B級映画ジャケット美術館

2024/04/26(金)00:00

2345 ひるね姫/知らないワタシの物語

アニメ(94)

​​​​​​2345 ひるね姫/知らないワタシの物語 ※ジャケット(オモテ面)​ ​【 スタッフ 】 ​原作・脚本・監督 神山健治 音  楽  下村陽子 主 題 歌  「デイ・ドリーム・ビリーバー」森川ココネ       (ワーナーミュージック・ジャパン) キャラクター原案 森川聡子 作画監督  佐々木敦子       黄瀬和哉 演  出  堀元 宣       河野利幸 製  作  日本テレビ放送網 プロダクション I.G.       ワーナー・ブラザース映画 博報堂DYメ       ディアパートナーズ ホリプロ Hulu       バンダイ KADOKAWA バップ 読売テ       レビ放送 KDDI ローソンHMVエンタテ       イメント/STV、MMT、SDT、CTV、       HTV、FBS、RNC 企画製作  日本テレビ放送網 制作プロダクション シグナル・エムディ 配  給  ワーナー・ブラザース映画 ​【 キャスト 】 ​高畑充希 満島真之介 古田新太 釘宮理恵 高木 渉 前野朋哉 清水理沙 高橋英樹 江口洋介 ​※ジャケット(ウラ面) ​​【 仕  様 】 ​型  番  VPBT2588 製作年度  2017年 製 作 国  日本 原  題  ---- 発 売 元  株式会社バップ 販  売  ---- 提  供  ---- 価  格  ---- 字幕翻訳  ---- 吹替翻訳  ---- 吹替演出  ---- 制作協力  ---- 日本公開  ---- リリース  2017.09 収  録  本編 約 110分 サ イ ズ  16: 9 LB ビスタサイズ 音  声  1.日本語 ドルビーデジタル 2.0ch       2.日本語 ドルビーデジタル 5.1ch 字  幕  1.日本語字幕(本編のみ) そ の 他  片面2層、MPEG-2、COLOR、複製不能、       2 NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用 映像特典  1.予告       2.特報       3.スペシャル座談会(レンタルVer.)       4.神山健治SPインタビュー         (レンタルVer.) ​※ディスク ​【 ジャケット 】 オモテ面:夢をみるには、理由がある ウラ面 :---- 雰囲気もいいし、物語世界も再現されている。いいジャケットだと思う。色彩にも透明感がある。この辺りは、最近の流行りだな。どこかフワフワした主人公の感情が伝わって来る。 ウラ面は、やっぱり地味めのデザイン。嫌いじゃないけど、明るく闊達なテイストを再現して欲しかった。 【 感  想 】​ 「第4の壁」 演劇では、演者が客席に語り掛ける演出を「第4の壁を破る」という言い方をする。本作品では、物語世界の中で夢と現実を往き来し、後半では融合する。この演出は、最初は失敗だろうと思った。流れが分断されるからだ。どちらの世界でも、イベントの結末が描かれないし、消化不良な感じ。でも、物語が核心に近づくにつれ、夢の中でも主人公としての意識を持つようになる。「第4の壁」と言うワケではないが(第5の壁?)、夢の世界での魔法が現実世界に影響を与えるようになる。ここからはすっかりトリコである。なかなか面白かった♪ ――2020年、東京オリンピックを 3日後に控えた夏の或る日のこと、瀬戸内海にのぞむ岡山県倉敷市の小さな街の女子高生、森川ココネは、授業中に居眠りをしながらファンタジックな夢ばかり見ていた。 魔法を禁じるハートランド王国を《鬼》が襲う。王国が威信をかけて作った機械仕掛けの巨人兵器《エンジンヘッド》で応戦するが歯が立たない。しかし、お姫さまのエンシェントは、海賊のピーチと伴に魔法のタブレットを使って立ち向かう。そんなお話しだった。幼い頃から何度も観ている夢だ。 そんな暢気なココネにも危機が訪れる。父親のモモタローが警察に連行されてしまったのだ。自動車修理工場のオヤジがどんな罪を犯したと言うのだろう。ココネは亡くなった母親の墓でタブレットを見つける。父親が仕事で使っていたものだ。次第に明らかになる真相。どうやら警察は、或る男に騙されているようだ。その男の目的は、タブレットらしい。そこには、東京オリンピックで自動走行を御披露目する自動車メーカー《志島自動車》の陰謀が隠されているようだ。実は、志島会長はココネの祖父だった。駆け落ち同然にモモタローと結婚した娘を志島は許さず、疎遠なっていたのだ。だから、ココネは祖父のことを知らなかった。ココネはネットの掲示板でモモタローと連絡を取りながら、祖父から真実を聞き出すために東京に向かうことになる。 ……というお話し。 現実と夢の世界が交互に描かれる上、過去の回想シーンもあって、やや分かりにくい。丁寧に描きすぎたような気がする。神山健治監督は、この作品に愛着があったに違いない。出来るだけ頭の中のイメージを描き出そうとしたようだ。でも、商業作品としては、もう少し省略しても良かったような気がする。 キャラクタデザインやメカニカルデザインは、ジブリ系で丸っこい。この辺りにも、原作・脚本・監督を務めた神山さんのイメージに対するこだわりが見え隠れしている。善くも悪くも、第三者の意見やデザインを取り入れた方が、客観的に優れたエンターテイメントになったような気がする。 細田守さんや新海誠さんといった監督の作家性が表に出た作品が昨今の流行りだが、神山監督は優しすぎたようだ。さほどエンターテイメントに片寄っていなかったし、ストーリー展開も予定調和的。落ち着いてゆっくり観ていられるが、ハラハラドキドキとは縁遠い。 複数の脚本家が観客の想像を越えるストーリーを編み出す。昔から多くの作品が、観客を楽しませようと工夫して来た。ビジネスで言えば、顧客第一主義と言ったところか。本作品が、決して観客を楽しませようとしていないワケではない。でも、一人の人間が何役も兼ねてイマジネーションを現出させることは客観性を失なうことになる。 ひとは、誰しも後世に名を残したいと願う。そのチャンスが訪れるのは、ほんのひと握り。然も、その作品が評価されるのは稀だ。本作品が、その一本であるのかどうか、世事に疎い私は知らない。個人的な印象からすると、やっぱり「優しすぎる」ってところだな。 でも、良心的な作品なので、オススメってことで! 【 アニメ作品 】 ​『0131 タイタン A.E.』 『0197 アトム』​ ​​『0230 ダイナソー』 ​『0457 ロボッツ [ブルーレイ]』 ​『0458 FINAL FANTASY 7/ADVENT CHILDREN COMPLETE [ブルーレイ]』 ​『0589 ベオウルフ -呪われし勇者- 劇場版 [2-DISC SPECIAL EDITION]』 ​​『0660 マンモス VS サーベルタイガー/氷河期大戦争』​ ​『1334 アトランティス/失われた帝国』 ​​『2342 アトランティス/帝国最後の謎』 ​『1739 木を植えた男/フレデリック・バック作品集』​ ​『2343 鬼滅の刃/無限列車編』 ​『2344 大人のためのグリム童話/手をなくした少女』​ ​ 【 『機動戦士ガンダム』 】 ​『0354 機動戦士ガンダム/MSイグルー ―1年戦争秘録―1』​ ​​『0355 機動戦士ガンダム/MSイグルー ―1年戦争秘録―2』​ ​『0356 機動戦士ガンダム/MSイグルー ―1年戦争秘録―3』​ ​『0375 機動戦士ガンダム/MSイグルー ―黙示録0079―1』​ ​『0376 機動戦士ガンダム/MSイグルー ―黙示録0079―2』​ ​『0377 機動戦士ガンダム/MSイグルー ―黙示録0079―3』​ ​『0379 機動戦士ガンダム/MSイグルー2 ―重力戦線―1』 ​『0380 機動戦士ガンダム/MSイグルー2 ―重力戦線―2』 ​『0380 機動戦士ガンダム/MSイグルー2 ―重力戦線―3』 ​『0383 機動戦士ガンダム/GUNDAM EVOLVE +』​ ​​『0384 機動戦士ガンダム/GUNDAM EVOLVE Ω』​ ​​『0385 機動戦士ガンダム/GUNDAM EVOLVE A』​ ​​『0392 機動戦士ガンダム/逆襲のシャア』​ ​『0394 機動戦士ガンダム/第08MS小隊 Vol.1』​ ​『0395 機動戦士ガンダム/第08MS小隊 Vol.2』​ ​『0396 機動戦士ガンダム/第08MS小隊 Vol.3』​ ​『0397 機動戦士ガンダム/第08MS小隊 Vol.4』​ ​『0398 機動戦士ガンダム/第08MS小隊 -ミラーズ・リポート-』​ ​『0408 新機動戦士ガンダムW/[ODD & EVEN NUMBERS]オペレーション・メテオ1』​ ​『0408 新機動戦士ガンダムW/[ODD & EVEN NUMBERS]オペレーション・メテオ2』 ​『0419 機動戦士ガンダム0080/ポケットの中の戦争 VOLUME 1』​ ​​『0420 機動戦士ガンダム0080/ポケットの中の戦争 VOLUME 2』​ ​『0446 機動戦士ガンダム0083/STARDUST MEMORY VOL.1』​ ​『0447 機動戦士ガンダム0083/STARDUST MEMORY VOL.2』​ ​『0448 機動戦士ガンダム0083/STARDUST MEMORY VOL.3』​ ​『0449 機動戦士ガンダム0083/STARDUST MEMORY VOL.4』​ ​『0450 機動戦士ガンダム0083/ジオンの残光』 ​『0543 新機動戦記ガンダムW/Endless Waltz 特別編』​ ​『1571 機動戦士ガンダム サンダーボルト/DECEMBER SKY』

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