[VOYAGE-330] 雑筆/少年調書とボクサー処分、各紙社説。【2007.10.17 18:18:34】
今日は晴れ時々曇り。三多摩の府中のアメダスによれば、今日の日最低気温は13.1℃(06:10)、日最高気温は21.4℃(13:30)であった。で、まずは余談で、昨日の旅行の妄想(?)の続きから。「思い立ったが吉日」で、早速予約を入れてしまった。スケジュールの都合上、先に京都を訪れて、その後に浜松に立ち寄ることになる。どちらがメインなのか・・・という、4か月前と同じ問いはさておき、まずは京都までの交通手段である。いろいろ調べてみると、拝島・玉川上水・立川と京都・大阪なんば・堺を結ぶ高速バスがあることが分かった。しかも、格安の「学割運賃」が設定されている(!)。これは買いである。というわけで、立川駅北口から京都駅八条口までの座席を発車オ~ライネットで予約した。続いて、京都と浜松の間にある宿泊施設の確保である。旧「旅の窓口」時代から懇意にしている楽天トラベルで、JR東海道本線の駅から徒歩圏内の「禁煙ルーム」「インターネットができる部屋」を検索してみると、最寄り駅 空室の最安値 所在地大垣駅 6,500円 岐阜県大垣市名古屋駅 3,900円(カプセル) 愛知県名古屋市西区豊橋駅 5,040円 愛知県豊橋市鷲津駅 4,500円 静岡県湖西市といった状況であった。名古屋のカプセルホテルは安いものの、さすがにちょっとパスである。次に安いのは鷲津であるが、ここは静岡県。まだ宿泊したことのない岐阜県や愛知県を優先したい私としては、迷いながらも却下した。残る二つのうち、松尾芭蕉(1644~1694)の『奥の細道』の終着点である大垣は、個人的に関心がある。しかし、部屋がやや広いのはありがたいとは言え、価格的には微妙なところ。結局、半ば消去法で、豊橋を選んだ次第である。まあ、豊橋は庄内藩酒井氏ゆかりの地でもあり、鶴岡がルーツの一つである私にとっては無意味な場所ではあるまい。こうして、星回りどおり、預金残高がどんどん外へと放出されるわけである。ネコまっしぐら、ならぬ、貧乏まっしぐら、とも言えようか。さて、ようやく今日の本題である。各紙の社説が興味深かったため、二つのテーマに絞って並べてみよう。少年調書流出―逮捕までするとは(朝日新聞 2007年10月16日)鑑定医逮捕 情報提供者の萎縮を恐れる(毎日新聞 2007年10月16日)調書漏洩で逮捕は行き過ぎだ(日本経済新聞 2007/10/16)少年調書流出 取材の基本に問題が多すぎる(読売新聞 2007年10月17日1時27分)少年調書漏洩 医師一人の問題ではない(産経新聞 2007.10.17 03:19)亀田選手処分 視聴率に踊らされた厚化粧ボクサー(毎日新聞 2007年10月17日0時06分)亀田父子処分 持ち上げた周囲にも責任(産経新聞 2007.10.17 03:18)亀田父子処分―あおった者の責任も重い(朝日新聞 2007年10月17日)前者は、奈良県の自宅放火殺人事件で放火したとされる少年を精神鑑定した医師が、少年の供述調書などをフリージャーナリストに見せ、秘密漏示の容疑で逮捕されたことに対する各紙のコメントである。捜査当局側の威圧的な職権行使やジャーナリスト側の落ち度を指摘するものなど、反応はさまざまであるが、「表現の自由」に基づいて商売をしているマスメディアにとっては、まさに死活問題なのであろう。後者も、一見するとボクサーのあり方を問題視しているようにも感じられるけれども、実はマスメディア自体の商業主義をめぐって、「同じ穴の狢(むじな)」が当てこすりをしているのである。毎日新聞が身内のTBSを批判しつつも、さりげなく防戦している点が面白かった。なお、蛇足ではあるが、私個人はプロ野球同様、ボクシングには全く興味がない。カメダ・・・と言えば、新潟にある製菓会社とか、『砂の器』の亀嵩(カメダケ)とか、そのパロディーの『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の蒲田(カマタ)などを思い出してしまう。