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カテゴリ:歯科
TCH(Tooth Contact Habit)歯牙接触癖 ってご存じですか?
今週木曜日は、所属する歯科医師会の広報取材に行ってきました。講演会のタイトルはTCHです。 上下の歯を無意識に接触させてしまう悪習癖なのですが、この癖を持っている人・・・本当にたくさんいるのです。症状を出さない程度の人もいれば、歯がしみる、歯が浮く、歯が揺れる、歯が痛む、歯が割れる、顎が開かない、顎が痛い等々 様々な症状を出します。 以前から原因不明の疼痛で処理されていた症状の多くが、実はTCHや歯ぎしり・食いしばりが原因と言われ出したのは3年くらい前からでしょうか。 恥ずかしながら 私にもこの症状があったようで、5年前に歯の神経を抜くという辛い経験をしました。5年前、まだこの症状が周知されていない頃だったのです。3人の歯科医に診てもらっても、「何もないですよ」と言われたのですが、あまりに痛かったので 最後に診てくれた友人に、「自己責任は了解しているから、とにかく神経を取って!」とお願いして神経を取ってもらい ようやく痛みから解放されました。 今なら、まずは 咬み合わせの調整かマウスピースの使用で 対応するでしょうね。 上下の歯は、原則浮かせておかなければなりません。接触させるのは食事中にかみ合う 1日17分程度、つまり23時間43分は上下の歯は接触していないのです。ですがそんな人はこのストレス社会にほとんど存在しません。人は無意識の歯ぎしり・食いしばり・TCHでストレスを発散するそうです。究極の文明病と言えるのかもしれませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.10.18 17:41:24
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