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2015.04.18
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カテゴリ:モンスター映画
0014 トラックス

『トラックス』表面

【スタッフ】
・監  督  クリス・トムソン
・製作総指揮 マーク・アミン、デレク・マズール
・脚  本  ブライアン・タガート
・撮  影  ロバート・ドレイパー
・原  作  スティーブン・キング

【キャスト】
・ティモシー・パスフィールド『フィールド・オブ・ドリームス』
・ブレンダ・バーキ『ガンヘッド』『L.A.コンフィデンシャル』
・ブレンダン・フレッチャー『ローズ・イン・タイド・ランド』
・エミー・スチュワート『翼をください』

『トラックス』裏面

【仕  様】
・型  番  APD-1290
・製作年度  1997年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  TRUCKS
・収  録  99分
・音  声  1.オリジナル(英語)2.0chステレオ
・字  幕  1.日本語字幕
・サ イ ズ  レターボックス
・そ の 他  片面1層ディスク、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、レンタル専用
・発  売  CKエンタテインメント
・販  売  株式会社アートポート

【ジャケット】
・表面:制御不能、モウ誰ニモ止メラレナイ――
・裏面:恐怖の帝王 スティーブン・キングが仕掛ける
    エンタテインメント・ホラー!!
    運転手不在の暴走トラック、
    生き残るのは誰?!

イラストではなく、スチルのコラージュ作品。主人公とトラックが配され、炎が取り巻いている。無難な仕上がりだが、世界観がつかめない。

裏面も、スチルのコラージュ。こちらも無難な仕上がり。サスペンスなのかスリラーなのか、それともホラーなのか、もしかしたらモンスター映画か……。このデザインからは伝わって来ない。あまり良い出来映えのジャケットではないな。

【感  想】
事故にあった不条理ホラー

スティーブン・キングが自身の短編小説を映画化した『地獄のデビル・トラック』が公開されたのが、1986年。本作品は、12年後の1997年のリメイク版。
何故、リメイクしたのか不明。――そんな出来映えの作品だった。(嘆息)

最も、オリジナルも、S.キング原作の映画作品ではワーストに数えられる評価だった。
何せ、昨年(2014年)末頃だったか、ブルーレイ発売のニュースの見出しが「スティーヴン・キング、最初で最後の監督作? 稀代の珍品まさかの初ブルーレイ化!」。ライターもナメてるな。(笑)
こんな塩梅だから、評価の方は、推して知るべし。それに較べれば、本作品はそんなに悪くはないのかも知れない。(苦笑)

或る日、トラックが意思を持ったかのように動き出し、人々を殺し始める。
……というお話し。

中途半端にエリア51がどうとか、理由らしきものを並べたシナリオは、×。つまらない。

キングのホラー小説には、モノが意思を持ち、襲って来る作品が多い。もう何十年も彼の作品を読んでいないのでハッキリしたことは言えない。けれど、ホラーの本質は、そこにあるのではないかと個人的には思っている。
車であれ人形であれ、普段は動くはずのないモノが、ひとりでに動いたらコワイ。それが襲って来たら、なおコワイ。理由は必要ない。(笑)

特に車は、日常的に使っているモノの中では最も大きくて重くて頑丈だ。
私は、出来るだけ車の前は歩かないようにしている。(笑)

オリジナルでは彗星の影響で電子機器が誤作動を起こすところから物語が始まったような気がする。キング自身が「失敗作だ」と吐露するのは、この理由づけのせいではないかと、密かに思っている。(この機会にオリジナルも観なおさなければ)

トラックが土煙をあげながら走り回るシーンは、それなりに重量感が感じられた。スクリーンで観たら、緊張感が味わえたかも知れない。
ただ、1台1台のトラックの表情に個性がなく、“働く車”の域を出なかったことは残念。これを観ると、スティーヴン・スピルバーグの『激突!』が、如何に入念にトラックを選び、演出したかが、よく判る。

残酷描写は少なく、殺され方にも奇抜な演出はなかった。そういう意味では、同じホラー映画でもスプラッタ系をお望みの方には物足りない作品だろう。

本作品の怖さは、“事故”の怖ろしさにあると思う。然も、この場合は、逃げても“事故”が追って来るのだから始末に負えない。
そのためには、トラックの質感や重量感が重要になる。本作品は合格点。映像的にはOKでしょう。

俳優さんは、ブレンダ・バーキ以外に名前を知っている方はいなかった。もうちょっと華のある役者さんの方が良かったような気がする。そうすれば、作品のイメージは、格段によくなっただろう。

物語が原作に則しているのかどうか不明。ただ、内容としては、まるで“不慮事故”に遭ったかのように、グチャグチャだった。(笑)
視点があちこち移動するせいか、登場人物の焦燥感も伝わって来ず、終わってみると残念な印象だった。画的には及第点なので、脚本を整理してから撮影に臨んだら、小気味よい佳作となったかも知れない。

ザンネン!





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Last updated  2015.04.18 09:19:47
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