2016/03/24(木)05:24
0355 機動戦士ガンダム/MSイグルー -1年戦争秘録-2 遠吠えは落日に染まった
0355 機動戦士ガンダム/MSイグルー -1年戦争秘録-2 遠吠えは落日に染まった
【スタッフ】
・原 作 矢立 肇
富野由悠季
「機動戦士ガンダム」より
・監 督 今西隆志
・脚 本 大野木寛
・演 出 松田剛吏
・ベースメカニカルデザイン 大河原邦男
・スーパーバイザー 出渕 裕
・デザインワークス 出渕 裕、カトキハジメ、荒牧伸志、
山根公利、藤岡建機
・設定考証 永瀬 唯
・CGスーパーバイザー 小畑正好
・音響監督 藤野貞義
・音楽プロデューサー 野崎圭一、真野 昇
・音 楽 大橋 恵
・主題歌“時空のたもと”歌 Taja
・音楽制作 ビクターエンタテインメント
サンライズ音楽出版
・プロデューサー 井上幸一、今西隆志、川口克己、久保 聡
・製作協力 ポピー・バンダイビジュアル
・企画・製作 サンライズ
【キャスト】
・オリヴァー・マイ :石川英郎
・モニク・キャディラック:長沢美樹
・マルティン・プロホノウ:飯塚昭三
・デメジエール・ソンネン:天田益男
【仕 様】
・型 番 BCDR-1342
・製作年度 ----年
・製 作 国 日本
・英 題 MOBOLE SUIT GUNDAM MS IGLOO 2
・収 録 30分
・音 声 1.日本語音声(5.1ch)ドルビーデジタル
2.日本語音声(ステレオ)ドルビーデジタル
・字 幕 ----
・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ
・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、
NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用
・発 売 バンダイビジュアル株式会社
・販 売 元 バンダイビジュアル株式会社
・特典映像 1.予告編
2.ノンテロップOP&ED
3.MS IGLOO 資料館(静止画)
【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :宇宙世紀0079――
試作兵器に夢みた男たちの血と涙が
散っていく……
照りつける陽光の下――
熱砂の戦場に兵士の挽歌が響く
巨大戦車は仇敵“ザク”に、
恨みの砲火を放った!
オモテ面は、モビルタンク“ヒルドルブ”のイラスト。かなり寄っているので、半分くらいか……。後方左手からザクが迫っている。やはり、背後が白抜きになっている。これって、好きじゃないなぁ。(溜息) 背景がないと、舞台がどんなところか分からないではないか……。
ウラ面は、ヒルドルブを中心に、主要登場人物の画像も配置されており、そこそこ物語が伝わって来る。意外と、いいデザインだ。
【感 想】
「美しくないデザイン」
1年戦争が舞台になっており、『機動戦士ガンダム』では描かれなかった“ルウム戦役”や“オデッサの戦い”が背景となっている。
ガンダム・ファンにはお馴染みの名称だが、残念なことに1年戦争を舞台とした『機動戦士ガンダム』の物語世界を補完するにはいたらなかった。
2.遠吠えは落日に染まった
第603技術試験隊は、新たな指令を受ける。それは、2年前に採用試験に落ちたモビルタンク“ヒルドルブ”の地上テストだった。
マイ中尉とモニク特務大尉は、“ヒルドルブ”を搭載した“コムサイ”で地球に降下する。
しかし、連邦軍の襲撃に遭い、やむなく“ヒルドルブ”を放出する。
……というお話し。
第1話の艦隊決戦砲“ヨルムンガンド”もそうだったが、本作品のモビルタンク“ヒルドルブ”も、兵器としての魅力はなかった。
戦争の武器に“魅力”という言葉を使うのは間違っているのかも知れないが、デザインとしての優劣は厳然としてあると思う。少なくとも、“ヒルドルブ”よりもホチキスの方が優れたデザインだった。(笑)
そう言えば、技術試験支援艦“ヨーツンヘイム”にしても、さしたる特徴もなく、あまり魅力的ではなかった。
そもそも、ガンダムがそれまでのロボット・アニメと一線を画すのは、モビルスーツをはじめ、登場する兵器や戦艦のリアリティ=説得力にある。一見、荒唐無稽なデザインのように見えて、実は様々な裏設定が隠されていた。
当時、雑誌“アニメージュ”や“ニュータイプ”には少なからず、そんな解説が披露されていた。
スペース・コロニーにしたって科学雑誌のイメージ図そのままに細部を表現している。これにマニアたちは熱狂したのだ。
“オタク”という言葉が出て来る前の話しだ。
もしかしたら、艦隊決戦砲“ヨーツンヘイム”や技術試験支援艦“ヨルムンガンド”、モビルタンク“ヒルドルブ”にも、そんな裏設定があるのかも知れない。(どれも発音しにくい上に覚えにくいし、言葉の響きが美しくない)
けれど、デザイン的に美しくないことから察すると、裏設定も説得力がない可能性がある。
デザインとは、そうしたものだ。
オススメ致しません!