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─ 灼熱 ─

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2004年10月04日
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テーマ:本日の1冊(3364)
カテゴリ:カテゴリ未分類


『公安警察の手口』(ちくま新書・680円)という本が今週の金曜日から発売されるらしいです。
著者は「一水会」顧問という自称「右翼」の鈴木邦男氏です。

別に鈴木邦男氏のことなどどうでもいいんです。「朝生」などのテレビ番組でたまに観るだけだけど、好きでも嫌いでもない。
ただ、この本には興味がある(まだ内容はわからないけど)。

ちなみに「一水会」というのは、日本人3人がイラクで人質になりましたが、その中の1人だった渡辺修孝氏が昔、活動していた組織です。
……まあ、この話はいいでしょう。


〈ガサ入れ、尾行、スパイ養成。 謎のヴェールに包まれている公安警察。彼らはどんな手法で捜査を行うのか? その実態を検証する。〉


このように本の帯には書かれてあるらしい。
そしてカバーの見返りのとこには次のようにあるとのこと。


〈急速に監視社会化が進む日本。少しでも体制に楯突けば逮捕される時代になりつつある。こうした状況のなかで、不当逮捕を繰り返し、統治機構の末端で暴力を行使しているのが公安警察である。しかし、その捜査手法は謎に包まれており、実態は明らかになっていない。いったいヴェールの向こう側では何が起きているのだろうか? かつて赤報隊事件で公安警察の濡れ衣を着せられた経験を持つ著者が、その捜査手法や権力構造を照射し、知られざる公安警察の〈真実〉を追究する。〉


面白そうじゃないですか。
次は目次です。

============================
まえがき
序 章 やりたい放題の公安警察
第一章 公安警察の論理
第二章 組織構造と歴史
第三章 「潜在右翼」の発見
第四章 共産党へのスパイ作戦
第五章 新左翼へのスパイ工作
第六章 ガサ入れ、尾行、張り込みの実態
第七章 監視社会のゆくえ
あとがき
============================

という興味深い内容のようなので、金曜日(発売日)になったら買うことにしました。
というのも、現在日本は急速に「監視社会」へ向かっていると私自身が感じているからです。
で、その背後にいるのが「公安」である、と。
これには注意が必要でしょう、と思っているんです。

現在日本では、「共謀罪」という“犯罪の実行行為が行われなくとも、相談や確認をしただけで処罰できる法律”が新設されようとしています。 
これは、「未来に起きるかもしれない犯罪で、いま逮捕される」可能性がある法律なんですね。

以下に東京新聞の2004年8月23日の“『超監視社会』の前夜?”という記事を紹介しましょう。(…と思って投稿したんだけど、いつものごとく文字数オーバーとなってしまったので、この部分をカットしてURLの紹介だけにします)



『超監視社会』の前夜? 標的は…労組と市民団体
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20040823/mng_____tokuho__000.shtml



このほかにもこの件について詳しいサイトがありますので、以下にいくつか並べておきます。
興味のある人はご覧になったらどうかと思います。

============================

冗談も言えなくなる共謀罪の新設
http://www.ne.jp/asahi/manazasi/ichi/kyoubou/kyoubou0402.html

共謀罪が適用される法律名・罪名
http://www1.neweb.ne.jp/wb/zinken/kyoubou.html

共謀罪―5つの質問―
http://www.jlaf.jp/iken/2004/iken_20040115_02.html

============================

「共謀罪」については以上です。

最後に『公安警察の手口』の著者、鈴木邦男氏のサイトから本の説明部分を転載します。



公安警察の手口


 よく本になったなーと、今でも思います。特に、タイトルです。『公安警察の手口』です。別に僕が無理押ししたわけじゃありません。40年、公安には苛められ続けてきたから、その復讐か、と思われては困ります。そんな個人的な感情は脱却しています。もっと広い視野から書いたつもりです。

(略)

 ところが、『公安』の方は、原稿を書き上げてからが大変でした。一気に冬休みに書き上げたのですが、270枚を書くとなると、どうしても中途でダレてきたり、話があっちこっちに飛んだり…となる。「そこは書き直して下さい」「ここはダメです」と、担当者にビシビシと言われた。さらに、「組織と歴史も書きましょう。至急、書いて下さい!」と言われ、調べ直し、いろんな人に取材し、聞いたり…と大変でした。とりわけ今年は暑い夏なのに、さらに暑くなりました。
 多分、半分以上は書き直しをしました。こんな体験は初めてです。とても自分の力の限界を超えてるよ。もう、ムリだよ。と何度も思いました。「こんな危ない本は出せるのか?」という不安よりも、「自分の力じゃ、書けないんじゃないか」という不安の方が大きくなりました。でも、この不可能に挑戦し、やり遂げなければ、ライターとしての新しい一歩はない。そう覚悟し、歯を喰いしばりながら、書き続けました。


(2)日本「最後のタブー」だわ、公安は…

 それからは苦労でした。資料を集め、人に聞き、さらに「ああでもない」「こうでもない」と、自問自答を繰り返し…と。さらに相手(公安)は、厚いヴェールに包まれている。人員も、何をやってるかも発表しない。殺人や強盗を捜査する刑事警察ならば、分かる。裏金などの不祥事があっても、バレるし、責任者が処分されるし、上の人間も顔を見せて謝罪する。

 ところが、公安警察は全く顔が見えない。公安は全てが「裏金」だし、存在自体が「不祥事」だ。隠密のように、姿をかくし、スパイを育てている。左右の「過激派」だけでなく、おとなしい公党の共産党にまで、それをやっていて、膨大な金と人員を投入して、スパイを養成している。公安のスパイになった党員で、自殺した人もいる。しかし、誰も責任をとらない。「こんなことはやめよう」「公安なんかいらない」と言う人もいない。マスコミも、公安の問題だけは避けて通っている。

 ある意味では、日本最後の「タブー」だ。誰もそれに手をつけない。
 「でも、過激派がいるから、取り締まりのために公安はいるんだろう」「危険から我々を守ってくれてるんだろう」と反論する人もいるだろう。そう思う気持ちは分かる。しかし、殺人事件を追い、交通事故を調べる警察とは全く違うんだ。「人間が何を考えているか」を調べ、監視しているのが公安なのだ。人の心をのぞきこんで、取り締まろうとしている。それは本書を読んでもらえば分かる。

 又、公安があることによって、左右の活動家も疑心暗鬼になって、「こいつはスパイじゃないか」と思い、内ゲバをやったり、暴走したりする。そうした事件の数々も紹介した。さらに、一般の市民運動や、ボランティア活動にまで、網を張って、監視社会化を強めている。

 大体、60年代後半の、学生運動が激しい時に、それらを力で叩き潰すべく、公安は人員、予算が急増した。しかし、今、学生運動も左翼も右翼もない。「ない」と言い切ってしまっては正確じゃないか。少なくとも当時の千分の1、あるいは1万分の1しかない。ところが、公安は昔のままだ。いや、人員も予算も増えている。
 これは奇妙なことだ。「いや、まだオウムがいる」「革マルがいる」「潜在右翼がいつ暴発するか分からない」「国際テロもある」…と、理屈をつけて、公安は自らの存在と必要性を認めさせ、居直っている。そして最近は、「国際テロ」をことの他、強調している。「スペインの列車事故のようなことが明日にも起きるぞ」「まだまだ過激派いる。爆弾魔がひそんでいるぞ」「アルカイーダとつるんでる奴らが日本にもいる」…と、大声で喚いている。
 そうした情報の嵐の中で、人々は毎日、〈洗脳〉されている。「そうか。そんなに危ないのか。だったら公安は必要だ」「何といっても〈安全〉が大切だ。少しくらい、不自由になっても仕方ない」…と思っている。

 たとえば、渋谷や新宿の町で、警察官が通行人を呼びとめ、いきなり、「カバンの中を見せろ!」と言っている。言われた人も、警察に逆らっても無駄と思い、おとなしく荷物を見せている。しかし、20年前、いや10年前だったら、暴動になってた。「警察国家化を許すな!」「戦前の暗い時代に戻すのか!」と。

 しかし今は、そんな怒りの声も起きない。闘う学生運動、労働運動もない。そして、公安警察だけは、どんどん強大化している。「いや、外国人犯罪は増え、少年犯罪も増えている。ストーカー、痴漢も多い。子供を虐待する親もいる」と言うだろう。その通りだ。

 何度も言うように、警察は必要だ。だから、公安警察は全廃し、(あるいは最小限度にして残し)、それを全て、刑事警察に回したらいい。こっちの方が警察の本来の役目のはずだ。又、刑事警察は人手が足りなくて困っているのだ。
 ところが、そんなことはしない。公安はエリート意識が強い。そして、刑事警察をバカにしている。「人殺しや強盗が捕まらなくても国家はビクともしない。しかし、左右の過激派は国家を転覆させようとしている。俺たちは、奴らから日本を守るために闘っているんだ」。そういうエリート意識だ。歪んだ〈愛国心〉だ。

 それに、警察内部でも公安はエリートだし、出世コースだ。そうした問題もこの本の中では書いた。このエリート意識に対しては他の部署からの反撥もある。「公安警察と刑事警察」の対立といわれる構図だ。それらについても書いた。


(3)よく、こんなタイトルを付けたね。「手口」なんて

 それにしても、このタイトルで、よく出してくれたと思う。だって、「手口」といったら、いい意味はない。「犯罪の手口」「殺しの手口」というように、〈悪の手法〉だ。公安に喧嘩を売っている。

 はじめ、担当者は、『公安の手口』という本を書いて下さいと言ってきた。『公安の手口』か。いい。ゴロもいい。スッキリしている。こりゃ、凄いと思った。ところが、「公安」だけでは、何のことか分からない人も多い。僕ら運動家にとっては「公安」といったら、すぐにピンとくる。だから、『公安の手口』と聞いて、ヒャーと思ったのだ。でも、一般の人々はちょっと分かりにくい。

 それに、最近警察を批判する本や、告発本が多い。宮崎学もよく書いている。全部、刑事警察の不祥事を暴いている。こっちは、公安警察の不祥事を書いている。だったら、『公安警察の手口』と書いた方が、分かりやすい。そういう結論になった。
 「しかし、こんな危ないタイトルで大丈夫ですか」と聞いた。「ウーン」と担当者は言っている。
 「もし、これでダメなら、もっと温和なタイトルでもいいですよ。要は、この本が出ることが先決問題ですから」と僕ははつい弱気に言っちゃった。

 たとえば、『公安警察の手法』『公安警察のお仕事』『公安警察の方々』…でもいいですよ。『公安警察の皆様、ご苦労さま』でもいいし。なんて言っちゃった。
 「でも、そんなことを考える時点で、もう負けてますね」
 と担当者にピシャリと言われた。叱られた。
 あっ、そうか。と僕も目が覚めた。よし、じゃ、「手口」で行きましょう。「手口」しかないですね、と僕も腹をくくった。
 そして、タイトルなどを決める会議も通り、校閲も通り、無事、『公安警察の手口』誕生となりました。バンザーイ!

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/2207/2004/shuchou1004.html









最終更新日  2004年10月04日 20時52分39秒
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