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2005年06月05日
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ガスプロムは、ソ連崩壊後に国家財産を引き継いで設立された「準国営」の世界最大の天然ガス企業であり、ロシアのガス生産の約9割を採掘し、国内のパイプライン網を独占する巨大企業である。ガスプロムからの税収は、ロシア政府(国家)歳入の約25%を占めているという恐ろしい規模である。従業員数は33万人で関連企業を含めると数百万人になる。


ロシア政府は現在、ガスプロムの株式38%を所有しているが、ロスネフチとの合併が白紙になったことで出資比率を現在の38%から50%以上に引き上げる(予定)。ロシア連邦政府の保有比率が全体の35%を下回らないこと、外国企業による保有比率が20%を超えないことが定められている。(ガスプロム株は、ガスプロム・インベストホールディング、ガスプロム・ファイナンス、ガスプロム・バンクなど関連会社と思われる企業が10%以上保有している:03年)

ガスプロムは天然ガスの大部分をパイプラインによって欧州に輸出しており、ロシアからの欧州向け天然ガスの約8割が通過するのが「ガスの女王」が首相を務める隣国ウクライナである。ガスプロムは欧州に流通する天然ガスの約25%を供給している。

※ レオニード・クチマ前大統領の義理の息子であるヴィクトル・ピンチュークは、ウクライナで2番目の富豪といわれ、ウクライナの多くのメディアを“コントロール”している。首相のユリア・ティモシェンコもウクライナの新興財閥の1人である。ティモシェンコは、95年から97年まで「ウクライナ統一エネルギーシステム」の社長を務めた。


ガスプロムが創設されたのはソ連石油ガス工業省が廃止された89年で、初代社長に就任したのがガス工業相を務めたビクトル・チェルノムイルジンだった。チェルノムイルジンが92年にエネルギー担当の副首相から新首相に任命されると、後任はレム・イワノヴィッチ・ヴャヒレヴ(89年から副社長)が務めた。ヴャヒレヴはチェルノムイルジン首相の盟友だと言われている。

(98年3月チェルノムイルジン首相解任、後任にキリエンコ。同年8月キリエンコ首相解任、後任にプリマコフ。99年5月プリマコフ首相解任、後任にステパシン。同年8月ステパシン首相解任、後任にプーチン。同年12月エリツィン大統領辞任、代行にプーチン。00年5月プーチン大統領就任、首相にはカシヤノフ。04年2月カシヤノフ首相解任、後任にフラトコフ


2001年、ヴャヒレヴが社長を退くと、プーチン大統領の腹心と言えるアレクセイ・ミレル(エネルギー省次官)が後任の新社長に就任した。ミレルが現在のガスプロム社長である。会長がメドベージェフ大統領府長官


● ミレルは1962年にレニングラードで生まれる。(同郷のプーチンは52年生まれ)
● レニングラード金融経済大学を卒業。(プーチンはレニングラード法学部)
● 91~96年、ミレルはサンクト・ペテルブルグ市対外関係委員会勤務。91年から対外関係委員会の議長に就任したのがプーチン副市長(92年から94年が副市長兼対外関係委員会議長、94年から96年までは第一副市長)なので、ミレルはプーチンの部下である。
● 96年、サプチャク市長が市長選で敗れたことにより、ミレルは株式会社「サンクト・ペテルブルグ海港」に移る。(プーチンは大統領府総務局副局長に就任、98年には連邦保安局の長官)
● 99~00年、ミレルは株式会社「バルト・パイプラインシステム」代表取締役。00年8月からはエネルギー省次官。(99年8月にエリツィン大統領はステパシン首相を解任、後任首相候補としてプーチンを指名。同時にプーチンを大統領の後継候補にすると公言、00年にプーチンは当選に必要な投票総数を超える得票で大統領当選)


ロシア国内においてガスプロムは、天然ガス生産で95%、ガス輸送で100%のシェアを誇る独占企業である。ガスプロム以外では、ロスネフチとスルグトネフテガスが天然ガス生産を行なっている。

※ ロスネフチはソ連時代の石油工業省を母体に1933年に設立され、ロシア政府が株を100%所有している国営企業。社長はセルゲイ・ボグダンチコフ(ユガンスクネフチガスの社長にも就任)。会長がセチン前大統領府副長官
確かロスネフチは、「中国石油天然ガス集団公司」と深い関係を結んでいたと思う。それと、既に(2月から)ロスネフチはユコスに代わって中国へ石油輸出を始めてると思われる。
ロシネフチの04年の純益は3億8600万ドル(約400億円)。


上に書いたようにガスプロムの会長がメドベージェフ大統領府長官であり、ロスネフチの会長がセチン大統領府副長官なのである。つまり、長官と副長官が対立している構図が浮かび上がっている。

ガスプロム──メドベージェフ会長・ミレル社長
ロスネフチ──セチン会長・ボグダンチコフ社長

ようするに両社にプーチンが送り込んだ重要人物がいるのだが、この両社は対立している(ように見える)。そして、先日も書いたように、セチン会長のロスネフチがガスプロムとの暗闘で勝利した。ガスプロムは国営化(現在は準国営)されるのである。国営化後のガスプロムをロスネフチがコントロールすることになる(はず)。

さらに今度は、なんとガスプロムが「シブネフチ」を買収する予定であるという。計画では、ガスプロムはシブネフチの株式57.5%を取得するとのこと。シブネフチとは「ユコス」と合併するはずだったユコスが株式の34.5%を保有する民営石油大手である。そう、エクソン・モービル、シェル、BPに続く第4のメジャーになるはずだった、あの「ユコス・シブネフチ」の片割れである。


ロシア政府はガスプロムの保有株を現在の38%から国有化に向けて保有比率引き上げをする、これによってガスプロムは最大80億ドル(約8560億円)の資金を得て、これをシブネフチの買収に投じるらしい。しかし、シブネフチ側は「わが社を買収しようという企業があったとしても、われわれが身売りをする気がない以上、起こりえない」と否定している。…うーむ、でも「起こりえる」のが現在のロシアであろうと思う。ユコスが持つシブネフチの株は、裁判所が資産として凍結している。

ユコスの子会社だった「ユガンスクネフチガス」だって、株式を差し押さえ04年11月にロシア政府はユコスから追徴金(日本円で3兆円)を回収する手段として、ユコスの主力生産を担う子会社ユガンスクネフチガスの株式売却を決定し12月19日に入札を行うと発表、12月19日には予定通り入札を実施したのである。

これを落札したのが“2日前に設立されたばかり”の「バイカル・ファイナンス・グループ」だった。落札金額は93億5000万ドル(約9500億円)。この2日後、ロスネフチがバイカル・ファイナンス・グループを買収したと発表。買収金額は、わずか1万ルーブル(約4万円)。ユガンスクネフチガスはロスネフチ(国営)に買収されたわけである。そして予定では、ロスネフチがガスプロムに統合されるはずだった。だけど、ユガンスクネフチを取り込んだロスネフチがガスプロムをコントロールすることになったと。しかもガスプロムは準国営から国営化。


ロスネフチはガスプロムに統合されることを拒んだわけです。そりゃそうだ、理由ははっきりしている。世界最大のガス企業に統合されればロスネフチなど消えてしまう。ユガンスクネフチを落札すると見られていたガスプロムは、米国ヒューストンの連邦裁判所から、入札3日前の16日に競売参加の中止を命じられてしまった。これによってロスネフチが優良企業であるユガンスクネフチを手に入れた。セチン会長とボグダンチコフ社長の「KGB人脈・シロビキ」による逆転劇がこれを機に現実味が出てきて、本当に逆転してしまったということだろう。

シブネフチを含めてガスプロムやロスネフチが今後どのような展開を見せるのか注目したい。この展開は今後も“ストーカー的”に観察しなければ、現段階では詳しくは解らないのだ……なんせ日本語によるロシアの情報(記事)は極端に少ないのである。


2001年の総資産ベースの「ロシア企業ランキング」では、00年1位だった「ルクオイル」を抜いて、総資産139億6700万ドルでガスプロムが1位になった。00年のガスプロムの総資産は59億ドルだったので2倍以上の急激な増加である。
前年トップだったルクオイルは、94億ドルから88億ドルに資産を減らし3位となっている。
驚くのがユコスである。ユコスは00年に14億ドルだった資産を01年には6倍以上の87億ドルに増やし4位に急浮上した。

同年01年に発表された「2000年度の純利益ランキング」では、トップがルクオイルの34億ドル。2位がユコスの33億ドルである。00年はプーチンが大統領に就任した年である。ガスプロムは21億ドルで3位。ユコスは、00年度には既にガスプロムよりも儲けていたわけである。

ルクオイルは91年に国営石油会社3社を統合して設立。社長は石油ガス工業省高官であったワギト・アレクペーロフ。03年のキャンプデービッドでのブッシュ大統領とプーチン大統領の首脳会談では、ルクオイルのアレクペーロフの姿があった。パパ・ブッシュがプーチンの保養地ソチを訪問したときにもアレクペーロフがいた。


ルクオイルの04年12月期の売上高は前期比53%増の338億4500万ドル(約4兆757億円)、純利益が同10.8%増の41億1500万ドル(約4362億万円)。

※ 03年のガスプロムは史上最高の業績をあげ、収入は29%増加、純利益は2.7倍、株価は60%上昇。欧州諸国へのガス輸出量は、金額にして160億ドルと史上最高を記録。
株価の総価値額は、99年の46.7億ドル、00年には79.4億ドル、01年は113.5億ドル、02年が204.3億ドル、03年が269.9億ドルであり、なんと、この4年間の平均年間上昇率は55%という恐るべき驚異的な上昇だった。

「ガスプロム」「ロスネフチ」「ユコス」……これらに共通するのが日本に関係する「サハリン・プロジェクト」「東シベリアの資源開発」、そして「太平洋石油パイプライン・プロジェクト」です。さて、どうなることやら。



ロシアのエネルギー動向
http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200506010000/







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最終更新日  2005年06月05日 13時01分22秒
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ロスネフチ,06年中旬にもIPO   HEAT1836 さん

ロスネフチ,06年中旬にもIPO(ロシア)

経済発展商務省は、国営の石油会社ロスネフチを06年中旬にも株式公開(IPO)に踏み切る意向であることを3日明らかにした。

同省では、ロスネフチの上場を成功させる前に、政府としてガスプロム株10.74%の取得とユガンスクネフチェガスとロスネフチの統合を急ぐ必要があるとしている。

しかしながら、ロスネフチのユガンスク社吸収には最低でも1年は必要と見られ、ガスプロム株の取得についても今の所、その取得価格すら確定できない状態にある。

http://www.cpgbaltics.com/modules/news/article.php?storyid=573

(2005年06月06日 10時43分49秒)

Re:ガスプロム(06/05)   Sanzo- さん
 HEATさんの記事を見てるからかもしれませんが、この手の記事って、産経系が多いのでしょうか。
IPOほしいですね~。
 
 最後の赤い文字で書かれている各プロジェクトは、あまり進まないような気がします。HEATさんもそう思っているのでは?
 中国の最近の強気もロシアのバックアップがあっての事だと思います。原油の高騰も、販売元であるロシアにとっては笑いが止まらないだろうと思います。
すでに、日本の援助もそれほど必要ではなくなり、どちらかといえば、今後需要が増えていく中国に中心をおくのは当然でしょうね。兵器も言い値で買ってくれそうですし。
 気になるのは、やっぱりこういう時って、ドルで決済するんでしょうか。今後はユーロに比重が移っていくようですね。ロシア-中国だったらユーロでも全然問題ないし。

 こうなると、日本は、ますますアメリカべったりですね。
(2005年06月06日 23時35分32秒)

言い忘れ   Sanzo- さん
海外の社名のマークってカラフルで、かっこよく見えます。 (2005年06月07日 00時09分23秒)

【Sanzo-さんへ】   HEAT1836 さん

Sanzo-さん、こんにちは。

>HEATさんの記事を見てるからかもしれませんが、この手の記事って、産経系が多いのでしょうか。

産経系が多いというか、共同通信(とかロイター)が記事にして配信することで多くの日本の新聞社が記事にしますが、「この手の記事」を共同が記事にしていない?のが原因じゃないか思います。産経系でも記事としてウェブ上に載るのは、「FujiSankei Business i.」が多いようです。ですから私は、「バルトジャーナル」やロシアの情報を多く載せているブログなどを読んで情報を頭に叩き込んでます。


>最後の赤い文字で書かれている各プロジェクトは、あまり進まないような気がします。
>HEATさんもそう思っているのでは?

いろいろと問題は多いみたいですよね。昨日(6日)は「東邦ガス」が、「サハリン2プロジェクト(=ロイヤル・ダッチ/シェル)」から、LNGを購入することを正式に発表していました。2009年から24年間、最大で年間50万トンを購入するとか。

http://www.tohogas.co.jp/press/452.html

Sanzo-さんも言うように、各プロジェクトは時間がかかると思います。ただ莫大な金額が「投資」されてますから、進んでいくのも確かだと思ってます。


>気になるのは、やっぱりこういう時って、ドルで決済するんでしょうか。
>今後はユーロに比重が移っていくようですね。
>ロシア-中国だったらユーロでも全然問題ないし。

仰る通りで、ドルで決済する必要性はないでしょう。中国政府(温家宝の指示により)は、豊富な外貨準備高(3月末現在で約70兆円)で備蓄用の原油を大量に購入し、備蓄を増加させる計画で動いてます。ロスネフチにとってもオイシイ計画でしょうね。

(2005年06月07日 14時57分39秒)

Re:言い忘れ   HEAT1836 さん

>海外の社名のマークってカラフルで、かっこよく見えます。

確かにそういう印象はあるかも(笑)
でも、世界の「トップ企業」には「かっこいい」のは無いみたいです。

参考(トップ10=シティからトヨタまでの画像があります)
http://plaza.rakuten.co.jp/HEAT666/diary/200504010001/

(2005年06月07日 14時58分39秒)

Re[1]:言い忘れ(06/05)   Sanzo- さん
HEAT1836さん

こんな記事もありますね。
「プーチン“紅衛兵”6万人集め旗揚げ、野党勢力を敵視」
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050605i315.htm

何かが、変わってきているのでしょうか。 (2005年06月07日 23時09分06秒)

Re:プーチン“紅衛兵”    HEAT1836 さん

Sanzo-さん、この記事を読むと、私は「ヒトラー・ユーゲント」を連想してしまいますけど、なんでしょうかね。

もう少し詳しい記事を読みたいところですが、それも無いようです。

“革命予防”的な動きにも見えますよね。

プーチンが後見人で大統領府が作り上げた(読売)ということ、「ヒトラー・ユーゲント」に似ていると見て取れることなどから、軍事組織、或いは戦闘組織へと変貌していくことも考えられます。(既に軍事組織なのかな?)

せめて「街頭行動を決行」したときの写真くらいは見たいですよね。じゃないと、軍隊をイメージさせる組織なのかすらよくわからない。

でも、他社の記事がないことから、今後、詳しい情報が出てくる可能性も低いかな。

※ 参考

【ロシアのノーベル賞作家ソルジェニーツィン氏が5日・・・「経済的な不満もあって1917年のロシア革命前と同様、国家と社会の対立が強まっている」とも語った】
【ウクライナの「オレンジ革命」など、旧ソ連諸国での民主化の波がロシアに及ぶ可能性も「否定できない」と述べた。】

http://www.asahi.com/international/update/0606/008.html

(2005年06月08日 05時48分06秒)

Re:Re:プーチン“紅衛兵”(06/05)   Sanzo- さん
HEAT1836さん
>Sanzo-さん、この記事を読むと、私は「ヒトラー・ユーゲント」を連想してしまいますけど、なんでしょうかね。


確かにほかに記事がありませんね。なぞですね。 (2005年06月08日 22時46分48秒)

ロスネフチ‐ガスプロム,合併が一歩前進   HEAT1836 さん

ロスネフチ‐ガスプロム,合併が一歩前進(2005-6-9)

ロシアの連邦資産局は8日、国内最大手天然ガス会社ガスプロムとの合併を踏まえ、国営の石油会社ロスネフチ株100%をロスネフチェガスへ譲渡したことを明らかにした。

ロスネフチ‐ガスプロム合併計画は、中央政府にガスプロムを実質支配できることを許すことを意味する。

合併の為とも言える特別に設立されたロスネフチェガスへロスネフチ株を完全に譲渡させる為に、ロスネフチェガスでは新に新株を発行し、調達した資金はその支払いに振り向けたとしている。

http://www.cpgbaltics.com/modules/news/article.php?storyid=580

(2005年06月10日 18時23分45秒)

サハリン2、ロシア政府系企業が2番手へ ガスプロム、事業会社株25%取得   HEAT1836 さん

サハリン2、ロシア政府系企業が2番手へ ガスプロム、事業会社株25%取得
2005/06/11 01:36

【モスクワ10日藤盛一朗】ロシア政府系の天然ガス独占企業「ガスプロム」幹部は十日、サハリン大陸棚石油・ガス開発「サハリン2」の事業会社株を25%強取得することを表明。また、「サハリン1」への参入に意欲を示した。

タス通信などに対して述べた。「サハリン2」の運営中心企業である英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルとの株譲渡交渉がまとまり近く調印する。ガスプロムは株取得率で三井物産を上回り、シェルに次ぐ二番手企業として同事業の中軸を担う。これにより、日欧企業による「サハリン2」の独占は崩れる。

ガスプロムによる株取得は、天然資源に対する国家管理を強めるプーチン政権の意向を反映している。政権寄りの同社の参入は、二○○七年を予定する液化天然ガス(LNG)輸出に向けた事業の円滑化につながるとみられている。

一方、同社は中国の国営石油ガス会社と昨秋提携関係を結んでいる。「サハリン1」の天然ガス輸出計画では北海道経由の日本ルートと中国ルートが競合しており、同社の参入が決まれば中国ルート採用に拍車がかかる可能性が大きい。

http://blog.livedoor.jp/ayaka222a/archives/24864919.html

(2005年06月14日 04時37分50秒)

露政府,ガスプロム株10.74%を71億5000万ドルで取得へ   HEAT1836 さん

露政府,ガスプロム株10.74%を71億5000万ドルで取得へ(ロシア) (2005-6-16)

中央政府では、ガスプロム社の役員会に対し、ガスプロム株10.74%を71億5000万ドルで売却するよう求めていることが明らかになった。

経済開発商務省のAndrei Sharonov次官は15日、産業エネルギー省そしてその他の省庁などで、既にガスプロム株の購入価格は承認されていると述べた。

ガスプロム株の正当な取得価格を巡っては、モルガンスタンレー、ドレスナーなどを含む複数の金融機関などからの意見を求め、最終的な金額の算定がなされたとされている。

http://www.cpgbaltics.com/modules/news/article.php?storyid=588

(2005年06月16日 14時20分14秒)

ガスプロム、政府に株売却   HEAT1836 さん

ガスプロム、政府に株売却
国家の資源支配強まる

【モスクワ17日共同】世界最大の天然ガス生産・供給会社であるロシアのガスプロムは16日、取締役会を開き、自社株10・74%を2035億ルーブル(約7800億円)で政府に売却することを了承した。

ロシア政府は現在、ガスプロム株式の38%超を、政府系企業も約1%を保有している。今回の売却で政府の実質保有率は50%を超え、プーチン政権は戦略的に重要なエネルギー分野への国家支配を一段と強める。

ガスプロムは世界の天然ガス埋蔵量の約4割を保有、世界の20%超に当たる量を生産する。

ロシア政府は当初、ガスプロムと国営石油会社ロスネフチを合併させ、石油、天然ガスを一元管理する方針だった。しかし、政権中枢の利権争いから合併計画は破たん。政府はガスプロム株式を取得することで天然ガス分野を支配下に置き、石油分野はロスネフチを通じ分割管理することになった。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20050617/fls_____detail__021.shtml

(2005年06月18日 00時05分46秒)

英蘭シェルと住友商事、露ガスプロムのLNGプラント事業に参加へ   HEAT1836 さん

英蘭シェルと住友商事、露ガスプロムのLNGプラント事業に参加へ (ブルームバーグ)
2005年6月23日(木)01時25分

6月22日(ブルームバーグ):英蘭系石油大手のロイヤル・ダッチ・シェル・グループとフランスのトタル、住友商事の3社は、ロシアの準国営天然ガス会社ガスプロムがシュトクマン・ガス田(北部バレンツ海)で100億ドル(約1兆900億円)かけて開発するLNG(液化天然ガス)プラント計画への参加を申し出ている。シェルのガイ・オウテン執行副社長が22日、モスクワで記者団に明らかにした。

シェルのオウテン氏は、同社は「早急に」ガスプロムに事業参加案を提示する意向だと述べた。ただ、出資比率については言及を避け、「引き続きスワップ契約やその他のビジネス機会にも目を向けていく」と語った。
 ガスプロムはシュトクマンガス田のLNGをタンカーで輸出し、2010年には米国市場に参入したい構え。また英国と欧州への供給拡大も視野に検討している。ガスプロムはこうしたプロジェクトの提携先企業を年内に選出する意向。

ガスプロムのイゴール・メシェリン事業部長はモスクワで記者団に対し、同社はトタルと住友商事との間で、同社がシェルやその他提携企業候補と交わしたものと同様の暫定合意を結ぶ計画だと語った。

http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/mn_jbntext.html?id=23bloomberg15aA3wQyA5l91A

(2005年06月23日 20時17分35秒)

露ガスプロム、対欧輸出が過去最高に 04年度29%増益   HEAT1836 さん

露ガスプロム、対欧輸出が過去最高に 04年度29%増益
FujiSankei Business i. 2005/7/14

 世界最大の天然ガス企業、ロシアのガスプロムの2004年度決算は、売上高が前期比19%増の9768億ルーブル(約3兆7128億円)、純利益が同29%増の2057億ルーブル(約7816億円)となった。欧州向けの輸出高が過去最高を記録したほか、国内の天然ガス価格の上昇が収益を押し上げた。

 ブルームバーグによると、ガスプロムの昨年度の欧州への天然ガス輸出量は前年度比9%増の1532億立方メートルに達した。またロシア以外の旧ソ連諸国は同49%増の657億立方メートル、ロシア本国への供給量は同1.1%減の3057億立方メートルとなった。

 一方、ロシア政府が現在、世界貿易機関(WTO)加盟に向けた準備の一環としてロシア国内の天然ガス価格を海外と同等の水準に引き上げつつあることから、ロシア国内での売上高は供給量の減少にもかかわらず前年度比34%増となっている。

 また、ロシア政府はガスプロムの株式保有比率を50%に引き上げるため同社の株式10.74%を取得しており、政府は近く70億ドル(約7770億円)をガスプロムに支払う。

 ガスプロムはその資金で石油会社の買収を行うとの観測もある。プーチン大統領は8日、ガスプロムが国内石油大手シブネフチの買収交渉を進めていることを明らかにしている。

http://www.business-i.jp/news/world-page/news/200507130006a.nwc

(2005年07月15日 08時48分38秒)

ガスプロム,三井物産と提携協議   HEAT1836 さん

ガスプロム,三井物産と提携協議 (2005-7-18)

国内で天然ガス事業を独占するガスプロムと三井物産の両社が15日に液体天然ガスの生産販売に関し協力していくことで協議を持ったことをガスプロムが15日明らかにした。

会議では、ガスプロムのAlexander Ananenkov会長と三井物産の多田博代表取締役が出席し、今年予定している入札事項について話し合われた。

そのほかの議題には、ガス生産システムの単一化、輸送手段、東シベリア-極東への供給、ロシア東部におけるガス生産施設への三井のもつ技術供与などが盛り込まれていた。

ガスプロムと三井物産は1993年以来の協力関係があり、三井では道路建設機器、パイプ、採掘ディバイスなどをガスプロムへ供給してきた実績がある。

http://www.cpgbaltics.com/modules/news/article.php?storyid=633

(2005年07月21日 06時26分03秒)

露の天然ガス企業・ガスプロム 時価総額11兆円を突破   HEAT1836 さん

露の天然ガス企業・ガスプロム 時価総額11兆円を突破
FujiSankei Business i. 2005/8/5

 世界最大の天然ガス企業、露ガスプロムの時価総額が4日までに、1000億ドル(約11兆1000億円)を突破したことが明らかになった。新興国市場で同額を超える企業規模を持つのは中国の中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)、サウジアラビアの国営化学大手サビックのみ。同社の株式49%の取引が年末までに自由化されるとの見通しから、国内外で同社の株価が急騰している。

 ブルームバーグによれば、3日終値で欧米市場で取引されるガスプロムの米国預託証券(ADR)は過去最高の42.86ドル(約4757円)に上昇。ADRは国内株10株分に相当し、ガスプロム株式全体の4.42%を占めている。ロシア国内で取引される株価は同日、1株96.05ルーブル(約374円)となっており、国内外で取引される同社株式の時価総額は1000億ドルを突破した。

 現在、外国人が売買できるガスプロム株はADRに限られている。しかしロシア政府はガスプロムの株式51%を取得し同社の最大株主としての地位を固めたのち、残りの株式の取引を完全自由化する方針を打ち出している。

 政府はすでに51%株式を取得し、年末までにその取得金額の支払いを終える見通しで、順調に行けば06年初頭には外国人投資家もロシア国内で取引されるガスプロム株の売買が可能になる。


※ 下へ続く

(2005年08月05日 13時21分46秒)

続き   HEAT1836 さん

 7月末時点でのガスプロム株のPER(株価収益率)は8.95で、「同社の経営状況を考慮すれば株価はまだかなり割安」(市場関係者)とみられている。ガスプロムは世界最大の天然ガス産出量を持つロシア政府の資源輸出政策の中核を担っており、4-6月期決算における同社の純利益は欧州への好調な輸出増や天然ガス価格の値上がりなどを受け、前年同期比2倍強の415億ルーブル(約1618億円)に達した。

 ただ、ガスプロムが今後どれだけ安定した成長をするかは不透明な部分がある。ロシア市場の有力銘柄だった石油大手ユコスは、元社長とプーチン大統領の軋轢(あつれき)を背景に解体に追い込まれるなど、ロシア企業をめぐる状況は固有の複雑さを抱えている。

 ガスプロムは、プーチン大統領の元側近が役員を務める国営石油大手ロスネフチと経営権をめぐり激しく対立し、最終的に政府はロスネフチを中心にガスプロムをはじめとするエネルギー関連企業を統治する方針を強めており、市場の主導権を失ったガスプロムがどこまで安定成長を遂げられるかには予測しきれない部分もあるといわれる。

http://www.business-i.jp/news/world-page/news/200508050005a.nwc

(2005年08月05日 13時22分12秒)

露ガスプロム、石油企業買収か シブネフチと合意 石油・ガス兼営へ   HEAT1836 さん

FujiSankei Business i. 2005/8/23

露インタファクスは、天然ガス世界最大手の露ガスプロムが、同国石油第5位のシブネフチ買収で同社と合意したと報じた。ガスプロムは石油企業買収で、欧米メジャー(国際石油資本)並みの石油・天然ガス両部門の兼営を目指していた。

買収に関する一連の報道を受け、シブネフチの株価は19日までの1週間で約20%上昇した。

同通信は関係者の話として最終的な条件については折り合わなかったものの、両社が買収交渉で基本的に合意したと伝えている。またブルームバーグによれば、ガスプロムは現在、蘭ABNアムロ、独ドレスナー・クラインオート・ワッサースタインにシブネフチの経営権取得のため総額100億ドル(約1兆1000億円)の融資を受けるため調整を行っていると報じた。ただ、両社は買収合意の報道を「憶測に過ぎない」と否定した。

ガスプロムは今年1-7月でロシア全体の天然ガス産出量の85.6%にあたる3194億立方メートルを生産。同社は欧州全体のガス流通量の約25%のシェアを確保している。ロシアは世界最大の天然ガス埋蔵・生産国で、ロシア政府はガスプロムの株式51%を取得し、同社を通じ国際資源市場への関与を深めている。

また、ガスプロムのミラー最高経営責任者は6月、今後5年以内に石油・天然ガスの両部門で世界最大のエネルギー生産企業になることを目指すと表明しており、石油分野の事業拡大が急務となっていた。同社はこれまで、石油大手ユコスの生産子会社買収を計画していたが、失敗。その後、中堅石油会社のシブネフチの買収に向けた働きかけを行っていた。

シブネフチを所有するロシア人富豪、ロマン・アブラモビッチ氏は、政治的な影響の強い資源ビジネスから手を引きたいとの意向を示していたと伝えられている。

http://www.business-i.jp/news/world-page/news/200508230004a.nwc

(2005年08月23日 11時02分04秒)

露ガスプロム:45億ドルの起債も、シブネフチ買収に向け   HEAT1836 さん

露ガスプロム:45億ドルの起債も、シブネフチ買収に向け
(ブルームバーグ)
2005年9月21日(水)19時03分

9月21日(ブルームバーグ):世界最大の天然ガス会社、ロシアのガスプロムは、石油会社シブネフチの経営権取得の費用調達の一環として45億ドル(約5010億円)の起債を行う可能性がある。資金調達に携わる匿名の銀行関係者が明らかにした。

ガスプロムによる120億ドル規模の資金調達の幹事銀行関係者らによると、ガスプロムは来週にも、シブネフチの72%買収について、富豪ロマン・アブラモビッチ氏が率いる同社株主グループと合意する可能性がある。ガスプロムのアレクサンドル・メドベージェフ副最高経営責任者(CEO)はこの日北京で、同社が年内にシブネフチを買収する可能性を指摘した。

同社のアレクセイ・ミラー最高経営責任者(CEO)は、石油資産の買収で事業を拡大し、同社を米エクソン・モービルと競合する世界最大の石油・天然ガス会社にしようとしている。

ガスプロム株価はこの日現地時間午前11時現在、前日比2.3%上げて133.85ルーブル。起債について、ガスプロムの広報担当からのコメントは得られていない。

http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/jbntext.html?id=21bloomberg34aJgPmCzKeguU


(2005年09月21日 22時52分38秒)

ロシアのガスプロム、中国がアジア「ナンバーワン」の顧客   HEAT1836 さん

ロシアのガスプロム、中国がアジア「ナンバーワン」の顧客―幹部
(ブルームバーグ)
2005年9月22日(木)16時51分

9月22日(ブルームバーグ):世界最大の天然ガス会社、ロシアのガスプロムは、アジアの天然ガス消費国の中で、ロシアが「ナンバーワン」として優先する顧客は中国であるとの見方を示している。同社の国際セールスを担当するアレクサンドル・メドベージェフ副最高経営責任者(CEO)が述べたもの。

メドベージェフ副CEOは21日の北京でのインタビューで、「何より中国ではガスと石油に対する需要が伸びている」と述べた上で、ロシアと中国が隣接していることも強調した。

初めての合同軍事演習を先月実施した中国とロシアは現在、エネルギー協議を続けている。メドベージェフ副CEOは21日、記者団に対し、ロシアからの中国石油天然ガス集団(CNPC)へのガス供給で協議していることを明らかにした。2010年の供給開始を目指している。

同副CEOは、「投資計画向けに安定した収入を確保するため、事業を拡大したいと考えている。新たな市場を拡大し、アジア諸国との関係を築くためあらゆることを行っている」と話した。

http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/jbntext.html?id=22bloomberg14awFVlZM9zmJ8

(2005年09月22日 21時22分53秒)

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