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カテゴリ:邦画
0313 容疑者Xの献身 [スタンダードエディション]
![]() 【スタッフ】 ・原 作 東野圭吾(文藝春秋刊) ・主 題 歌 「最愛」KOH+(ユニバーサルミュージック) ・製 作 亀山千広 ・企 画 大多 亮 ・脚 本 福田 靖 ・音 楽 福山雅治、菅野祐悟 ・監 督 西谷 弘 ・エグゼクティブプロデューサー 清水賢治、畠中達郎、 細野義朗 ・プロデュース 鈴木吉弘、臼井裕詞 ・プロデューサー 牧野 正、和田倉和利 ・プロデューサー補 大西洋志、菊地裕幸 ・撮 影 山本英夫 ・照 明 小野 晃 ・美 術 部谷京子 ・整 音 瀬川徹夫 ・録 音 藤丸和徳 ・編 集 山本正明 ・スクリプター 藤島理恵 ・監 督 補 池上純哉 ・選 曲 藤村義孝 ・音響効果 大河原将 ・装 飾 田中 宏 ・助 監 督 村上秀晃 ・製作担当 千綿英久 ・製 作 フジテレビジョン、アミューズ、 S・D・P、FNS27社 ・制作プロダクション シネバザール 【キャスト】 ・福山雅治 ・柴咲コウ ・北村一輝 ・松雪泰子 ・堤 真一 ・ダンカン ・長塚圭史 ・金澤美穂 ・益岡 徹 ・林 泰文 ・渡辺いっけい ・品川 祐 ・真矢みき ![]() 【仕 様】 ・型 番 PCBE-53287 ・製作年度 2008年 ・製 作 国 日本 ・原 題 ---- ・そ の 他 片面2層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用 ・発 売 元 アミューズソフトエンタテインメント ・販 売 元 株式会社ポニーキャニオン ・収 録 本編約 128分 ・音 声 1.オリジナル <日本語> (5.1chサラウンド ドルビーデジタル) 2.オリジナル <日本語> (5.1chサラウンド DTS) ・字 幕 1.日本語音声字幕 ・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ ・劇場公開日 2008年10月 4日 ・リリース 2009.03.18. ・映像特典 ガリレオ関連作品情報 【ジャケット】 ・オモテ面:---- ・ウラ面 :天才物理学者VS天才数学者。 湯川の想像を超える論理的思考。 「献身」という名に隠された事件の真相。 人は人をここまで愛せるのか…。 事件の目撃者である主人公2人の全身像に、タイトルである“容疑者Xの献身”をモチーフに“X”がデザインされている。何となく意味がありそうなデザインだが、いまのところ私には分からない。正直、あまり好きじゃないなぁ。(苦笑) ウラ面は、もう少し分かりやすいデザインになっている。取り込み画像がランダムに配置されているが、余白を残しているところが面白い。それ以外は取り立てて印象に残らない。物語も舞台も伝わって来ないしね。邦画のポスターやDVDのジャケットって、センスがないようなぁ。 ![]() 【感 想】 「堤真一の貢献」 東野圭吾原作の映画『レイクサイド・マーダー・ケース』と『g@me.』を観た。どちらもイマイチで、小説の面白さを超えることはおろか、映画としての出来映えも良くなかった。「映像化に恵まれない人だなぁ」と思っていた。だから、本作品も全く期待していなかった。 原作小説は、東野作品ではお馴染みのトリック(ドンデン返し?)が用意されていて、読者の期待を裏切らないエンターテイメントに仕上がっており、ラストにはやるせない余韻を残してくれる。ベストセラーでもあり完成度も高い。到底、そんな小説に映画がかなうわけがない、と思っていた。 ところが、である。本作品は、かなりの力作だった。 原作に忠実、それでいて映画ならではの魅力にも溢れている。ただ、オープニングの一幕は安易で、蛇足の謗りを免れないが……。察するに、この映画の出来映えは、監督の才覚ではないような気がする。個人的な感想だが、それはひとえに役者の力によるところが大きい。役者に基本的な演出を施したのは誰だろう? 監督ではあるまい。 主演の福山雅治は、セリフが一本調子でつまらなかった。昔のTVドラマ『ひとつ屋根の下』の頃と進歩がない。これはきっと演技がヘタってことだろうな。歌も歌てっいるし二枚目だから、自分を良くみせる“型”があるから何とかなっているだけであって、セリフだけ聴いていたら2時間はちと辛い。そう見えてしまうのも、あまり彼が好きでないからかも知れない。 何かの歌番組で桑田圭祐に「先輩、先輩!」と馴れ馴れしく呼び掛け、自分の交友関係をひけらかす言動を見たことがある。司会者を無視し、他の出演者を蔑ろにする行為は、まるで酔っ払っているかラリっているかのように見えた。以来、私は彼が好きじゃない。だからこのレビューは、ある程度、割り引いて読んでいただいた方が良いかも知れない。 その一方で、堤真一は面白かった。確かな役作りをしており、それが演出方針と合致していて、観ていてゾクゾクした。原作のイメージとは異なるのだが、観客からそのイメージを払拭し、見事に自分のイメージをうえつけることに成功している。素晴らしい。こういう演出、演技を見せられると、日本映画の将来は明るいと思えるのだ。 そう、本作品の成功は、堤真一と松雪泰子によるところ“大”である。 オススメ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.02.11 08:25:18
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