久しぶりに江戸へ
新年早くも24分の1が過ぎてしまいました。月日が過ぎるのが早いなと感じる今日この頃。 さて先週になりますが、久しぶりに東京に行ってきました。といっても勉強会参加が目的ですから、観光なしの強行軍です。 矯正治療に関する講習会だったのですが、対象は“赤ちゃん“です。「赤ちゃんから矯正治療をするの?」とビックリされる方もいるかもしれませんが、その通りです。 とは言っても矯正装置をはめて治す・・・というわけではありません。口や体を正しくつかえるようにするということです。日々の体の使い方で体は作られていきます。赤ちゃんの時から間違った体の使い方をしていたのに、小学校入学と同時に突然正しい使い方に変わる・・・なんてことはありませんよね。 授乳から離乳、手足の使い方等々、1つ1つコツコツと階段を上ってゆくように、正しい体の使い方をマスターしてゆくのです。しかし現代社会は昔々のようにこれらのステップを踏んでいく余裕を与えてくれません。 母乳が上手に飲めないのに、離乳食が食べられるはずがありません、仕方なく保護者が離乳食を口の中に突っ込むということになってしまいます。これでは食べているとは言えません、当然口も発育してゆきません。矯正治療をしていると、つまるところこのような問題に行きつきます。とても深刻な問題です。 さて午前中の講義が終わり、午後からスマホについての講義がありました。つまらなそうだし、せっかく東京に来たんだからムンク展でもみに行こうかと友人と話していると。いつも間にか目の前にいた演者がPCの準備をしながらニッコリとご挨拶をされました。帰るわけにはいきませんよね、、、 赤ちゃんのスマホ利用がテーマの講演会でした。演者はIT関連会社の社長さん。ある意味自分の商売にはマイナスになる話のような気もしましたが。どっこいこの社長さんに限らず心あるIT関連会社や通信キャリアも、この事態を相当重く考えているようです。 私も赤ちゃんがスマホ使うはずないじゃない・・・と思ったいたのですが、今そうやって育てる人がいるんですね!衝撃的だったのは物心つかない子どもが雑誌を持って手を広げたり閉じたりしていた動画です(スワイプ?とかいう動作らしいです)。スマホのように大きくなったり小さくなったりすると思ったんでしょうね。この子が大人になったらどうなるのか・・・ゾッとしました。 話の途中からは、多くの参加者が興味を持つ“自分自身の子供たちのスマホ依存を何とかしてほしい。ずっとスマホをいじっているけれど頭がおかしくなっていないだろうか”といった話に脱線してゆきました。結論は、一刻も早く対処すべきということ。遅れるほど脱却できなくなるからだそうです。たしかに成人になってからでは救いようがないような気がします。 スマホ中毒は麻薬と同じレベルの極めて高い依存性があるそうで、なのに老若男女に全くの規制なく使わせているのはとんでもない話ということでした。 因みにジョブズ氏は自分の子供にスマホやタブレットを持たせなかったとのことです、その恐ろしさを知っていたのかもしれませんね。 結局、東京名物食べれず・・・土産買えず・・・