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カテゴリ:歯科
本年度ノーベル医学生理学賞は東工大の大隅教授が受賞されました。おめでとうございます!
大隅先生の受賞コメントの中に、基礎研究にもっと手厚い援助をしてもらいたいというコメントがありました。医学関係の仕事をしていれば基礎と臨床という言葉はよく耳にするのですが、一般の方には聞きなれない言葉かもしれませんね。 基礎とはまさに基礎です。人間の身体や機能、更に遡って細胞の造りや機能、もっと遡って分子原子レベル、、、といった地味だけれどとても重要な研究をする分野です。 一方で臨床は基礎研究で得られた事象を組み合わせて、実際の治療法に役立てる研究をしています。私たちにとって身近にある医学で脚光を浴びる分野ですね。そして大きなお金が動くため、贈賄汚職が蔓延するのも主にこちら側です。 ノーベル医学生理学賞の受賞者は、ほとんどが基礎研究者です。そりゃあ、新たな発見は基礎研究から生まれる可能性の方が遥かに高いはずですからね。 研究結果で特許を取れば一攫千金!と考えるのが欧米で、目先のことばかり考えて基礎を疎かにした結果、欧米にパテント料を貢ぎ続けるのが日本なんですよね、悲しいことですが、、、 政治家や役人には、何より国民の幸せ、国益を考えて仕事をして貰いたいものです。というのが大隅先生のご発言の意味ではないでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.10.18 17:56:30
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