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2017.03.28
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カテゴリ:デザスター映画
0724 エアポート’77/バミューダからの脱出

『0724 エアポート’77/バミューダからの脱出』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・監  督  ジェリー・ジェームソン
・製作総指揮 ジェニングス・ラング
・脚  本  デヴィッド・スペクター
       マイケル・シェッフ
・撮  影  フィリップ・ラスロップ
・音  楽  ジョン・カカヴァス

【キャスト】
・ギャラガー………ジャック・レモン(田中信夫)
・カレン……………リー・グラント(此島愛子)
・スティーブンス…ジェームズ・スチュワート(浦野 洸)
・イブ………………ブレンダ・ヴァッカロ(弥永和子)
・エミリー……オリヴィア・デ・ハヴィランド(藤波京子)

『0724 エアポート’77/バミューダからの脱出』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  UJSD-34098
・製作年度  1977年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  AIRPORT 1977
・そ の 他  片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向、DVD、セル専用
・発 売 元  ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
・販 売 元  ----
・収  録  約 113分(本編)
・サ イ ズ  16: 9 LB シネスコサイズ
・音  声  1.英 語 2.0ch モノラル
       2.日本語 2.0ch モノラル
・字  幕  1.日本語字幕
・映像特典  オリジナル劇場予告編

『0724 エアポート’77/バミューダからの脱出』アウターボックス
※BOX

【ジャケット】
・オモテ面:Flight23 has crashed in the Bermuda Triangle...
      passengers still alive,trapped underwater...
・ウラ面 :海底に沈んだジャンボ機を救出せよ!
      破格のスケールで贈るシリーズ第3弾
        魔の海域から届いたSOS!
        死力を尽くした脱出劇の結末は?

海に沈んだジャンボジェット機。尾翼がわずかに海面から顔をのぞかせている。けれど、目を下すと、機体は海溝の淵でバランスをとっている。すぐにでも、滑り落ちてしまいそうだ。
そんなオモテ面のイラストは、本作品がサスペンスを狙っていたことを如実に物語っている。どちらかと言えば、『大空港』の路線ってことだ。『エアポート’75』がパニック映画と呼ばれることへのアンチテーゼなのかも知れない。いいイラストだと思う。
ウラ面は、メジャー大作らしく、本編からの取り込み画像が1枚だけ。あとは、イントロダクションとクレジット、スペックに埋め尽くされている。どうしてメジャー・スタジオの作品って、こうもジャケットがシンプルなのだろう。不思議だ。

『0724 エアポート’77/バミューダからの脱出』ディスク
※ディスク

【感  想】
「行けなかった試写会状」

学生の頃、本作品の試写を見逃したことがある。単に寝過ごしただけ(笑)なのだが、痛恨の極み、かなり後まで悔しかった。
確か 4月29日の祝日、午前中の上映だった。昼間に行われる試写会は滅多になく、観たい作品となれば尚更だ。然も会場は、どこかのホールだった。配給会社の試写室ではない。「スクリーンがでかい!」というのは、重要なポイント。ツテがあって試写室ばかりに通っていたが、どう考えてもパニック映画向きではない。やはり、スペクタクルな場面は大きいスクリーンで観たいものだ。

当時の試写会は、テレビやラジオ、雑誌といった媒体での告知が主だった。必要事項を記入してハガキで応募する。クリック一つで応募できる現代とは雲泥の差だ。ビデオもなかったから、TV番組の最後に流れる“試写会のお知らせ”に全神経を集中したっけ。あの集中力を学業に活かせたら、私はもっとマトモな人間になっていただろうに……。(苦笑)

さて、本作品は、エアポート・シリーズの3作目。盛り込み過ぎて、やや散漫な出来映えだが、好きな作品である。
物語は、大富豪の自家用ジェット機に積み込まれた美術品を盗むために悪人どもがハイジャックを企むというもの。乗客を眠らせて低空飛行でバミューダ海域に入ったところで、海上油田のプラントに接触し、墜落してしまう。海に不時着したジェット機は、徐々に海中に沈み始める。墜落の衝撃で目を覚ました乗組員の手で犯人一味を取り押さえるが、コースを外れている上に低空で飛行していたため、誰も墜落の事実を知らないと知らされる。既に機体は海の中。機長と乗客の1人が遭難信号を発信するために海上に出るための行動を開始する。
……というお話し。

前半のハイジャックの話しと乗客の描写が冗漫気味。もたついている。一気に墜落するまでを描いてしまい、混乱と緊張感の中で人物の描き分けをしても良かったのではないか、と思った。
何しろ、オリビア・デハビランドとジョセフ・コットン。リー・グラントとクリストファー・リー。ジェームズ・スチュアートとジョージ・ケネディ。前作に負けず劣らずのオールスターキャストだ。個人的にはO.デハビランドが出ているだけで大満足。当時、『風と共に去りぬ』が何度もリバイバル上映されており、メラニー役のO.デハビランドは、私にとっては伝説だった。然も、ジョセフ・コットンと共演とは! やっぱりハリウッド映画ってのはスターだよなぁ、とつくづく思う。CGやVFXなんかクソくらえである。(笑)

さすがにホンモノを海に沈めることが出来なかったのか、本作品は、ミニチュア特撮が多用されている。これがあまり上手くない。合成のスキルもイマイチ。機内のセット撮影と、状況を伝える遠景がキレイに二分されてしまっている。これは監督さんの度量不足だろう。軍基地での撮影は短いながらもバランスが取れているので、特撮に対するスキルがなかったのかも知れない。
――待てよ、サスペンスの演出も未熟だから単に才能がないだけか……。(笑) いずれにせよ、その辺は残念な仕上がりだった。ジェニングス・ラングの製作なら、本物のジェット機を飛ばし、本物のジェット機を沈めて欲しかった。大作映画のプロデューサとしては、このスケール感の乏しさは悔しかったことだろう。(笑)

そう言えば、シリーズの“顔”であるジョージ・ケネディの出番が少ないのも残念。男っぷりのいいところを見せて欲しかった。

何だか残念なポイントばかりのようなレビューになってしまったが、海中からジェット機を浮上させるシーンは、新たなスペクタクルのジャンルを開拓したように思う。(笑)
水中から何かを引き上げるのって、それだけでロマンだと思いません? それを描くためだけに製作された『レイズ・ザ・タイタニック』が良い例だ。もっとも原作者のクライブ・カッスラーはいたくおかんむりでメディア化が難しいのは難点だが。(笑)

クリストファー・リーとリー・グラントの夫婦の大人の愛情物語は必見。オススメ!





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Last updated  2017.03.28 07:19:19
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