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カテゴリ:後日談
6月7日(土)。
晴れ時々曇り。水戸の日最低気温は19.2℃(04:49)、日最高気温は29.6℃(12:58)。 さて。JR東日本の「週末パス」は、私もこれまでたびたびお世話になってきた。
で、この「週末パス」が今月いっぱいで発売終了となるので、最後の利用機会を探っていたところ・・・大型連休後は4週連続で週末に雨が降ったため、しばらくお預け。その後、今週末の天気予報をチェックした上で、ついに思い立って昨日これを入手したのである。 ![]() というわけで(?)、今日の行程は以下の通り。 水戸04:33→(JR常磐線・上野東京ライン・東海道本線普通、品川行き)→品川06:43明け方。自宅を出発。 ![]() ![]() ![]() ![]() 水戸駅南口で天空をぐるっと撮影してみる。上の写真は順に北方・東方・南方・西方を視野に収めたもの。04時台前半でこんなに明るいとは、さすが6月やね。 ![]() ![]() ![]() ![]() 「週末パス」で水戸駅の自動改札を通過し、勝田始発品川行きの常磐線に乗る。土曜なので平日ほどの激しい車内混雑は見られなかったものの、山歩き装備(?)など行楽っぽい乗客が少なからずいた。 ![]() ![]() ![]() ![]() 朝。終点の品川で降りて、改札内のかき揚げ蕎麦の店に立ち寄る。私がここへ来たのは3月25日(火)以来であるが、やはり06時台は他の飲食店がまだ営業していないせいか、この時間帯の店内の混雑ぶりは相変わらず。で、今回は「冷し青ネギたっぷり鶏唐揚げそば」を注文し、朝食として頂戴する。“爽やかな酸味”が印象的であったけれども、食後に店外の券売機上の看板写真を二度見して納得。なるほど、「檸檬香る」かぁ。 ![]() ![]() それから小金井始発平塚行きと籠原始発小田原行きの2本を見送り、次の新前橋始発熱海行きの東海道本線に乗車。川崎から小田原までの間(特に横浜から平塚までの間)は通勤・通学と思しき乗客でかなり混雑していた。また国府津~鴨宮の車窓からは、まだら模様の残雪のある富士山がくっきりと見えた(写真撮影はできなかったけど)。 ![]() ![]() 昼前。終点の熱海で、当駅始発伊豆急下田行きの伊東線に乗り換える。 ![]() 伊東を過ぎて伊豆急行線に直通した後、富戸で擦れ違った対向列車は・・・東急の「THE ROYAL EXPRESS」ではないか。JR九州の「ななつ星in九州」やJR東日本の「TRAIN SUITE 四季島」などと同様のクルーズトレインで、現在は 1日目(金曜):横浜→河津[~月ヶ瀬・湯ヶ島]という3泊4日の静岡・富士ルートで運行しているらしい。ってことは、河津から沼津への回送途上か。 他方、私が熱海から乗った列車は6両編成であったが、途中の伊豆高原で後ろ3両を切り離し、前3両のみが終点の伊豆急下田まで行く。確かに伊豆高原から先は乗客の数がガクッと減った。 ![]() こちらは片瀬白田~伊豆稲取の車窓。往路は相模灘の水平線がやや不鮮明かな。 ![]() ![]() やがて終点の伊豆急下田で下車し、次は石廊崎オーシャンパーク行きの東海バスに乗る。 ![]() ![]() ![]() そして入田で降りて、徒歩3分ほどで入田浜海水浴場に到着する。 ![]() ![]() まずは現在地をざっくりと確認。入田浜は伊豆急下田駅から南西へおよそ2.8kmの距離にあり、北東の岩場から南西の岩場までの間に500m弱の直線的な砂浜が広がる。
で、どういう目的で今回ここへ足を運んだかと言えば・・・3月14日(金)の段でも示唆したように、当地は1972年3月31日(金)に放送された『帰ってきたウルトラマン』第51話(最終話)「ウルトラ5つの誓い」の重要なロケ地なので、その“聖地巡礼”で訪れたわけである。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 長い砂浜をぐるっと見渡す。ううっ、疾走する次郎とルミ子の姿が目に浮かぶよ。 ![]() ![]() ![]() ![]() 北東の岩場へ近づいてみると・・・名場面の数々が私の脳内に蘇ってくるぞ。
![]() ![]() ![]() ![]() 南西の岩場を遠望しながら、波打ち際に沿って砂浜の中央付近へと折り返してみる。
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() いやはや、53年前の風景がおおむね残っていて、まさに“聖地”かと。あるいは、いっそのこと“パワースポット”に認定してもよさそう(?)。 ![]() ![]() 入田のバス停まで戻って、下田駅行きの東海バスに乗車。 ![]() ![]() ![]() ![]() 下田南で下車し、徒歩3分ほどで下田開国博物館に至る。土産物売り場でチケット(というか、入館証シール?)を入手してから、別棟の展示を見に行くという流れであった。 ![]() ![]() ![]() ![]() 幕末に開港する下田の歴史や、当地で結ばれた日本と米国・ロシアとの外交などに関する資料が大量に展示されていた。かなり“お腹いっぱい”になり、逆にあまり刺さらないかも? ![]() ![]() ![]() ![]() 昼過ぎ。次は了仙寺へと赴く。1854(嘉永7)年に神奈川で日米和親条約が締結される前後にペリー艦隊の乗組員が一時滞在した場所であり、その条約の付録として下田・箱館両港の開港に関する細則(下田追加条約)を巡る交渉および調印もこの寺で行われ、開港後は米国人の休憩所の一つとなったという。 ![]() ![]() ![]() ![]() 続いて、了仙寺に隣接する(というか、その境内にある)MoBS黒船ミュージアムを訪れる。展示資料そのものは大して多くないとはいえ、必見は館内のシアター。「異文化交流~日本人から見た外国、外国人から見た日本」をテーマとして、寺が所蔵する数多の絵画資料に描かれた文物の背景事情を読み解く20数分間の映像がめっちゃ面白かった。日本語教育業界の関係者ならハマるのでは? ともあれ、特に何時から上映するという定めはなく客の出入りに合わせて上映するらしく、たまたま誰もいない時間帯に入館した私個人はスタッフの勧めにより最初から見ることができた(後から来た客は途中から見る羽目になった)。 ![]() ![]() 館内を一通り見終わってミュージアムショップをぶらぶらしていたら・・・地元の作業所が仕上げたという木工製品の鍋敷きに目が留まる。ああ、私はかれこれ20年ぐらい横浜在住時代のフリーペーパー「ぱど」を自宅で鍋敷きとして使ってきたけれども、本当はちゃんとしたものが欲しかったのよ。デザインは数種類あって、“リンゴの実”をかたどったものも可愛かったが、伊豆とリンゴはイメージ的に今一つ結びつかないので、こちらの“梅の花”を購入した。って、リンゴも梅も同じバラ科の植物ではあるけど。 ![]() ![]() ![]() ![]() それから欧米系のインバウンドなどもチラホラ見かけながら、市街地の大通りをてくてく歩いていく。1863(文久3)年に兵庫から江戸へ向かい天候回復を待つため下田に寄港していた幕府軍艦奉行並の勝海舟は、土佐藩主の山内容堂が江戸から上洛する途中この宝福寺に宿泊していると聞き、脱藩した坂本龍馬の赦免を求めて寺で直談判に及んだとの由。そこで罪を許された龍馬の像が当地にあるのは、そういう歴史に基づくのね。もっとも、私自身はチラッと眺めるだけでスルーし、近くの花屋の店先に並んでいたアジサイに目移りしてしまう。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() あらかじめ目星を付けておいた駅前の網元料理店に立ち寄り、行列の末尾で待つこと約30分で席に案内される。うーむ、ここはモバイルオーダーか。先日のスマホ乗り換えではQRコードの読み取りに使ってきたアプリが引き継がれなかったので、どうしたものかと。結局、恥を忍び(?)店員に口頭で「金目鯛味噌焼魚と刺身膳」を注文し、昼食としていただいた。 ちなみに、店内を観察していると・・・中華系と思しきインバウンドの小集団が何組か来ていたのはさすが(美味しいものを見逃さない?)であったが、欧米系と思しき単身の地元民(?)が当店のスタンプカードを提示していたのは意外。って、もはやリピーターじゃん。世界に港を開いた下田の土地柄とやらを見せてもらった気分ぜよ。 ![]() ![]() ![]() ![]() こうして昼食をとった後は、伊豆急下田駅へと戻る。おっ、特急「サフィール踊り子」が停車しているね。何にせよ、昼食の会計時に手持ちのSuicaで支払ったため、改札前にあったチャージ機を利用しておく(なお余談ながら、当駅には簡易Suica改札機が設置されている)。 ![]() ![]() さらにペットボトルの飲み物を調達しようと思ったら、駅構内の自販機は現金専用でSuicaが使えない。であれば、売店で買うか・・・と考えたものの、普通のコンビニよりも20~30円ぐらい割高な気もするぞ。要するに観光地価格か。じゃあ、仕方ないね。自販機に戻って現金で購入するしかあるまい。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() しばらく改札外の待合室で改札開始のアナウンスを待ってから、当駅始発熱海行きの伊豆急行線に乗る。ほほう、7両編成の「リゾート21 キンメ電車」が全車自由席の普通列車として走るとは、何と贅沢な。 ![]() 夕方。こちらは伊豆稲取~片瀬白田の車窓。復路は伊豆大島の島影もぼんやり見えるぞ。 で、この列車は観光客のみならず、通勤(沿線の観光業で夜に働く?)や通学と思しき客も乗り降りしていた。 ![]() ![]() ![]() ![]() 終点の熱海で、修善寺・伊豆急下田始発東京行きの特急「踊り子」10号に乗り換える。前5両が修善寺始発、後ろ9両が伊豆急下田始発。当駅で併結して東京方面へと向かう。なお、私が乗車したのは後者であるけれども・・・車内の乗客はまばら。そう言えば、先ほど伊豆急下田始発の普通列車がここ熱海に到着して乗り換える際に、多くの乗客が(在来線の他のホームでなく)東海道新幹線の改札口へと突進していたっけ。そっちに乗るんかい、みたいな。 ![]() ![]() やがて品川で降りて、あれこれ迷った末に、エキナカのサンドイッチ店で2点をお買い上げ。 ![]() ![]() 続いて当駅始発高萩行きの特急「ときわ」73号に乗車。 ![]() ![]() 遅延が生じている東海道新幹線との接続を期すため、この列車も5分ほど遅れて発車するとの由。こうして品川に停車している間に、先ほど調達した「三元豚厚切りヒレカツサンド」+「グリルチキンとハムチーズのペア」を夕食として腹に収める。うん、美味しい。 ![]() こちらは北千住~綾瀬の車窓。荒川の上流方面に沈みつつある夕陽を撮影した。 そして、夜。水戸で下車し、そのまま自宅へと直帰。 帰宅後、遡って朝から昼前にかけて。08時15分から09時30分までNHKのBSで再放送された【連続テレビ小説】『あんぱん』第10週「生きろ」(46~50)を録画しておき、後で見る。乾パン作りを拒んでいたパン職人の草吉は、カナダにいたとき英国軍の義勇兵として欧州大戦(すなわち、第1次世界大戦)へ赴いた壮絶な体験があり、それを釜次に語った後で朝田家から去る。そして太平洋戦争が始まり、東京にいた健太郎や嵩にも召集令状が届く。 夕方。17時から18時までNHKのBSで放送された『フロンティア』「蘭奢待 天下無双の香りの謎」を録画しておき、後で見る。 夜。19時から19時30分までBS11で放送されたBS11ガンダムアワー『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』#9「シャロンの薔薇」を録画しておく。 続いて、19時30分から20時までNHKの総合で放送された『ブラタモリ』「東京・三軒茶屋▼三茶の発展は江戸の流行が鍵!?三軒の茶屋は今」を録画しておき、後で見る。 その後。20時45分から21時15分までNHKのEテレで放送された『わたしの日々が、言葉になるまで』(9)を録画しておき、後で見る。 この間。明日の行程に備えて、新幹線自由席特急券×2をえきねっとで予約しておく。 また、23時45分から24時10分までNHKの総合で放送されたアニメ『GAMERA -Rebirth-』(10)「月は無慈悲な夜の女王」を録画しておき、後で見る。 あと、ネットサーフィンをしていて、こんな記事が私の目に留まる。 1)【追悼・長嶋茂雄】忘れがたきミスター伝説!親友・石原裕次郎の前で「ダブル勘違いプレー」コメントは基本的に省略するが、14)や19)などが特に興味深く感じた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2025.06.22 17:39:48
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