テーマ:正しい食育ってなに?(1637)
カテゴリ:生活習慣病について
タイトルの「塩を減らそうプロジェクト」の紹介頁には
以下のような記述があります。 日本に約4,000万人いるといわれる高血圧は、自覚症状がないため放置されることが多く、そのために脳卒中・心筋梗塞などを引き起こし、寝たきりの原因にもなっています。その高血圧を引き起こす主な要因としては、食塩の過剰摂取が挙げられており、日本人は世界的にも食塩摂取量が多く、このような塩リスクが高いと考えられています。 「塩を減らそうプロジェクト」では、高血圧治療の基本である、「一、に減塩、二、に運動、三、に薬物治療」をもとに、塩の摂取を減らすとともに、塩を体外に排出することで、体内減塩化を図ることの重要性を啓発していきます。このような活動を通じて、日本の高血圧患者さんのクオリティ・オブ・ライフの向上を目指します。 http://www.shio-herasou.com/project/index.html こんなプロジェクトを立ち上げたところで、 高血圧になる人は減らないと為谷は思っています。 なぜなら高血圧になる原因はほとんどが塩が原因ではないからです。 【関連ブログ記事】 1-15 塩分は少ないほどよいのか 「塩分不足で体調がすぐれない人」のことが気にかかる。 「塩分のとりすぎはいけません」との指導がさかんである。高血圧になるというのだ。そのため、とりすぎを警戒している人がたくさんいる。 私は、塩分をへらそうとは、まったくといっていいほど考えていない。それどころか、暑すぎる日には塩(自然塩)をなめることもある。海の成分に近い塩なら、多少とりすぎても害はないと思っているからだ。 私が「塩分はそれなりに必要」と考えてきたのは、つぎの2つの理由による。 ひとつは、減塩は肉食では必要だが菜食では不要と思っていたためだ。肉にはナトリウムが多く、また、塩の主成分も塩化ナトリウムである。だから、肉食の人が塩分をとりすぎると、ナトリウムが過剰になり体によくないとされている。いっぽう、穀物や野菜にはカリウムが多く、菜食はナトリウム不足になりやすい。 つぎは塩と食事に関する歴史的事実である。私は、食事や生活習慣については、明治以前(近代化以前)のものに、正しいものが多くあると思っている。実は、むかしの日本人は十分に塩分をとっていたのである。そのことを、16世後半に日本にきたバードレ・ロレンス・メシヤという人が書きのこしている。 「その食物は他の諸国民と異なり、果物も甘い物も食わぬ。また油、酢または香料の加わった物は食わぬ。牛乳と乾酪(チーズ)は有毒なものとして嫌い、ただ塩のみで味をつけ、ある地方では塩が食料品である。大多数の人は米と各種野の草と貝類を沢山食い、野の草と貝類及び塩を以って養を取る者が多い。」(牛尾盛安『塩 自然塩と化学塩』) 菜食中心の日本人は十分に塩(自然塩)をとっていたのだ。 私は塩分のとりすぎを気にせず十分にとってきた。それで体調もよく血圧も正常である。塩分不足の人はいきおいがなく、いつも疲労感、脱力感、けんたい感に悩まされるという。もしそのような人がいるなら、考えなおしたほうがよいのではないか。厚生労働省は1日10gと指導しているが、自然医学の第一人者である森下敬一氏は、自然塩を「最低でも1日20g、できれば30g摂りなさい」と指導している。 http://blog.livedoor.jp/kenko856/archives/cat_50014406.html ガンの予防には「禁煙をすること」が入っています。 つまり、タバコだけを悪者にしているわけです。 こういうのをスケープゴートと言いますね。 塩もスケープゴートにされたんだと思います。 塩だけを高血圧にかかる原因であると、悪者に祭り上げて、 ほかの原因食品を隠蔽している、ということではないでしょうか? 【送料無料】 日本人には塩が足りない! ミネラルバランスと心身の健康 / 村上譲顕 【単行本】 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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