|
カテゴリ:後日談
12月24日(金)の続き。
次の転居先候補地の見直しに伴い、“じゃないほう”の「ちばらき」への1泊2日の訪問視察。2日目となる今日は、朝イチに千葉神社を訪れてから千葉駅東口のホテルを出発し、千葉都市モノレールで千葉みなとを経由しつつJR京葉線で海浜幕張まで来ていた。ここからはその続きである。 ![]() 海浜幕張駅(南口)前で空を仰ぐと・・・気のせいか(?)、何か雲が踊っているように見えた。天はどんだけ歓喜しているのよ、みたいな。 ![]() ![]() 千葉県立幕張海浜公園の外周に沿って、てくてく歩いていく。 それにしても・・・自転車に乗って猛スピードで疾走していく人が少なくなかった。歩道で擦れ違う私としては危なっかしくてヒヤヒヤしてしまう。先ほど千葉神社からホテルへ帰る途中でも目撃したけど、このエリアでは極めて高い頻度で遭遇した。私が相馬で見かけるチャリダーは高齢者か高校生がほとんどなので、そのスピードは高が知れているものの・・・当地では子育て世代を筆頭にあらゆる年齢層が通勤通学などの足として利用しているらしく、そのスピードは容赦ないと感じた。うーむ、クルマ社会と非クルマ社会とで生活様式に差異があるという現実を、改めて思い知らされた気もするよ。 ![]() ![]() ![]() ![]() 駅から徒歩10分ほどで、本日の第2チェックポイント日本庭園 「見浜園」に到達。県立幕張海浜公園の一部分を構成する公共施設ながら、朝08時という実に早い時間帯から開園してくれるのはありがたい。ともあれ、券売所で入園料100円を支払って、いざ中へ。 ![]() ![]() オレンジ色に染まったイロハモミジの葉がいい感じ。 ![]() ![]() 庭園のほぼ中央に“下の池”があり、その北側から南東方面および南方を拝む。池の背後には共同住宅と思しき建物が並んでいる。 ![]() ![]() 園内各所に流れる水路。 ![]() ![]() ![]() ![]() “下の池”の南西側にある“洲浜”から北方および北東方面を拝む。 ![]() ![]() “四阿(あずまや)”からの眺め。やや高い視点を実感できるはず。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() “下の池”の南側を進んでいく。近代的な建物群が池の水面に映り込み、こうした斬新な「借景」がこの池泉回遊式庭園の一つの特徴なのかな。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() “下の池”の東側へと回る。こういう表現は適切でないかもしれないけど、ごく普通(?)の池泉回遊式庭園といった印象を受ける。スイセン(水仙)の白い花が咲き乱れているのには好感を覚えた。 ![]() ![]() 庭園出入口を通り抜けて有料エリアの外へ出てから、“上の池”で鯉と対面しつつ、駅への帰途に就く。 ![]() ![]() 昼前。海浜幕張駅前まで戻ってくる。そう言えば、ここは“ZOZOマリンスタジアム”の最寄り駅なのね。 ![]() ![]() ![]() ![]() 昨夜コンビニで調達し今日の朝食として腹に収めるはずの飲食物を昨夜のうち(というか、今日の未明)に頂戴していたせいで、この時間帯には小腹が減っていた。そこで、駅構内(改札外)の駅そば店に入って「かき揚げ天玉そば」を注文し、朝食としていただくことにした。番号で呼び出される(しかもピックアップの際に店員が食券をチェックしない)のは珍しいし、生卵が“殻付き”なのも想定外で面食らってしまったが・・・おっ、これは案外(?)美味しいぞ。 後で調べてみたら、こんな記事にたどり着いた。 JR東日本/「駅そばロボット」をそばいちペリエ海浜幕張店に導入なるほど、このブランドは「茹でそば系」ではなく「生そば系」なのか。道理で蕎麦の香りが十分に感じられるし、麺の歯ごたえや喉越しなどの満足度も高くなるわけである。調理ロボットも従業員もグッジョブやね。なお、私個人の“採点”(?)は、後で今日の昼食と併せて示したい。 ![]() ![]() その後。東京始発蘇我行きの京葉線に乗車。 ![]() ![]() 終点の蘇我で下車し、改札外へ出る。天空の雲の“演技”が相変わらず派手(?)。 ![]() JR千葉駅行きの千葉中央バスに乗り、緑化植物園入口で降りる。 ![]() ![]() バス停から歩くこと5分強で、本日の第3チェックポイント千葉市都市緑化植物園に到達。ちなみに、私がここを訪れようと思った理由については12月12日(日)の段を参照願う。何にせよ、まずは正門を経て「みどりの相談所」へと足を運ぶ。 以下、植物名が判明した樹木を中心に、園内の様子を写真で紹介しよう。 ![]() ![]() すっかり落葉したケヤキ(欅)[ニレ科ケヤキ属]と、幹しか写っていないタブノキ(椨の木)[クスノキ科タブノキ属]。 ![]() ![]() 濃緑色の葉が豊かなクスノキ(樟・楠)[クスノキ科クスノキ属]。 ![]() ![]() 続いて「園芸実習園」へと踏み込んでいく。 ![]() ![]() 赤い実が印象的なクロガネモチ(黒鉄黐)[モチノキ科モチノキ属]。 ![]() ![]() 蕾の赤ちゃん(?)が枝に見えつつあるウメ(梅)[バラ科モモ属]。 ![]() ![]() ピンク色の花がいかにも冬を思わせるサザンカ(山茶花)[ツバキ科ツバキ属]。 ![]() 葉を落としたメタセコイア[スギ科メタセコイア属]の並木道。 ![]() ![]() メタセコイアの並木道を進んで、後ろを振り返ってみると・・・写真の向かって左半分に、ケヤキを思わせる樹木があるが、これは同科のムクノキ(椋の木)[ニレ科ムクノキ属]。 ![]() ![]() サザンカとツバキの交雑種という説もあるカンツバキ(寒椿)[ツバキ科ツバキ属]。 ![]() ![]() 何か若々しい(?)黄緑色の葉が見事なアキニレ(秋楡)[ニレ科ニレ属]。枝ぶりが同科のケヤキに似ている。 ![]() ![]() わずかに葉を残すブナ[ブナ科ブナ属]。 ![]() ここからは「郷土樹木園」。 ![]() ![]() 再びケヤキ。 ![]() ![]() 隣接する「野草園」で赤い実を付けるヤブコウジ(藪柑子)[ヤブコウジ科ヤブコウジ属]。別名ジュウリョウ(十両)。 ![]() ![]() 枝を高く伸ばすコナラ(小楢)[ブナ科コナラ属]。 ![]() ![]() 幹が長いミズキ(水木)[ミズキ科ミズキ属] ![]() ![]() 3度目のケヤキ。 ![]() ![]() マンリョウ(万両)[ヤブコウジ科ヤブコウジ属]と、向かって右半分はセンリョウ(千両)[センリョウ科センリョウ属]。前者は、後者によく似た赤い実がより大きくて美しいことから、そういう名前が付けられたとの説があるという。 ![]() 「日本庭園」・・・とあるけれども、はて? ![]() ![]() ![]() ![]() 「催し広場」へと移る。ドイツトウヒ(独逸唐桧)[マツ科トウヒ属]と、ユーカリノキ[フトモモ科ユーカリノキ属]。後者はこの園内で最も背が高いと思われるが、こんなに超巨大な樹木は今まで見たことがないかも。とにかく圧倒された。上から下まで1枚の写真に収めようとして後退していくと逆に他の樹木の枝が入り込んでしまい、このアングルが限界であった。 ![]() ![]() こちらも背の高いアメリカスズカケノキ(アメリカ鈴懸の木)[スズカケノキ科スズカケノキ属]。別名プラタナス(は総称で、これはその一つらしい)。 ![]() ![]() 黄褐色の実が何とも面白いセンダン(栴檀)[センダン科センダン属]。 ![]() ![]() 「生垣見本園」に入り、赤い実をびっしりと付けたトキワサンザシ(常盤山櫨子)[バラ科トキワサンザシ属]。別名ピラカンサ(は総称で、これはその一つらしい)。 ![]() ![]() この「滝の流れ」は、どこかで既視感ありあり? ![]() こうして約1時間の滞在を終えて、北門から退出する。いやはや、楽しかった。京葉道路と東金有料道路をつなぐ千葉東JCTのすぐ南に立地しているため、救急車のサイレンなど車両の高速走行音も盛んに聞こえてくるとはいえ・・・やはり緑が広がっているせいか野鳥も多く生息し、その鳴き声や風にそよぐ梢の音などが心地よく感じられ、実に心安らぐ場所であったと思う。というか、樹木についてもっとよく知りたい(!)みたいな衝動も沸き上がってきたよ。 ![]() 先ほどのバス停に戻って、JR千葉駅行きの小湊鐵道バスに乗車し、終点の千葉駅で降車。 ![]() ![]() 昼過ぎ。千葉公園口からやや上り坂を歩いて10分弱で、本日の第4チェックポイント千葉市中央図書館に到達。館内をぶらぶら見て回ると・・・10月30日(土)に北関東シリーズ第1戦(市立図書館対決)として宇都宮と高崎を比べて後者に軍配を上げたけれども、その高崎市立中央図書館を1.5倍の規模に拡張したような印象。うーむ、これはすごいね。『新・食わず嫌い王決定戦』で言うところの“参りました”みたいな。文化施設の優劣はその人口規模(や、それ以外の何か)からも影響を受けるのであろうか。 いずれにしても、都市としての千葉市の魅力は存分に認識することができた。ただ、私自身の転居先を考える上では、 1)賃貸物件(建物)の良し悪しの3点を総合的に判断しなければならない。ゆえに3)をクリアした当地での課題は、1)と2)の条件を満たしつつも“家賃”面でも支障のない物件が見つかるかどうか、である。昨日の行程で千葉都市モノレールの駅名を具体的に明示しなかった箇所は、実はとある物件の周辺を探っていたのであるが・・・条件的にちょっと厳しいと感じた。この千葉市に“ご縁”が本当にあるか否か、今後の展開を待つことにしたい。 ![]() 以上で本日の視察は終了し、再び千葉駅前へと戻る。天空は雲が少し増えてきた様子。 ![]() ![]() 駅構内のコインロッカーに預けていた中型スーツケース(シリウスブルー)を回収してから有人改札を通過。そして、君津始発逗子行きの総武線快速に乗る。ホームおよび車内はかなり混雑していたとはいえ、“この席に座っている人はすぐに降りそう”と直感した乗客の前に立っていたら・・・その人は次の稲毛駅で下車し、座席の確保に成功する。おおっ、我ながら勘が冴えている。というか、「村岡五郎」殿つながりの千葉一族がお導きくださったとか? 可能であれば東京の三菱一号館美術館で開催中の「“イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜”展」を見ておきたいと思っていたけれども・・・12月24日(金)という祝祭的な日に混雑しないわけがない。結局そこに立ち寄るのを諦め、このまま常磐線の始発駅である品川まで移動すると決めた。 ![]() ![]() ![]() ![]() こうして品川で降りて、どこかで昼食を頂戴しようと駅ナカをあちこち彷徨う。どれも今一つ食指が動かない中、最後にかき揚げ蕎麦の店が私の目に留まった。よし、ここにするか。「冷しかき揚げ玉子そば」を注文し、食券を店員に渡したら・・・なんと30秒ぐらいで調理が出てきた。早っ。風味も食感も文句の付けようがなく、大いに満足したぜよ。 あくまで個人的な印象点ではあるものの、最近食べた『駅そば』を比較してみると、
といった感じかな。今日の2品は甲乙をつけがたい。 ![]() ![]() その後。ホーム上の券売機で手持ちのSuicaにグリーン券情報を記録してから、当駅始発勝田行きの常磐線に乗車。私は2階建てグリーン車の連結部分寄りの“平屋”(1室=12席)に座っていたが、私のほかには品川・上野・日暮里で1人ずつ乗ってきて、我孫子・取手・ひたち野うしくで1人ずつ降りていった。割と近距離での利用が多いらしい。というか、水戸以北へは特急「ひたち」「ときわ」に乗るってか? ![]() ![]() 上の写真は「荒川沖~土浦」間と「神立~高浜」間で車窓から東方を撮影したもの。列車が茨城県内に入って以後、だんだん雲行きが怪しくなってきた。私が“じゃないほう”の「ちばらき」へ赴いたので、常陸国一之宮・鹿島神宮のご祭神・武甕槌大神が“お怒り”でなければいいけど。 後日談ながら、この区間周辺では、次のような出来事が起きている。 翌日すなわち12月25日(土)今回の旅がこの両日に行われていたら、計画は「しっちゃかめっちゃか」になっていたに違いない。その点では助かった。というか、上の暗雲はこれらの事故を“予告”していたりして? ![]() ![]() 夕方。水戸で当駅始発いわき行きの常磐線に乗り継ぐ。 ![]() ![]() 夜。終点のいわきで当駅始発原ノ町行きの常磐線に乗り継ぐ。 ![]() ![]() さらに終点の原ノ町で当駅始発仙台行きの常磐線に乗り継ぎ、相馬で下車した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.01.20 23:59:47
[後日談] カテゴリの最新記事
|