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2017.07.02
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カテゴリ:邦画
0820 マン・ハンティング

『0820 マン・ハンティング』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・監  督  越坂康史
・製作総指揮 原啓二郎
・脚本・プロデューサー 宮島幸雄
・撮  影  笠原 晋
・V  E  八木重憲
・監 督 補  高原 一
・助 監 督  近藤康太郎
・制作進行  相川 智
       川野 茜
・企  画  SHOOTシネマ企画
・制作プロダクション オープンアイズ

【キャスト】
・金子さとみ
・上吉原陽「タッチ」
・雨宮 徹「砂時計」「愛のむきだし」
・磯村智彦
・中藪浩二
・佐久間麻由

『0820 マン・ハンティング』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  PWAD-2020
・製作年度  2010年
・製 作 国  日本
・英  題  MAN HUNTING
・発  売  プライムウェーブ・ネクシード株式会社
・販  売  プライムウェーブ・ネクシード株式会社
・価  格  ----
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・吹替演出  ----
・リリース  ----
・収  録  67分
・サ イ ズ  16: 9 LB ビスタサイズ
・音  声  1.日本語 (Stereo)
・字  幕  ----
・そ の 他  片面1層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用
・映像特典  1.予告編
       2.金子さとみインタビュー

【ジャケット】
・オモテ面:逃げるか 死ぬか
      おまえが決めろ
・ウラ面 :恐怖の“人間狩り”
        ×
      獲物は女子高生
        そして地獄の4日間がはじまる……

人間狩りの標的にされた女子高生が、矢に貫かれ、セーラー服を血に汚し、ボロボロになって川の流れに立つ姿は、ほぼ嘘いつわりがない。本作品のハイライトのエッセンスが凝縮されている。顔も演じた女優さんに似ている。いいイラストだ。(笑)
ウラ面は、この手の作品に共通して、ゴチャゴチャしている。誤解を畏れずに言わせて貰えば、勇気がない。(苦笑) 本来、お○ぱいやらパン○ラやら煽情的なシーンの画像を大々的に使って売り出したいはずだ。ところが、あまり露骨なのは、良心がとがめる。いわゆる“自主規制”が働く結果ではないかと思うのだ。もしかしたら、AVとは違うのだ、という矜持があるのかも知れない。(溜息)
もっとクレバーなデザインを見せて欲しかった。(苦笑)

『0820 マン・ハンティング』ディスク
※ディスク

【感  想】
「マヌケな女子高生、マヌケなお兄さん、マヌケな元カレ、マヌケな犯人」

久しぶりにジャケットに偽りのない作品だった。(笑) そこだけは評価したい。

女子高生が何者かに拉致され、“人間狩り”の標的になるお話し。ストレートに撮って欲しかったが、何だかヘンテコな真相(?)みたいなのがくっついていて、退屈してしまった。

女子高生が堕○するとか、交際を禁じられた元カレが犯人ではないかとか、たどたどしいミスリードが鬱遠しい。無駄な飾り。メジャーになれない“自称”映画監督とかプロデューサーが好きそうなプロットだ。

それがなかったら、本編は30分に収まったのではなかろうか。その方が、ずっと見やすかったような気がする。(苦笑)

その時は、女子高生を演じた金子あさみさんの一本調子のお芝居を延々と見せつけられることになる。おそらく、耐え難い苦痛を伴う。イーライ・ロス監督さえも脱帽する新手の拷問系ホラーとして、評判になったかも知れない。(笑)

金子さん自身は、泥だらけになりながらパ○チラ、お○ぱい丸出しで頑張っていたので、彼女が悪いわけではない。ロクな訓練もせずにカメラの前に立たせたプロデューサーが悪い。
ギャンギャンわめいているばかりで何を言っているのかも判らないお芝居でもOKを出す監督さんの見識も疑うが……。

ホラー映画のファンとしては、女子高生が汚れながら森の中を殺人鬼に追いかけ回されるだけで満足なのは、確かだ。多少ヘタクソでも「よく撮ってくれた!」と感謝したい。
けれど、「大根役者!」なんて嘲りが生ぬるく感じられるほどヘタクソな役者を配置しておいて、いっぱしのプロデューサー気取り、監督気取りは、はなもちならない。

マヌケな役者さん、マヌケな監督、マヌケな脚本家、マヌケな製作者がつくったマヌケな作品に、どれほどの誠実さがあるだろう。

一番面白かったのは、金子あさみさんのインタビュー。(笑)
「頭が悪そうな子だなぁ」と思いつつ、こんな作品にも関わらず「初めての女優としてのお仕事が主演で……」とインタビューに答えている姿に心が洗われたような気がした。
ハリツケにされるシーンについても、「ああいうの、キライじゃないです」「撮影で気づきました」とバカ丸出し。親が泣くぞ。
ま、このくらいの脳ミソじゃないと、こんな作品には出ないわな。(苦笑)

ともあれ、大して美人でもないし可愛くもないのだが、何にも考えずにインタビューに答える顔は、輝いていた。癒やされました。(笑)

こういう作品は、底辺の受け皿のような制作会社でしか作り得ないのが、日本の実情だろう。個人的には、松竹とか東宝に撮って欲しいと思っている。
世の中には、TVドラマや舞台のお仕事はおろか再現VTRですら声が掛からず、ローカルのCMにも無視される役者モドキが、大勢いる。男は派遣で食いつなぎ、女はバーのホステスや風俗系で稼いでいる。彼らに出会うと、みんな一様に長いフィルモグラフィを諳んじる。端役ばかり、然も聞いたことのない作品名がズラリと並ぶ。
独立系の弱小制作会社は、畳んでは起業するの繰り返しで、実体は不明。出演料を貰い損ねることも多々あると言う。

或いは、アイドルにすらなれず、グラビアの誘いもない、でも「女優になりたい」と真顔で言える“勘違い”女の子の受け皿 か……。

そうした人たちしか出演しない作品は、私たちが思っているより多いらしい。企画から1ヶ月ほどでパッケージされてレンタルショップの店頭に並ぶ。最近は、配信オンリーでパッケージすら作らない時代も間近だと言われている。何だか寂しい時代だなぁ。(嘆息)

だんだん愚痴っぽくなって来たから、この辺でヤメておこう。好きだけど、認められないってのは、苦しい。(笑)

思い切って、オススメ致しません!





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Last updated  2017.07.02 08:45:53
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