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カテゴリ:アクション映画
1389 バットマン/ビギンズ [TWO-DISC EDITION]
※アウターケース オモテ面 ※アウターケース ウラ面 【スタッフ】 ・監督・脚本 クリストファー・ノーラン ・脚本・原案 デイビッド・S.ゴイヤー ※オモテ面 【キャスト】 ・ブルース・ウェイン/バットマン …クリスチャン・ベール(檀 臣幸) ・アルフレッド……………マイケル・ケイン(小川真司) ・ジム・ゴードン…ゲイリー・オールドマン(納谷六朗) ・ルーシャス・フォックス ………モーガン・フリーマン(池田 勝) ※ウラ面 【仕 様】 ・型 番 DLW-73217 ・製作年度 2005年 ・製 作 国 アメリカ ・原 題 BATMAN BEGINS ・発 売 元 ワーナー・ホーム・ビデオ ・販 売 ---- ・提 供 ---- ・価 格 ---- ・字幕翻訳 石田泰子 ・吹替翻訳 杉田朋子 ・吹替監修 ---- ・吹替演出 ---- ・日本公開 ---- ・リリース 2005. [DISC 1] ・収 録 本編: 140分 ・サ イ ズ 16: 9 LB シネマスコープサイズ ・音 声 1.オリジナル <英語> (5.1chサラウンド) 2.日本語 (5.1chサラウンド) ・字 幕 1.日本語字幕 2.英語字幕 3.日本語吹替用字幕 ・そ の 他 片面 2層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、 2 NTSC 日本市場向 輸出禁止商品、 DVD、セル専用 ・映像特典 1.オリジナル劇場予告編 [DISC 2] ・収 録 映像特典: 103分 ・サ イ ズ スタンダードサイズ/ ワイドスクリーン混合 ・音 声 1.オリジナル <英語> ・字 幕 1.日本語字幕 ・そ の 他 片面 2層、COLOR、MPEG-2、 DOLBY DIGITAL、 2 NTSC 日本市場向 輸出禁止商品、 DVD、セル専用 ・映像特典 1.ジャーニー・ビギンズ 2.精神と肉体の鍛錬 3.ゴッサム・シティー建設 4.ケープとマスク 5.タンブラーの製作 6.撮影への道 7.ゴッサム・シティーを救え! 8.コウモリの起源 9.極秘資料 10.アート・ギャラリー 11.隠しボタン(3種類) ※チラシ 【ジャケット】 ・オモテ面:---- ・ウラ面 :壮大なスケールで描かれた 衝撃の本格アクション 超大作 ――Mick LaSalle, SAN FRANCISCO CHRONICLE ※再生上のご注意 DVD2枚組のアウターケース仕様。アウターケースのデザインが、ジャケットそのままなのはいただけないが、特典ディスクの内容が充実しているので、善しとしましょう。(笑) 本編同様にアート系(シリアス系?)に偏っているのも、いい。ティム・バートン版のシリーズのイメージを完全に払拭できている。 最近は、ブルーレイとDVDの2枚組が主流のようだが、個人的には、DVD2枚組の方がいい。かなりの確率で、特典ディスクの内容が充実しているし、本編を収録したディスクが2枚もあってもねぇ。(苦笑) ※ディスク1 ※ディスク2 【感 想】 「バットマンの作り方」 面白かったけれど、どうも『バットマン』という気がしない。上品すぎるからだろうか。原点回帰との評価だったが、原作を体系的に読んだことのない身には、やや敷居が高かった。 優れた演出と役者の演技、セットや衣装、小道具にかかる費用を考えると気が遠くなる。普段、低予算のB級映画を見慣れた目には毒だ。クラクラしてしまった。おそらくゴッサム・シティーのセットだけで『サイレント・ワールド』シリーズ5本分の予算がつぎ込まれているんじゃないかなぁ。(笑) ――幼い頃、ブルース・ウェインは、空の井戸に落ちてケガをする。ケガは完治したが、その時に体験した暗闇とコウモリに対する恐怖がトラウマとなってしまう。そして、それが起因して両親を強盗に殺害される。 ブルースは、更に大きくて深いトラウマを抱えたまま成長。青年になると、街を牛耳るマフィアへの復讐を計画するが、軽く一蹴されてしまう。政治家も法律家も警官も悪に染まった街に絶望し、衝動的に旅に出る。 そして、旅先で堕ちるところまで堕ちる。身の処し方を見いだせないままの彼をすくい上げたのは或る闇の組織だった。 ブルースは、そこで武術を通して肉体を鍛錬し、正義とは何かを学ぶ。しかし、力で悪を一掃しようとする導師の考え方に馴染めず、組織を抜けてゴッサム・シティーに戻る道を選ぶ。 ゴッサム・シティーこそが、ブルースにとって救うべき街であり、自分自身でもあった。 ……というお話し。 ウェイン・エンタープライズに戻ったブルースは、執事のアルフレッドと社の科学部のフォックスの協力を得て、少しずつ“バットマン”としての出で立ちに変化して行く。その過程が、滅法面白い。ムック本『バットマンの作り方』の付録DVDを見ているような気分だった。(そんなのがあればの話だが) バットマン=ブルース・ウェインを演じるのは、クリスチャン・ベール。求道的な雰囲気が、本作品のバットマンとよくシンクロしている。彼以外に考えられない。いいキャスティングだ。 執事のアルフレッド役は、マイケル・ケイン。こちらもハマっていた。多才にして有能。腰が据わっているから度胸もある。 客人「このお邸でもっとも力があるのは、ご主人、あなたではないんですか?」 主人「バカを言うな。一番力があるのは、執事頭に決まっておる。私は逆らえん」 そんなジョークを思い出した。日本風に言えば“番頭さん”だ。しっかり者の番頭さんがいる店は、旦那は遊んでいられる。かえって分かり難いか……。 ブルースをどん底からすくい上げた謎の男ラーズをリーアム・ニーソンが演じる。どうも彼が演じる役は、友人や弟子や親族に裏切られる。そういう雰囲気の方なんだろうなぁ。 そんな謎の男に遣われる精神科医=スケアクロウに、キリアン・マーフィ。彼は、この手の役が抜群に似合うな。 いい刑事役にゲイリー・オールドマン。声高に異論を唱えはしないが、迎合もしない一市民を演じている。静かだが、強い意思。昔ならジェームズ・スチュアートのポジションだ。G.オールドマンの好演がなければ、 本作品から説得力は失われていただろう。 ブルースを助ける男フォックスにモーガン・フリーマン。気づいても余分なことは口にしないフトコロの広い男を演じている。いいなぁ、こういう男になりたい。(笑) 社の失態を隠そうとしてフォックスを更迭する役員にルトガー・ハウアー。いい歳になられたが、やはり『ヒッチャー』『ブレードランナー』が忘れられない。一時期、日本でも人気が高かく、多くの作品が公開された。けれど、どれもこれも名を汚す作品ばかりでファンをガッカリさせて来た。最近、ようやく出番は少ないながらマトモな作品に出演している。ちょっと安心。(笑) 渡辺謙さんがチョイ役で出演。何だか、“渡辺謙”に見えなかった。きっと、出ていたのは“KEN WATANABE”だったのだろう。(笑) クライマックスのガチャガチャぶりには、あまりカタルシスが感じられなかった。あんなに破壊シーンが描き込まれているのに満足できないなんて、何か私の嗜好に合わないところがあるのだろう。 個人的に最もカタルシスを得られたのは、誕生日のパーティに集まった客をブルースが辛辣な言葉で追い返す場面だった。 次回作に繋がるエンディングもスマート。勿論、このまま終わってもいい余韻を残している。見事な手腕だと思う。 オススメ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.01.22 05:30:05
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