テーマ:最近観た映画。(38848)
カテゴリ:動物の解放・動物の権利を考える
翌朝。京極邸の庭がなにやら騒がしい。
ジェフが起きてくる。 ジェフ:おはようございます。朝からにぎやかですね! 京極:やあジェフくんおはよう。 あんたのために鶏をしめとこう思うてな。 山岡:どうだいいい鶏だろう!? ジェフ:(鶏を見ながら)へえ、これは旨そうだなぁ。 ゆう子:まあジェフったら、よだれのたれそうな顔をして! ジェフ:ええ?えへへへ・・・。 山岡、京極、ジェフと三人で鶏を二羽しめる。 山岡:俺達ずいぶん残酷だな・・・・。 鶏を殺すなんてさ。 ジェフ:何を言いたいのか分かりますよ!鯨を殺すのも 鶏を殺すのも同じじゃないかと言うんでしょう!? それは違いますよ。鯨は人間の次に賢い動物だ、 鶏や牛とは違います!! 山岡:ジェフ、その言い方はおかしいんじゃないか!? 賢かったら殺してはいけなくて、賢くなかったら 殺していいなんて! ゆう子:そうよ。鯨だってこの鶏だって、同じ一つの 生命であることに変わりはないわ。 殺していいとか悪いとか、私たちが決める権利はないわ!! 山岡:賢いとか賢くないとかそんなこと、誰がどうやって決めるの!? そんなの人種偏見とか差別とかと、全く同じ考え方じゃないか! ジェフ:人種偏見だって! 山岡:そうだよ、いかなる理由にせよ生き物の間に殺していいものと 悪いものを決めることは、差別につながるんだ。 しかも自分が殺していい側に属していると思いこんだ時、 人間はこの上なく残虐になる。 その考え方こそ人種偏見と差別のもとなんだ。 ジェフ:そ・・・、それじゃ山岡さんはなんなのさ! 魚を食べ、牛肉を食べ鶏を食べ、その上それを 旨いのまずいのと言ってさ! そんなの犯罪でしかないじゃないか! 山岡:そうだよ、俺はとても罪深い人間だ・・・。 俺だけじゃない。ジェフも栗田くんも京極さんも・・・。 人間という人間は全て罪深い存在なんだ。 どんな生き物でも、どんなに小さな道ばたの雑草でも、 自分が生きるためには一生懸命だ。 生きたいと強く願う気持ちに、植物も動物も変わりはない。 その命あるものを食べなければ、人間は一日とて 生きていけない罪深い存在なんだよ。 菜食主義者だって決して無罪ではない。 牛を殺してもいいが、鯨を殺してはいけないなんてことが あるもんか!両方有罪だ! 生命あるものを殺さなければ生きていけない人間が、 生まれつき背負った罪なんだよ! ジェフ:生まれつき背負った罪・・・。 京極:うむ・・・、仏教ではそのことを業と言うな。 山岡:そう・・・、人間は業というか生まれつきの罪というか、 そういうものを背負ったとても悲しい生き物なんだ。 その人間の本質を無視した捕鯨禁止論なんて、 愚劣なたわごとでしかないんだよっ! ジェフ:う、ううっ・・・。(つづく) ところで話は変わるんですけど、 先日、成人の日に「アース=earth)を見てきました。 例によって50歳以上の夫婦割り引きで二人で2000円でね? よくぞ撮りましたね、という映像が満載でした。 その中には、肉食動物が獲物をとらえるシーンもありました。 よく撮ったなぁ、と感心します。すごいです。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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