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カテゴリ:SFアクション映画
0276 バトル・オブ・ロサンゼルス
【スタッフ】 ・監督・脚本・撮影 マーク・アトキンス 「ソーラー・ストライク2012」「アバター・オブ・マーズ」 ・製 作 デヴィッド・マイケル・ラット ・製作総指揮 デヴィッド・リマウィー ・音 楽 カイス・アラトラッキー ブライアン・ラルストン 【キャスト】 ・ニア・ピープルズ「奪還DAKKANアルカトラズ」(五十嵐麗) ・ケル・ミッチェル(鶴岡 聡) ・ジェラルド・ウェブ「メガ・シャークvsクロコザウルス」(古田信幸) ・ディラン・ボックス(鈴木正和) ・テレサ・ジューン・タオ(冠野智美) ・ティム・アベル ・ダリン・クーパー 【仕 様】 ・型 番 PWAD-2440 ・製作年度 2011年 ・製 作 国 アメリカ ・原 題 BATTLE OF LOS ANGELS ・収 録 92分 ・音 声 1.オリジナル <英 語> (Stereo) 2.日本語吹替 (Stereo) ・字 幕 1.日本語字幕 2.デカ字幕 ・サ イ ズ 16: 9 ビスタ ・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用 ・発 売 プライムウェーブ・ネクシード株式会社 ・販 売 プライムウェーブ・ネクシード株式会社 ・映像特典 予告編収録 【ジャケット】 ・オモテ面:地球はもう 人類の物ではない ・ウラ面 :「世界侵略:ロサンゼルス決戦」「スカイライン-征服-」 2011年最大の注目ジャンル=エイリアン侵略SFアクション超大作!! 1942年 ロスを襲った未確認飛行物体 ヤツらは戻ってきた 今度は容赦なき侵略者として 迎え撃つアメリカ軍 決戦の地はロサンゼルス 人類の命運を賭けた 最後の闘いがはじまる!! ジャケットのオモテ面は、実に素晴らしいイラスト。迫力満点。精細に描かれた空中戦の様子にはワクワクさせられる。見事だと思う。 ……イラストで描けて、どうして本編で描けないのだろう。不思議だ。(笑) ウラ面も、なかなか良いデザイン。巨大な宇宙船に、迎え撃つ戦闘機、逃げる3人の兵士。左には取り込み画像が並んでいる。ちょっと選択された画像がショボいが、ま、本編もこんなものなので、仕方ないだろう。 キャストの顔が一枚も出て来ないのも、或る意味、正解かも知れない。(笑) 【感 想】 「愛しのB級SF映画」 1942年、第2次世界大戦が勃発して間もない頃、夜空に現れた光を、日本軍が襲撃に来たと勘違いしたアメリカ軍が、対空放火を浴びせた――。 ところが、日本がロサンゼルスに空襲を仕掛けた事実はなく、あれは未確認飛行物体=UFOだった、というのが、まことしやかな都市伝説として広まっている。(らしい) 知ってはいたが、たいして面白い話でもないので気にもとめていなかった。それが、こんなB級映画で“再会”するとは、思ってもいなかった。(笑) そんな嘘のようなマコトの話しをバックボーンに、本作品は作られている。あの時のUFOの親玉がやって来て、人類に攻撃を仕掛けるというストーリー。いろいろ辻褄が合わなかったりするのだが、何だか、それが愛おしくなる作品だった。(私だけ?) 監督は、駄作『アバター・オブ・マーズ』を撮ったマーク・アトキンズ。だいぶ腕を上げましたね。(笑) 下手は下手だけど、スピード感もあるし、カメラが多彩だったのには驚いた。だいぶ勉強したらしい。 やや自己陶酔っぽいが、スタイリッシュなロング・ショットやハイスピード撮影も自信を持って使っている。 単に、覚えたてのスキルを使いたいだけなのかも知れない。 面白いのは、クリストファー・レイが、ライン・プロデューサーとしてクレジットされていること。クズ映画の巨匠フレッド・オーレン・レイ監督の息子で、低級映画『スカイ・ファイター』の監督さんだ。 どんな仕事をしているのだろう。気になる。(笑) ――或る日、ロサンゼルスに巨大な宇宙船が飛来する。迎撃に出た米国空軍はあえなく壊滅。基地も破壊され、残された兵士たちは、反撃のチャンスをうかがう。 そこに現れたのは、1942年の“ロサンゼルスの戦い(バトル・オブ・ロサンゼルス)”で行方不明になったロジャース大尉だった。 兵士たちは、本部の命令を受け、彼を“マジェスティック12”に連れて行くことになる。 ……というお話し。 マジェスティック12――、これがまた、好事家が大好きな都市伝説。12人の専門家からなる秘密組織。ハリー・トルーマンが作ったと言われている。胡散臭いこと極まりないのだが、なかなか面白い。 このMJ-12 の戦闘員(?)として登場するのが、ニア・ピープルズ。もっと若いかと思っていたら、意外とお歳を召されていたので驚いた。考えてみれば、ショーン・S.カニンガム監督の『ザ・デプス』から22年後の作品だもんね。それにしては、体型も維持してるし、お尻もキュートだった。(笑) 話が横道に逸れたが、MJ-12 の施設が後半の舞台なのに、設立メンバーの12名について言及されなかったのは、残念だった。面白いエピソードを披露して欲しかったな。(笑) そう、ローランド・エメリッヒ監督の『インディペンデンス・デイ』では“エリア21”が反撃の拠点となった。その模倣である本作品では、MJ-12 が登場し、墜落した宇宙船を研究したり、宇宙人を捕虜にしたりしている。 墜落から60年以上、随分と長生きの宇宙人だ。長寿の秘訣を聞きたいものだ。(笑) 考えてみれば、本作品は『ID4』と、よく似ている。宇宙人の宇宙船でマザーシップを倒しに行くところまで同じ。 タイトルから推して、てっきり『世界侵略:ロサンゼルス決戦』の劣化コピー版かと思っていたが、違った。(苦笑) まぁ、これだけいろいろと詰め込まれると、無条件で楽しいから善しとしよう。 宇宙船と戦闘機の空中戦、対空迎撃からヘンテコなロボットや小型マシンとの地上戦、タイムスリップ、秘密組織に秘密の施設、捕獲されたエイリアンと宇宙船、カタナを振り回す女性戦闘員、口の悪い女性パイロットも出て来るし、リボルバーで宇宙船を撃ち落とす司令官……。本当にオモチャ箱のようだった。(クライマックスのCGは、かなりチャチいけどね) B級映画マニアの方にだけ、オススメ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.01.05 07:21:09
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