2016/04/15(金)07:02
0377 機動戦士ガンダム/MSイグルー -黙示録0079-3 雷鳴に魂は還る
0377 機動戦士ガンダム/MSイグルー -黙示録0079-3 雷鳴に魂は還る
【スタッフ】
・原 作 矢立 肇
富野由悠季
「機動戦士ガンダム」より
・監 督 今西隆志
・脚 本 大熊朝秀
・演 出 松田剛吏
・ベースメカニカルデザイン 大河原邦男
・スーパーバイザー 出渕 裕
・デザインワークス 出渕 裕、カトキハジメ、荒牧伸志、
山根公利、藤岡建機、柳瀬敬之
・設定考証 永瀬 唯
・CGスーパーバイザー 小畑正好
・音響監督 藤野貞義
・音楽プロデューサー 野崎圭一、真野 昇
・音 楽 大橋 恵
・主題歌“夢轍 ~ユメワダチ~”歌 Taja
・音楽制作 ビクターエンタテインメント
サンライズ音楽出版
・プロデューサー 井上幸一、今西隆志、川口克己、久保 聡
・製作協力 バンダイビジュアル
・企画・製作 サンライズ
【キャスト】
・オリヴァー・マイ :石川英郎
・モニク・キャディラック:長沢美樹
・マルティン・プロホノウ:飯塚昭三
・ヘルベルト・フォン・カスペン:沢木郁也
【仕 様】
・型 番 BCDR-1346
・製作年度 ----年
・製 作 国 日本
・英 題 MOBOLE SUIT GUNDAM MS IGLOO APOCALYPSE 0079
・収 録 32分
・音 声 1.日本語音声(5.1ch)ドルビーデジタル
2.日本語音声(ステレオ)ドルビーデジタル
・字 幕 ----
・サ イ ズ 16: 9 LB ビスタサイズ
・そ の 他 片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、
NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用
・発 売 バンダイビジュアル株式会社
・販 売 元 バンダイビジュアル株式会社
・特典映像 1.予告編
2.ノンテロップOP&ED
3.MS IGLOO 資料館(静止画)
【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :フル3DCGで描く《ジオン軍試作兵器》
ついに最終決戦!
阿鼻叫喚の最前線
回収ポイントまで生還せよ!
真紅の巨体の中、
彼は男たちの信じた道を見届ける!
オモテ面は、ジオン軍のモビルアーマー“ビグ・ラング”を中心に、オッゴやザクが描かれている。背景に描かれているのはア・バオア・クー。丸い光は、何かが爆発している光だろう。物語が伝わって来るデザインだ。
ウラ面は、やはり前作と同じレイアウト。画像とキャッチコピーだけ差し替えられている。上方のビグ・ラングは、なかなかカッコイイ。このデザインをされた方は、良いセンスをお持ちのようだ。
【感 想】
「作り直しっ!」
本ディスクで『MS IGLOO』シリーズ(ジオン軍編)は終了。この後、連邦軍の視点で描かれた『MS IGLOO 2』がリリースされたが、最終話がリリースされてから随分経つので、続きが出ることはないだろう。
――と言うワケで、ここでおさらい。(笑)
1.『機動戦士ガンダム/MS IGLOO ―1年戦争秘録―』
・第1話 大蛇はルウムに消えた(2004.リリース)
・第2話 遠吠えは落日に染まった(2004.リリース)
・第3話 軌道上に幻影は疾る(2004.リリース)
2.『機動戦士ガンダム/MS IGLOO ―黙示録0079―』
・第1話 ジャブロー上空に海原を見た(2006.リリース)
・第2話 光芒の峠を越えろ(2006.リリース)
・第3話 雷鳴は魂に還る(2006.リリース)
3.『機動戦士ガンダム/MS IGLOO2 ―重力戦線―』
・第1話 あの死神を撃て!(2008.リリース)
・第2話 陸の王者、前へ!(2008.リリース)
・第3話 オデッサ、鉄の嵐!(2008.リリース)
本ディスクに収録された第3話は、いよいよ地球連邦軍の“星1号作戦”が決行され、それをジオン軍側から描いた秘話である。
3.雷鳴は魂に還る
――宇宙世紀0079。
宇宙要塞“ア・バオア・クー”の攻防戦が始まる。連邦軍の圧倒的な物量の前に、ジオン軍は明らかに劣勢だった。
技術試験支援艦“ヨーツンヘイム”は、Eフィールドの守備を命じらる。しかし、ヨーツンヘイムは戦艦と違い、大した兵装もない。あるのはモビルポッド“オッゴ”だけ。然も、戦闘経験するない少年兵兵ばかり。
そこへモビルアーマー“ビグ・ラング”は配備されて来る。ところが、命令系統の乱れからパイロットが着任しない。
結局、オリバー・マイ中尉が登場することになる。
……というお話し。
何が言いたいって、あのラストはないでしょ!(怒)
これまで試作兵器とともに散って行った他の兵士たちの立ち場は、どうなる?
こんなの、ミリタリーテイストどころか、『美少女戦士セー○ームー○』だ。いやいや、『○ーラー○ーン』だって、こんなご都合主義の幕切れは描かないぞ。(たぶん)
大層な御託を並べておいて、肝心要の時に、こんな甘ちゃんを見せられたら、どんな聖人だって怒る。
作り直しっ!
映像特典は、これまでと変わらなかった。
おそらく、本ディスクで一番面白かったのは、予告編集ではなかろうか。
《インフォメーション》
・『機動戦士ガンダム』全巻DVDレンタル中
・『リーンの翼』第2巻DVD発売中
・『機動戦士ガンダム MS IGLOO/一年戦争秘録』全3巻DVDレンタル中
・『機動戦士ガンダム MS IGLOO/黙示録0079』DVDレンタル中
・『セーガペイン』レンタル中
2004年から2年毎にリリースされた本シリーズは、『機動戦士ガンダム』の物語世界をベースに、ミリタリー・テイストで“外伝”を描こうとした試みだった。
『黙示録0079』の第3話のラストは別にして、なかなか面白かった。たった数年で3DCGのクオリティが、これほど変わるとは思ってもいなかった。それも、3期続いたればこそ。
もし、いまも続いていたら、誰にも満足できる仕上がりの1本がリリース出来たのではないかと思わずにはおれない。
それに、ガンダムファンなら誰もが思うことだが、1年戦争開戦時のジオン軍による“コロニー落とし”を、どうして描かないのだろう、ということ。
初めてTV放映を見た時、あのプレオープニングにしびれたものだ。
確かにガンダムが登場する前の話しなので地味かも知れないが、あの衝撃を映像で見たいと思う。(きっと、そんな思いが、『ジオンの残光』を作らせたのだろうけど)
サンライズさん、ご検討下さい。
ちょっとだけオススメにしておきましょう。