合政策としての言語教育の展望―フランスを中心としてヨーロッパの事例からの考察」
野山広(国立国語研究所)「多言語・多文化化する地域を支える連携・協働と政策構築の在り方について考える」
ウラノ・エジソン(筑波大学)「多言語多文化共生の再考」
阿蘇隆之(文部科学省 大臣官房国際課企画調整室長)
ディスカッサント坂中英徳(移民政策研究所所長)
佐々木倫子(桜美林大学)
16:30閉会の辞橘好碩(國學院大學)
この特別大会の目玉(客寄せパンダ?)は、何と言っても文部科学省の現役担当者と、元・東京入国管理局長にして現・移民政策研究所所長の、お二人であった。が・・・どちらも私には日光の手前(つまり、イマイチ)に感じられた。
定住外国人の子どもに対する緊急支援などを担当する前者は、「役所の人間が“検討します”と言うと“何もしない”という意味になることが多いのですが、これは本当に検討しているんです。」のような実直な話しぶりは悪くなかったものの、夜間中学についてはあまり知らないなど、現場の実態をどれだけ把握しているのかという点で疑問が残り、役所的なセクショナリズムを打破できていないように見えてしまったのが残念。また後者は、自分の言いたいことを一方的に話すだけで、対話や議論をする気が全くなさそうな印象。しかも「国民に任せていたら100年かかっても開国できませんよ。責任あるトップが決断しなきゃ。」のような“上から目線”の発言もあったりして、完全に興ざめ。ひょっとしたらこの人は、言語や言語教育というものについての見識がまるでないのでは、とさえ思ってしまったほどである。
このお二人以外、つまり西山、野山、ウラノ、佐々木の各氏はいい感じで、特に「社会の自立した成員となるための日本語教育が求められていて、そうしたパラダイムシフトが必要なのに、教師は相変わらず間違いを正すことに執着してタテの権力関係にとどまり、学習者と対等に向き合おうとしていない」と指摘した佐々木氏には激しく同意してしまった。まっこと、現代のグローバル社会では「万民平等」が基本理念ぜよ!

その後、帰宅してから。
11月20日(土)の記事で私の興味のあるコンサートをリストアップしたが、そのうちの1)のチケットが今日発売開始となっていたのを思い出す。
で、1)2)3)をまとめ買いしようと考えたのであるが・・・購入の決断を先送りしたのが災いし、3)が既に「予定枚数終了」。つまり、売り切れたということである。

では、どうするか。ひとまず1)と2)を確保したものの、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」はやはりナマで聞いておきたかった。また、サントリー/ミューザ川崎/横浜みなとみらいの3ホールを聞き比べたい気持ちもあった。
そこで、以前は「チャイコフスキー 協奏曲」で検索したけれども、今度は「ドヴォルザーク 交響曲」で再検索。すると・・・なんとミューザ川崎で発見! しかも、またしても、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番とのカップリングである。
思わず速攻で予約してしまう。これらの確保状況を整理すると、次のような結果となった。
1)2011年1月15日(土)14:00開演 サントリーホール 大ホール
東京フィル創立100周年&清水和音(Pf)デビュー30周年 三大ピアノ協奏曲の響宴
指揮 梅田俊明
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73「皇帝」

料金 S7,500 A6,500 B5,500 P4,000

5)2011年1月30日(日)14:00開演 ミューザ川崎シンフォニーホール
ミューザ川崎シンフォニーホール&東京交響楽団 名曲全集 第63回
指揮 秋山和慶
出演 中村紘子(Pf)
J.シュトラウスII:喜歌劇「こうもり」序曲
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

料金 S6,000 A5,000 B4,000 C3,000

2)2011年2月26日(土)14:00開演 横浜みなとみらいホール 大ホール
千住真理子フェスティバル 華麗なるコンチェルトwith神奈川フィル
指揮 籾山和明
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35

料金 全席指定5,800 シルバー4,800

3)2011年3月13日(日)14:00開演 ミューザ川崎シンフォニーホール
佐渡裕指揮 BBCフィルハーモニック日本ツアー2011
出演 辻井伸行(Pf)
ブリテン:4つの海の間奏曲 作品33a
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」ホ短調 作品95

料金 S19,000 A16,000 B13,000 C9,000 D7,000

4)2011年3月13日(日)15:00開演 サントリーホール 大ホール
東芝グランドコンサート30周年記念
チョン・ミョンフン指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
出演 チョ・ソンジン(Pf)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 op.95「新世界より」

料金 S19,000 A15,000 B11,000 C8,000 D6,000
海外オーケストラの日本公演は、どうしてもそれなりの値段になってしまう。それを1回S席で聞くのと、国内オーケストラを3回S席で聞くのとでは、どちらがいいか。うーむ。結局、私は後者を選んでしまったわけである。4)を断念したのは、そうした事情による。





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Last updated  2010.12.04 11:28:55



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