フリーエンジニアのブログ

2004/11/07(日)02:40

稼ぐが勝ち

自らを学ぶ(2)

昨日本屋に寄った際、ライブドア堀江社長の 「稼ぐが勝ち」 ゼロから100億、ボクのやり方が目に入った。手にとってパラパラと読んだ所、「20代は搾取されている」という文が目に留まり、購入してみた。自分が会社員を辞めてフリーになった理由の1つの考えと一緒だったからである。約1年半前、自分も次のように考えた。 システム開発の世界では、人月という単位でお金が見積もられ、会社間を金が移動する。1SEあたり1人月100万円だとして、給料が30万円だとする。福利厚生費を除いても50万円は会社に「搾取される」事となる。しかも、日本の会社の場合、ある個人が業績をあげていたとしても、会社全体の業績が悪ければ、業績をあげた人の利益は業績を上げていない他の社員の給料に補填され、平均化される事が多い。このまま会社にしがみついて、会社の業績も上がらず、給料が横ばいだったとしたら、その先は。。。 幸いにもシステム業界では、収入に「搾取」がない「フリーエンジニア」というかたちで簡単に独立する事ができる。 会社対会社ではない分保証というリスクで単金は下がるがそれでも十分な金額である。 またフリーエンジニアを雇う側にとっても、個人というリスクはあるが、通常企業に払う金よりも安い金額で、しかも独立志向を持った優秀なエンジニアをプロジェクトに参画させる事ができれば、リスクよりもメリットの方が大きく上回ると考えられる。コスト削減要求が厳しいこの業界で、ますます、フリーエンジニアに対する需要が増えていくだろうと考えた。 さらにその時、収入以外でフリーになるメリット・デメリットについても考えてみた。 【メリット】 ☆会社に縛られず、プロジェクトToプロジェクトで、仕事を経験する事ができる。また様々な人と仕事ができる。  →その中で、井の中の蛙ではないバランス感覚が身につく。 ☆危機感が自分を向上させる  →常に自分を磨き続ける必要に迫られる為、ぬるま湯につからない ☆仕事の為の自己投資が経費計上となる。  書籍(←結構大きい)、携帯電話、プロバイダ代、光熱費、家賃、 ☆確定申告、青色申告を自ら行なう事により、知識が身につく  →簿記2級の資格がやっと生きる ☆独立志向を持った人と知り合う機会が増える  →類は友を呼ぶ。 ☆一攫千金もあるかもしれない  →会社員だとせいぜい臨時ボーナスか昇級。 【デメリット】 ★仕事がない場合、お金が入らない。  →最初はエージェントを活用。仕事で信頼関係を築きリピータを得る。 ★厚生年金がもらえない  →年金制度の崩壊→個人年金でカバーは、会社員も一緒。もしくは年金必要ないくらいにたくさん稼ぐか。(←これがベスト) ★ローンを組むときちょっと大変  →世の中の自営業も組んでいる。 ★税金、年金、社会保険料の手続きが面倒  →源泉徴収の為、払っている感覚すらない会社員が多い中で、払っている感を自分で体感できる。 ★歳をとった時大丈夫?  →終身雇用の崩壊。それを心配するより、力をつけて次の道を探る。 ★社員ではない為、プロジェクト内で責任ある立場を経験できない。  →社外でも優秀なプロジェクトリーダー、マネージャーを求めているプロジェクトはいくらでもある。   プロジェクトが火の車にならない為には、社員、社外にこだわってられないのが現在の業界の姿である。 ここまで考え、迷わずフリーとなった。考え抜いたら、余計な事は考えずに行動する事が成功の近道である。 考え抜いた結果に基づく行動はその人にとって最良の結果をもたらすのである。

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