|
テーマ:ニュース(95840)
カテゴリ:カテゴリ未分類
チェチェン軍ナリチクを攻撃 投稿者 : Chiaki (元のメッセージ) 投稿日時 : 2005/10/13 15:23 チェチェン独立派の主要サイトの一つ「カフカス・センター」は、チェチェン軍コーカサス戦線の諸部隊が、カバルディノ・バルカリア共和国の首都ナリチクのロシア軍・治安機関の諸施設に大規模な攻撃を行ったと伝えている。 チェチェン側によれば、10月13日の朝、カバルディノ・バルカリア戦区を中心とする多数のイスラム戦士が、前もって策定された軍事作戦を遂行すべく首都ナリチクに入った。作戦に参加する戦士の数は特定せず、作戦を遂行するに十分な数としている。チェチェン側報道は、民警署、連邦保安局(FSB)庁舎などが襲撃で壊滅したとし、異教徒・背教者約110名を殲滅したとしている。戦士達はロシア治安機関の武器を戦利品として奪い、街の要衝と出入り口を制圧した。また、作戦で、4人の戦士が戦死した。 また、ロシア側の報道では、ナリチクの戦闘は9:30頃に始まり共和国内務省、連邦保安局(FSB)、民警署、空港、狩猟用品店、刑務所が同時に攻撃を受けた。市内各所で銃撃戦が行われ、爆発音が聞こえている。内務省庁舎および過激派取締・テロリズム対策本部の置かれるナリチク民警第2署は炎上し、FSB庁舎は占領された。 当初、ロシア側は学校と幼稚園が占拠されたと伝えていたが、その事実は証明されていない。子ども達は帰宅させられ、学校は休校状態になっている。街からは住民の大量脱出が続いている。街から住民が出ることは規制されていないが、街に入ることは許されていない。目撃者の証言では、町中にゲリラが横行しているが、対抗する連邦側の部隊は目立たない。ロシア側の公表する数字は錯綜しており、戦死したゲリラの数字はまちまちでつかみどころがない。 http://groups.msn.com/ChechenWatch/general.msnw?action=get_message&mview=1&ID_Message=1801 過激派が空港など同時襲撃、住民数十人死亡 ロシア南部 2005年10月14日00時38分 ロシア南部カバルジノ・バルカル共和国の首都ナリチクで13日朝、100人を超すと見られる武装集団が空港や連邦保安局(FSB)、内務省などの施設を同時に襲撃した。治安部隊と数時間にわたる銃撃戦になり、巻き添えになった市民十数人を含む数十人の死者が出た模様だ。ほぼ制圧した模様だが、武装勢力の一部は警察署に人質をとって立てこもっているという。 ![]() 13日、武装勢力と治安部隊の銃撃戦が起きたロシア南部ナルチクで、 炎上した建物から黒煙が上がった=AP(テレビ映像から) 当局は過激派によるテロとみている。プーチン大統領は、内務省にナリチクを包囲し、武装勢力を完全に掃討するよう指示した。同共和国は、ロシアからのチェチェン共和国の独立などを求めるテロが相次ぐ北カフカス地方にあり、武装組織「カフカス戦線」が犯行声明をネットに流した。11月のチェチェン議会選の妨害を狙ったとの見方もある。 ![]() 13日、ロシア南部ナリチクで武装勢力の攻撃を受けて家宅捜索するロシア軍兵士 =AP(テレビ映像から) 同日午前9時(日本時間午後2時)ごろ、武装勢力が幾つかのグループに分かれ、治安機関の施設のほか空港、銃器販売店などを一斉に襲撃した。空港は閉鎖された。治安部隊との銃撃戦は昼過ぎまで続き、市内各所で爆発物によると見られる火災が発生し、黒煙がのぼった。 犯人グループの人数について、カノコフ共和国大統領は約150人のうち50人を殺害したと述べた。一方、ロシア最高検のコレスニコフ次長は80~100人が攻撃に参加し、うち20人を殺害。市民12人と治安関係者12人が死亡したと述べるなど、情報は混乱している。 http://www.asahi.com/international/update/1013/015.html チェチェン独立派 露南部で警察・空港など襲撃 市民ら70人?死亡 【モスクワ=内藤泰朗】ロシア南部の北カフカス地方にあるカバルジノ・バルカル共和国の首都ナリチクで十三日、親チェチェン独立派の武装勢力が同市内の警察署や治安機関、空港など複数の施設を同時に襲撃し、人質をとって警察署を占拠した。銃撃戦などで市民を含む七十人以上が死亡したもようだ。同地方では、連日のように爆弾テロや銃撃事件が発生しており、緊迫した治安情勢となっている。 ナリチクからの報道によると、十三日午前九時ごろ、最大二百人からなるとみられる武装勢力が十ほどのグループに分かれ、同市中心部の治安機関や警察署、武器販売店のほか、市外の空港や軍駐屯地をほぼ同時に攻撃した。 武装勢力は、ナップザックに詰めた爆弾を建物内に投げ込み、爆発が起きた後、激しい銃撃戦があちこちで繰り広げられた。市内では、複数の場所から黒煙が上がり、市民たちはパニック状態に陥り、交通や通信が遮断された。 共和国の治安当局者によると、攻撃に加わった武装勢力は「イスラム過激派勢力」で、前日の過激派掃討作戦に対抗する形で行われた。治安当局が反撃し、武装勢力五十人を射殺。それ以外は市外に逃走したが、占拠された警察署では、抵抗が続いた。これを受け、プーチン大統領は共和国の国境を封鎖し、武装勢力を殲滅(せんめつ)するよう治安当局に命じた。 一方、チェチェン独立最強硬派のバサエフ司令官らが主導する地下組織「カフカス戦線」は、インターネット・サイト上で今回の襲撃への関与声明を発表した。 カバルジノ・バルカル共和国は、十年以上にわたる独立紛争が続くチェチェン共和国の西に位置する。また、昨年九月に児童・生徒ら三百三十人以上が犠牲となったイスラム武装勢力による学校占拠事件の舞台となった北オセチア共和国にも隣接する。 今回の攻撃は、親チェチェン独立派の武装勢力が昨年六月にイングーシ共和国の首都ナズランの警察署を襲撃し占拠、武器を奪った事件に似ている。その際には、警官ら六十人が死亡した。今回は、さらに同時多発攻撃を実施しており、その実力をプーチン政権に誇示した形だ。 「カフカス戦線」は、爆弾テロや襲撃作戦などを北カフカス地方全体で起こして政情を不安定化させ、紛争の拡大を図る戦術を取る。チェチェン紛争が今後、「カフカス紛争」に発展する危険が指摘されている。 (産経新聞) - 10月14日3時3分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051014-00000011-san-int ロシア治安当局、武装集団の鎮圧作戦を続行 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051014-00000202-yom-int <ロシア>武装勢力との銃撃戦で死者85人に カバルジノ 【モスクワ杉尾直哉】ロシア南部のカバルジノ・バルカル共和国で起きた治安施設襲撃事件で、武装勢力は14日、首都ナリチクの共和国内務省の建物と商店の2カ所に計8人が立てこもり、治安当局との交戦が続いている模様だ。 タス通信によると、14日未明までに犯人グループの61人が殺害され、17人が逮捕された。銃撃戦で死亡した住民12人と警察官12人を合わせた死者は85人になった。負傷者は約120人となった。 ヌルガリエフ内相によると、14日未明までにナリチクには内務省軍など約2000人の治安部隊が投入された。同相は、共和国内務省の建物に立てこもった5人について、「投降を呼びかけているが、いつまでも待っているわけにはいかない」と語り、強硬な対処も辞さない姿勢を示した。 (毎日新聞) - 10月14日10時57分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051014-00000044-mai-int 10.14.00:40 カバルジノ・バルカリア武力衝突 また事件。毎日新聞によると、「武装グループが同時攻撃 住民含め約70人死亡」。この件をチェチェン独立派のサイトの一つ、カフカス・センターには、「ムジャヒディーンによる攻撃」との見出し。 ![]() 事件そのものは、昨年のイングーシでの武装蜂起の延長線上にあってもおかしくはない、と思います。チェチェンに対する戦争が始まって、もう11年近く。チェチェンを力で押さえつけている以上は、戦火がチェチェン以外のところに及んだとしても、不思議はありません。しかしなぜ多くのメディアは、こういう事件の根本的な原因に、ロシアのチェチェン侵攻があるということを、はっきり書かないのでしょう。自明だと思いますが。 ロシア側にも、チェチェン側にも存在する戦争を好む勢力を無力化するためには、まずロシアの政治が、戦争を停止することしか考えられません。今から考えるとエリツィンは1996年にそういう努力をしたのかもしれません。 チェチェン総合情報 http://chechennews.org/ ![]() ![]() ![]() ![]() 誘拐され殺害・不明116人 チェチェンで今年 【モスクワ=常盤伸】紛争の続くロシア南部チェチェン共和国で今年に入って少なくとも二百八人が誘拐され、百十六人が殺害ないし行方不明となっていることが十二日、人権団体の調査で明らかになった。 ロシアの人権団体「メモリアル」が公表した調査結果によると、殺害が確認されたのは九人で百七人が行方不明。八十七人が解放された。戦闘などでの犠牲は住民六十人を含む百三十八人。調査したのは同共和国の25-30%の地域で、同団体は「実際の犠牲者数はさらに多い」と指摘している。 第二次チェチェン紛争開始以来、ロシア軍や武装勢力による住民の誘拐が多発し、二〇〇二年から千六百九十人が誘拐され、そのうち千六百十八人の死亡が確認されている。 (東京新聞 - 2005年10月12日) ロシア:北カフカスにおける終わりのない甚大な人権侵害(2005年9月30日) http://chechennews.org/chn/0526.htm お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|