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カテゴリ:アクション・ホラー映画
0786 女泥棒/サバイバル・ランナウェイ
![]() ※オモテ面 【スタッフ】 ・監督・脚本・音楽・撮影・編集 クレイグ・マクマホン「JIGSAW/デス・マシーン」 ・特殊効果・衣装 サラ・キャサリン・レンショウ ・製 作 セシル・チャンバーズ ナーサン・ヒル クレイグ・マクマホン 【キャスト】 ・PJ(本名陽子)…………サラ・オー ・ペリー(桐本琢也)………マイク・ラナーロ ・ジーナ(浅野まゆみ)……エイブラ・メイ ・カレン(いのこざゆき)…ジョアンナ・ケー ・ドリアン(石川綾乃)……クリステン・アイリーン ・モーガン(真田アサミ)…デライナ・スティーヴンス ![]() ※ウラ面 【仕 様】 ・型 番 ALBTS0056 ・製作年度 2009年 ・製 作 国 アメリカ ・原 題 The Crypt ・発 売 アルバトロス株式会社 ・販 売 アルバトロス株式会社 ・価 格 ---- ・字幕翻訳 ---- ・吹替翻訳 ---- ・吹替演出 ---- ・リリース ---- ・収 録 84分 ・サ イ ズ 16: 9 LB シネスコ ・音 声 1.オリジナル <英 語> (Stereo) 2.日本語吹替 (Stereo) ・字 幕 1.日本語字幕 2.日本語デカ字幕 ・そ の 他 片面1層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、 NTSC 日本市場向、DVD、セル専用 ・映像特典 1.予告編 【ジャケット】 ・オモテ面:迷宮のカタコンベ! 死にたくなければ 逃げまくれ!! ・ウラ面 :逃げる女泥棒! 追いかける死霊! 問答無用のサバイバル・チェイス! 心拍数バースト寸前! 全米を震撼させた ホラー・アクション遂に日本解禁!! 本編を観た後だと、煽り文句が空々しい。(溜息) それに、アルバロスにしては、ジャケットの出来映えが悪い。だいたいオモテ面のイラストは何? 4人の女性が描かれているけど、どなたも本編には登場しません。(笑) 背景は、頭蓋骨が積み重なった壁だけど、そんなカットは1秒たりともありません。みなさんが持っているような宝石も出て来ませんな。 『女泥棒』という邦題にはセンスを感じる。昔のフランスのアクション映画みたいではないか。(笑) でも、それを本作品で使っちゃうのは、もったいなかったな。もっとちゃんとした作品で使って欲しかった。(苦笑) ![]() ※ピクチャディスク 【感 想】 「(『死霊のはらわた』×『ディセント』+『血のバレンタイン』)÷3-300万ドルくらい=本作品(笑)」 何とも中途半端な作品だった。ホラーなのかアクションなのか、ビミョーに腰が落ち着かない。たぶん、これはジャケットのイメージに引きずられているからだろう。そうでなくとも、カットが足りず、暗転や音響効果で逃げているのでリズムが悪い。セットや小道具、特殊メイクはそこそこ整っているので、これは頭の悪い監督さんの責任だと思うな。(溜息) ――恋人のペリーが出所し、喜ぶPJ。けれど、“ムショ帰り”にロクな仕事は見つからない。リサイクル工場に就職できたとはいえ、「他人のゴミ漁りをして一生を終えるのか」と、当の本人は鬱々として楽しまなかった。 そこへジーナがオイシイ話しを持って来る。地下墓地に眠る遺体の宝飾品をいただこうという計画だ。一度は断ったものの、ひと山当てたいペリーに説得されて、PJらはジーナが率いる女泥棒グループとともに地下墓地へと向かう。 順調に納棺室まで辿り着いた彼らは、思惑通りにお宝を手にすることが出来た。しかし、何者かによって出口が塞がれてしまう。然も、得体の知れない影がつきまとい、仲間が1人、また1人と暗闇へと姿を決して行く。 ……というお話し。 よほど予算がなかったのか、地下墓地に侵入する計画を話していたと思ったら暗転、次のカットでは既に入口まで辿り着いている。(笑) 入口が崩れて塞がってしまうシーンは撮れず、音響効果で誤魔化す。よくある手だが、音もショボいときた。 死霊が何体か出て来る。メイクは頑張っていたが、あまり動けないご様子。それに、やたら首を絞めたがる。そうだよねぇ、刃物で斬ったりすると血糊や特殊メイクでお金がかかるもんねぇ。(苦笑) PJがペリーを探しに戻るシーンでも地下墓地への入口は描かれない。セットを組む予算もないし、適当なロケ地も見つからなかったんだろうなぁ。 ロジャー・コーマンのように“あるもので頑張る”のではなく、“撮らない”という選択したところに、本作品の貧しさがある。情熱が足りないよ。 そのクセ、オープニングの墓泥棒のシーンは丁寧に撮っている。ここでドロボー君が手にした指輪が、後にジーナが皆を墓泥棒に誘うシーンで出て来る。見せびらかすのだが、どうやって彼女がそれを手に入れたのか不明だし、それが何の伏線にもなっていない。死霊たちが犠牲者をおびき寄せるために仕組んだのかと思ったが、そうでもないらしい。意味不明だ。 序盤の車泥棒の場面も不必要だな。本筋には絡まないし、少年が巻き添えで死ぬのもいただけない。「見られたら困るでしょ!」と、死んだ少年に何かをかぶせて見えなくするのも意味が分からない。車を停めて救護しろよ、と思ってしまった。まして、運転しているのは、母親のようだし。そもそも車泥棒の現場に自分の息子を連れていくなよ。(怒) 思うに、セリフが噛み合っていないし、イマジナリーラインも合っていないところからすると、撮影が終わらなかったのではなかろうか。予算切れで取り上げられてしまった、とか……。本当なら“アラン・スミシー”なのだろうけど、誰も後を引き継がないし、追加撮影の予算も出ないから、会社が勝手に仕上げてリリースしたように見える。 それくらい中途半端な出来映えの作品だった。 パワフルに襲って来る死霊、全速力で逃げる女泥棒たち、汚れ、傷つき、血まみれになって戦う姿を想像していたが、とんだ期待ハズレでした。(溜息) ザンネン! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.05.29 06:14:15
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