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歯科の豆知識

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2021.07.22
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カテゴリ:歯科
その2は矯正治療の開始時期についてです。ここでの治療開始とは、矯正装置を使っての治療開始時期についてのお話です。
 勿論 口や身体のトレーニングの効果が上がり、装置を使った矯正治療が不要になっているのが理想なのですが、なかなかそうはいかないようです。

 矯正治療の開始時期については、先生によって考えはまちまちです。皆さんご自身の考えに基づいて治療開始時期を考えられているのだと思います。

 逆の立場で、患者さんはいつ矯正治療を考え始めるのでしょうか?一番多いのは、おそらく前歯がガタガタに生えてきて心配になってきたといった頃ではないでしょうか。年齢的には6歳前後だと思います。 
 なので矯正治療の開始時期で一番多いのはこの時期だと思います。歯科医の側からしても、患者さんが悪さを自覚してくれているので、治療が始めやすいのだと思います。

 6歳まで待たなくても、見る目がある先生が診察すれば、将来問題が起こりそうかはある程度予想がつくので、お話はするのでしょうが、、
 患者さんとしては、まだ永久歯が生えていないのに、「骨格に問題がありますよ」とか「歯がきれいに並びそうにないですよ」と言われても実感がわかないのでしょう。結局6歳頃の生え変わりまで何もしないということになってしまうのだと思います。

 グラフで6歳頃の上顎骨と下顎骨の成長%を見てください。特に上顎骨に至っては、既に3/4の成長が終わってしまっています。この年齢から矯正治療を行っても、大切な成長を利用した矯正治療はあまり期待できそうにありません。
 これが、私が治療はできるだけ早めにと考える理由です。

 矯正治療を行うのに年齢制限はありません、成人になってからでも治療は可能です。しかし これから身体が作られていく時期に行う治療と、成長が終わってしまってから行う治療では、治療の意味や目的は全く異なります。





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最終更新日  2021.07.22 23:45:55
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