大阪の外国人観光客の増加を 松井さんは大阪維新の成果と
栗原さんはアベノミクスの効果とアピール。
しかし、どちらもちょっとちゃいまっせ。
4年前にはすでに、心斎橋筋を南下して
百貨店で高級クリーム、ドラッグストアで高級シャンプーや風邪薬、
家電量販店で高級炊飯器を大量買いする外国人が目立っていた。
3年前、大阪観光局が発足した当時も課題は
買い物をしてそのまま関空から帰ってしまう
外国人観光客をいかにして大阪に宿泊させるかだった。
クールジャパン戦略もアウトバンド促進がメインで
インバウンドにはまったく興味がなかった。
外国人観光客が急増したのは日本全体に言える事で
大阪に限ることではない。
大阪のホテルの稼働率が高くなったのはまったく別の理由。
それはUSJ効果。
ハリーポッター以来、USJは海外からの観光客の目玉になった。
さらに、「ワン・ピース」「進撃の巨人」など、
海外の日本ブームに対応したアトラクションも人気に拍車をかける。
入場のために朝から並ばないといけないUSJに行くために
海外からの観光客は大阪に宿泊するようになったのです。
USJが神戸にあれば、きっと状況は変わっていたはず。
それを自分の手柄のように言うのは
他にアピールできるものがないからでしょうか。
ちょっと残念。