2007/07/30(月)15:44
耳垢もホモも 1回目
この画像、何が間違ってるのか分かるのに、
しばらくかかりました。
今日は、すっかり忘れ去られてるカテゴリ、
「分かりやすいかもしれない生物学」
に久々にネタ投下。
さて。
人の耳垢には、かさかさタイプとしっとりタイプとがあります。
実は、耳垢は本来湿っているもので、乾燥したタイプは耳垢ではなく、
単に皮膚がはがれたものらしいです。
乾燥タイプの人は耳垢が出ない“突然変異”で、
日本人は約8割がこのタイプに属する、と。
すんごいかさかさ耳垢なあたしは、
小さい時から、耳垢をとるのにとても苦労しました。
痛いんですよ。
乾燥しすぎて、はりついちゃうから。
小さい時は、
耳鼻科から耳垢がやわらかくなる薬とかもらって
それ挿して耳掃除したりしてました。
でも、痛いんですよねえ。
大嫌いでした。
耳掃除。
耳垢もひどい人になると、
自分でとれなくて、耳鼻科に通ってとってもらったりします。
で、上にも書きましたが、
実は日本人の耳垢は、
圧倒的にかさかさタイプが多いのです。
でも、遺伝的にはしっとりタイプのが優性なのです。
かさかさは劣性なのです。
ここで補足。
「優性」とは遺伝において優先的にうけつがれること、
「劣性」とは優先されにくいこと、
というような意味合いです。
人間・動物・植物なんでもいいですが、
形質(=姿形とか機能など)は遺伝子で決められています。
1つの形質を決めるのに、
通常2個の遺伝子が関係してきます。
耳垢なら、「耳垢1」と「耳垢2」という2つの遺伝子があって、
その2つの組み合わせによって、
かさかさかしっとりか変わってきます。
耳垢を決める遺伝子の種類は「W」と「w」があって、
この2つがどう組み合わさってくるか、
で耳垢が決まります。
組み合わせは「WW」「ww」「Ww」の
3パターンになります。
つづく