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カテゴリ:後日談
3月25日(火)の続き。
帰宅後。21時から22時までNHKのBSで放送された『フロンティア』「シリーズ 食 敵か味方か? 第1回 糖でヒトは進化した」を録画しておき、後で見る。 あと、ネットサーフィンをしていて、こんな記事が私の目に留まる。 1)【大人の教養】アメリカが仕掛けた「ソ連包囲網」、戦後世界史のターニングポイントコメントは省略。 3月26日(水)。 晴れ。水戸の日最低気温は9.8℃(03:15)、日最高気温は25.0℃(12:28)。当地の日最高気温が25℃を上回った“夏日”は、昨年10月23日(水)以来らしい。 さて。3日前に入手した「青春18きっぷ」3日間用を使って、一昨日から3日連続で日帰りの小旅行に出ていた。その最終3日目となる本日の行程は以下の通り。 水戸07:05→(JR常磐線・上野東京ライン普通、品川行き)→東京09:19/09:29→(JR京葉線普通、海浜幕張行き)→新木場09:39/09:46→(東京臨海高速鉄道りんかい線各駅停車、東京テレポート行き)→東京テレポート09:53朝。自宅を出発。 ![]() ![]() ![]() ![]() 水戸駅南口で天空をぐるっと撮影してみる。上の写真は順に北方・東方・南方・西方を視野に収めたもの。晴れて青空が広がるとはいえ、薄い白雲(または黄砂?)がところどころに浮かんでいた。 ![]() ![]() ![]() ![]() いつものように(?)「青春18きっぷ」で自動改札を突破し、勝田始発品川行きの常磐線に乗車。 車内は次第に混雑してきて、特に千葉県内(すなわち、天王台以南)に入ってからは座る人よりも立つ人のほうが多くなり、東京都内(すなわち、北千住以南)に入るころにはぎゅうぎゅう詰めに。セミクロスシートの横向きの席に座っていた私の足に、立っている人の足が接触せざるを得ないほどの混雑ぶり。その後、上野で降りる人が多少いて、ちょっとだけ楽になったものの、この状態は東京到着まで続いた。 ![]() ![]() 昼前。件の東京で当駅始発海浜幕張行きの京葉線に乗り換える。京葉線ホームへと至る連絡通路には、小・中・高・大すべてが春休みを迎えたタイミングのせいもあろうが、いかにも舞浜のテーマパークへ行くと思しき衣装(勝負服?)で着飾りウキウキとしたオーラを放つ若者たちの姿もちらほら見かけた。というかさぁ、京葉線ホームって、どうしてこんなに遠いのよ? ![]() ![]() ![]() 次は新木場で当駅始発東京テレポート行きのりんかい線に乗り換える。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() そして東京テレポートで降りて、B3FのホームからB1Fの改札外へ出る。出口Bを経て、日差しの強い地上を歩くこと約15分で、第6チェックポイントの日本科学未来館に到着。
ああ、すっかり脱線してしまった。話題を現代へ戻そう。 ![]() ![]() ![]() ともあれ、館外のチケットブースは“常設展”と“ドームシアター”のチケットしか取り扱っていないとの由なので、館内へ入り“特別展「チ。 ―地球の運動について― 地球(いわ)が動く」”の当日券を購入する。 ![]() ![]() ![]() ![]() 早速、1Fの特別展会場へと向かうと・・・何やら行列ができていた。10分弱並んでから、会場の入り口で「地動説研究ノート」なるものを受け取る。難易度の高い「天文学者用」と比較的容易な「天文助手用」のどちらかのうち、私は前者を選んだ。で、その後もしばらく行列が続く。冒頭に暗室で数分間の映像を見るため、一度に入場できる人数を制限しているらしい。 なお、来場者は老若男女いろいろ多様であるものの、やや目立つのは・・・大学生と思しき若者たち、それに小学生の男子とその母親らしき大人。土曜深夜の放送枠で、しかもあの内容なので、視聴者層に大学生が多いのはまあ納得。ただ、こうした大学生って、男女のペアはあまり見かけず、男性ばかり4~5人や女性ばかり2~3人の小集団が多そうな気もした。他方、高校生や中学生は、あの番組にはさほど関心がなく、ここへは来ないものと想像する。また小学生の男子は、春休みに出かけたくても子どもだけでは行動できないため親を動員した上で、興味のある常設展のついでにここへ来た、みたいな? 知らんけど。 ![]() ![]() ![]() ![]() 第1章は「地動説との出会い」。ここには古代の天体観測用機器「アストロラーベ」が展示されていて、行列に並べば実際に触れることもできる。色からして真鍮製かな。手に持つとズシリと重く、体感的にはスマホ2~3台分の重量といった印象(あくまで個人の感想)。 ![]() ![]() ![]() ![]() 第2章は「地動説の証明」。明るく光る電球を太陽、白い球体を金星に見立てて、“地動説の実験模型”と“天動説の実験模型”で球体の満ち欠けの見え方を比較してみる。もしも天動説が正しければ(太陽との位置関係から)満ちる金星など見えるはずがないけれども、作品中でもオクジーがそれを観測していたように、地動説のほうが理に適うと考えられるわけである。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 第3章は「地動説の普及」。地動説を当時の社会に広めた技術として“活版印刷”に注目し、それに使われる活字を実際に組み替えて印刷する工程をちょっとだけ体験してみた。 ![]() 第4章は「地動説の過去~現在~未来」。地動説を広めた偉人たちの功績や、過去から現代に至る宇宙観測技術の歩みなどを、パネルで紹介していた。 ![]() ![]() そして出口で「研究ノート」の答えとオリジナルステッカーをもらってから、グッズ販売のスペースを通り過ぎて、特別展会場を後にする。体験コーナーでは行列にいちいち並ぶ必要があるため見て回るのに時間が掛かり、チケット購入から(途中でところどころ端折ったのに)会場を出るまでおよそ75分を要した次第である。 ![]() ![]() 続いて、常設展へも足を運ぶ。特別展と同様に大学生たちも少なからずいるが、むしろ(母親と男子のみならず、父親や女子を含む様々な組み合わせの)親子連れのほうが多いかも。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 3Fのテーマは「未来をつくる」。吹き抜けのスペースは「地球とつながる」で、地球のありのままの姿をデジタル表現で映し出す“ジオ・コスモス”などを眺めながら、上下階を連絡する“オーバルブリッジ”を通っていく。そして5Fのテーマは「世界をさぐる」。まあここは日本科学“未来”館なので、未来を担う子どもたち向けのコンテンツ(というか、ミニ・アトラクション?)が充実しているように感じた。ゆえに私自身はやや駆け足でスルーするのみ。 ![]() ![]() ![]() ![]() 常設展をざっと見終えて、最上階の7Fに移動してから6F・5Fへと下りつつ眼下を眺めた後、1Fのミュージアムショップにも立ち寄る。もっとも、私の食指は特に動かなかった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 昼過ぎ。日本科学未来館から退出。広場の花壇に植えられた富山県砺波市産チューリップの花が可愛らしいなぁ、と思いながら歩いていたら・・・視線の先にある「実物大ユニコーンガンダム立像」と初対面を果たす。うーむ、私個人は『機動戦士ガンダムUC』や『機動戦士ガンダムNT』を視聴していないので、この機体については全く予備知識(と、思い入れ)がないのである。 ![]() ![]() さらに進むと、噂の(?)ドラえもん+しずか&のび太のベンチに遭遇する。ふふっ、何とも微笑ましい。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() こうして東京テレポート駅まで戻り、新木場始発川越行きのりんかい線快速に乗車。 ![]() ![]() ![]() ![]() 大井町で大船始発大宮行きの京浜東北線快速に乗り換える。というか、ここも東京駅の京葉線ホーム並み(?)に移動距離が長いね。 ![]() ![]() ![]() やがて上野で下車する。インバウンドなども多く、上野公園界隈は賑わっていた。で、東京のソメイヨシノの開花発表は一昨日であったが、確かにここでも咲き始めているのを目撃した。 ![]() ![]() ![]() そして第7チェックポイントの国立科学博物館へと達し、特別展「古代DNA ―日本人のきた道―」のチケット売り場で入場券を購入。って、厚みも色彩もなく実に味気ない“紙のレシート”に軽い違和感を覚えてしまった。まあQRコードさえ表示されていれば何でもいいのか。もっとも、熊本城の入園券はカラーの印刷物であったけど・・・現実的な物質を重視する「地の時代」から仮想的なデジタル情報を重視する「風の時代」へと移行しつつある世界では、仕方のない流れなのかな。 ![]() ![]() 特別展会場の入り口から中へ進む。ううっ、先ほどの日本科学未来館よりも混雑度が高いぞ。こちらも来場者は老若男女いろいろ多様であるとはいえ、最も目立つのは高齢者(いわゆるアクティブシニア?)。まあ人間は年を取ると、個人史をまとめたり家系図を作ったりして、自分の先祖やらルーツといったものに興味を持ちたがるのであろう。何にせよ、第1章は「最初の日本人 ―ゲノムから見た旧石器時代の人々」。 ![]() ![]() 第2章は「日本の基層集団 ―縄文時代の人と社会」。 ![]() ![]() ![]() 第3章は「日本人の源流 ―さまざまな弥生人とその社会」。 ![]() ![]() ![]() ![]() 第4章は「国家形成期の日本 ―古墳時代を生きた人々」。大阪府羽曳野市の茶山2号墳から出土した“馬形埴輪”(古墳中期、5世紀)がめっちゃ可愛い! 鞍や鐙や轡もしっかり表現されていて、そういう乗馬の目的で飼われていた時代背景を理解できるはず。 ![]() ![]() ![]() トピック1は「イヌのきた道」。最新のDNA研究によると・・・東アジアで誕生したイヌのグループが、大陸にいたニホンオオカミの祖先と交雑した後、そのグループの一つが約1万年前に日本列島へ渡来したと考えられるらしい。なお、写真はニホンオオカミと秋田犬。 ![]() ![]() トピック2は「イエネコの歴史」。イエネコは中東のリビアヤマネコを起源とし、そこからアフリカ・欧州・アジアへと世界中に拡散。最新のDNA研究によると、現代日本猫の多くは平安時代以降に中国などの大陸から持ち込まれたネコを祖先とする可能性が高いという。なお、写真はリビアヤマネコ(上)・ステップヤマネコ(左)・ヨーロッパヤマネコ(右下)。 ![]() ![]() 第5章は「南の島の人々 ―琉球列島集団の形成史」。 ![]() ![]() ![]() ![]() 第6章は「北の大地の人々 ―縄文人がアイヌになるまで」。北海道北見市のトコロチャシ跡遺跡から出土したトドの骨製である“クマ骨偶”(8~9世紀)の精巧さに驚かされた。これは縄文時代→続縄文時代→擦文時代→アイヌ文化へと変遷する系譜の中に位置づけられるものというよりは、むしろ外来のオホーツク文化に属するもの? ![]() ![]() 最後に“おまけ”(?)として、中世以降の本土(本州・四国・九州)日本人の形質の変遷に関する展示があった。 かなり混雑していたせいもあって、チラッと眺めるだけで流す箇所が多く、結局この特別展には30分ほど滞在しただけで撤退する。なお、常設展は昨年11月12日(火)に見学済みであったことから、今回はスルー。もっとも、現在開催中の気象業務150周年企画展「地球を測る」を見逃したと気づくのは帰宅後であるが・・・。 ![]() ![]() ![]() ![]() 国立科学博物館から出て上野駅まで戻り、東京・品川方面行きの山手線外回りに乗る。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 本日2回目の東京で降りて、まずは改札内1Fのそば・うどんの店に入る。ここで「冷たいそばとかき揚げ小丼のセット」を注文し、昼食としていただいた。 ところで。インバウンドに加えて国内では春休みの長距離移動需要が増す中、駅構内で何か“殺気”のようなものを感じると思ったら・・・強風の影響で、東北・山形・秋田新幹線が午前中から運転を見合わせているっぽい。なるほど、そういう事情か。 ![]() ![]() 次は丸の内北口から改札外へ出て、大型書店へと赴く。 ![]() ![]() ![]() 「エントリーで100名様に1,000ポイントプレゼントキャンペーン(2025/2/1~2/28)」でもらった1,000ポイントもしっかり利用して、ここしばらく気になっていた書籍3点を購入した。 それにしても。3日連続で鉄道(やバス)に乗ってきたせいか、昨日の午後ぐらいから兆候が現れているけど、そろそろ腰が限界。とりわけ前屈みの姿勢はぎっくり腰を招きかねないので、もはや長居は無用かと。早めに帰途に就くしかあるまい。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() というわけで(?)、夕方。東京駅まで戻り、宇都宮始発平塚行きの東海道本線に乗車。 ![]() ![]() そして品川で当駅始発勝田行きの常磐線に乗り換えて、水戸で下車。そのまま自宅へと直帰した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.04.22 09:16:37
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