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2024.06.09
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​​​​2389 ロンギヌスの槍を追え!/EPISODE 2 選ばれし者

ジャケット(オモテ面)

【 スタッフ 】
監  督  デニス・ペリー『スター・ゲイトSG』
製  作  バーナード・バカレット
      ジャン・ピエール・デュシュー
      アンソニー・モーゲンドレ
脚  本  ローレント・バーリング
      イヴ・ローレント
音  楽  ローレント・サヴァグナック
撮  影  アーサー・クロケット
編  集  キャロライン・ビガースタッフ
衣  装  エリック・ベロン
特殊効果  ステファン・ビドールト
​【 キャスト 】
ソフィア(中村千絵)…ヘレナ・スーザレット
デビッド(中村浩太郎)…ジャック・ペラン
     『ニュー・シネマ・パラダイス』
ジェイコブ(小島敏彦)…ジャック・ウエベール
     『地上5センチの恋心』
キャサリン(森本73子)…
     マリー=クリスティーヌ・アダム
     『プライスレス/素敵な恋のみつけ方』
ピーター(原田 晃)…パオロ・セガンティ
     『LAコンフィデンシャル』


※ジャケット(ウラ面)

​【 仕  様 】
型  番  NSD-3260
製作年度  2007
製 作 国  ベルギー・フランス
原  題  THE LANCE OF LONGINUS
発  売  ニユーセレクト株式会社
販  売  ニューセレクト株式会社
提  供  ----
価  格  ----
字幕翻訳  ----
吹替翻訳  ----
吹替演出  ----
日本公開  ----
リリース  ----
収  録   86
サ イ ズ  16: 9 LB ビスタ
音  声  1.オリジナル〈英語〉(Stereo)
      2.日本語吹替 (Stereo)
字  幕  1.日本語字幕
そ の 他  片面1層、MPEG-2COLOR
      複製不能、DOLBY DIGITAL
      2 NTSC 日本市場向、
      DVD、セル専用 レンタル禁止
映像特典  予告編


※ディスク

​【 ジャケット 】
オモテ面:聖伝説を呼び覚ませ
ウラ面 :ナポレオン、ヒトラーをも魅了した聖槍伝説!!
     人類史上最大の謎に挑む
     アクション・アドベンチャー巨編!!

大聖堂を背景に主人公が《ロンギヌスの槍》とおぼしき武器を手に取っているところが描かれたジャケットのオモテ面。構図そのものは『/EPISODE1』と同じ。背景の景色と色合いが違うだけ。或る意味、『/EPISODE1』と『/EPISODE2』が識別しやすくて親切だ。ウラ面も少し整理されて見やすくなっている。でも、「可もなく不可もなく」といった出来映えかなぁ。(苦笑)

【 感  想 】
「脇を締めるけど」

監督のデニス・ベリーは、『悲しみよこんにちは(58)』や『勝手にしやがれ(59)』のジーン・セバーグの元夫。本作品の主人公ソフィアの妹セシルが、ベリーショートのセシルカットなのは、偶然ではあるまい。(『悲しみよこんにちは』でJ.セバーグが演じたセシルのショートカットは、《セシルカット》と呼ばれて絶大な人気を博した)
79年にJ.セバーグと死別したD.ベリーは、アンナ・カリーナと再婚。『勝手にしやがれ』のジャン=リュック・ゴダール監督の元奥さんである。『気狂いピエロ(65)』を思い出す。どちらも、ヌーベルヴァーグ時代を象徴する女優さんだった。
ちなみに、父親のジョン・ベリーも映画監督。『がんばれ!ベアーズ大旋風/日本遠征(78)』を撮っているので、ちょっと親近感を覚えている。なお、『ラウンド・ミッドナイト(86)』に役者として出演している。

――ソフィアの娘リアが《世界軸派》のエリック・エンゲルに拉致される。程なく解放されたものの、リアは致死毒を射たれていた。エリックは《ロンギヌスの槍》と引き換えに解毒剤を渡すと言う。猶予は48時間。ソフィアたちはリアを救うため、槍の行く方を追うことになる。
……というお話し。

ソフィアの父親で、エッセネ派のリーダーのデビッド・レヴィを演じたのは、ジャック・ペラン。『鞄を持った女(61)』『ロシュフォールの恋人たち(66)』や『ニュー・シネマ・パラダイス(89)』の名優さんだが、近年はドキュメンタリーの製作や監督に力を入れているようで名作『WATARIDORI(01)』や『オーシャンズ(09)』等を世に送り出している。意外とアクティブな方らしい。

ソフィアの育ての親のジャック役を演じたのは、ジャック・ウェベール。私たち世代ならファン・ルイス・ブニュエル監督の『赤いブーツの女(74)』だな。ジュリア・ロバーツなんか足もとにも及ばないくらいカトリーヌ・ドヌーブが美しかった。

そんな風に話題性の高い監督・役者さんを揃えながら、グダグダの冒険映画だった。猫がジャレ合っているかのような格闘シーンやお金のかかっていないアクション・シーン、「槍を持って来い、解毒剤と交換だ!」と言いながら、何故かソフィアの行く先々で邪魔をする世界軸派の行動は意味不明だし、生きた化石のドロマール将軍がどうなったのか全く描かれない。ソフィアとエリック兄妹の出生の秘密もグダグダ過ぎて意味不明。解毒剤がどうなったのか分からないけど、いつの間にかリアは元気になったようだし、この辺りも「?」が残る。ロンギヌスの槍を隠したお墓も一体誰のものか分からない。そもそも、槍にどんな力があったのか描かれなかった点も不満が残る。(ソフィアは「選ばれた」ようだけど、それで何か良いことがあったの? リアが全快したのは、選ばれたソフィアの力? せっかく槍に選ばれたんだからさ、この世界の一つや二つ征服して欲しかったなぁ)

70年代なら、これでも評価されたかも知れないけど、時代遅れの作品だったなぁ。なので、オススメ致しません!(脇役を揃えても、主演女優さんがあれではなぁ)

 【 アドベンチャー映画のカテゴリー作品 】

『 アドベンチャー映画 』






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Last updated  2024.06.09 00:00:28
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