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歯科の豆知識

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2021.07.23
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最後に、今まで出てこなかったリンパ組織の線についてです。この組織も矯正治療にとても関係があります。
 唯一特徴的な曲線ですよね。10歳前後をピークに急激に200%まで急上昇し、その後100%へ戻ってゆきます。

 耳鼻科へ通われたことがある方、アデノイドとか口蓋扁桃といった言葉を耳にしたことはありませんか?リンパ組織とは、これらのような主に免疫を司る組織の総称です。
 これらは病気の名前ではありません、普通にヒトの体に存在する組織なのですが、問題となるのはその大きさです。

 例えばアデノイドについてですが。鼻の穴から吸った空気は「鼻」を通って、「喉」を通って、「気管」を通って、「肺」に届きます、このルートのことを気道と言います。アデノイドは、この気道中の「喉」の奥にあります、目視では確認できない場所です。
 このアデノイドが「喉」の奥の気道を塞いでしまうほど大きかったらどうなると思いますか?特に鼻呼吸は難しいと思います。

 アデノイドの切除手術は、昔は耳鼻科で普通に行われていた手術なのですが、最近は手術を避ける傾向にあるようです。理由は出血が多くて危険だし、10歳を過ぎれば小さくなってくるし、それまで様子をみましょう ということになるようです。

 確かにいずれは小さくなってくるのでしょうが、問題はその年齢です。10歳といったら、ほとんどの成長は終わってしまっています。
 子供の成長に最も大切な時期に鼻呼吸ができない。そのため 口呼吸を伴う好ましくない成長が起こり、何より口呼吸という悪習癖が身についてしまうというのはとても残念なことと思います。






最終更新日  2021.07.23 22:17:58
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その3は、子供さんの顔立ちについてです。

 グラフ中の上顎骨と下顎骨という2つの線は、歯科と直接関係する重要な線です。

 ところで、上顎骨の線と神経組織の線ですが、曲がり方とか似ていませんか?下顎骨の線と全身組織の線も、曲がり方とか似ていますよね!そうなんです、上顎骨は神経組織(脳など)と一緒で早く成長が始まり早く成長が終わります。一方で、下顎骨は遅く成長が始まり遅く成長が終わるんです。

 最近いわゆる「こども顔」ってあまり見かけなくなりました。「こども顔」というのは下顎がちょっと引っ込んだ感じの顔です。上顎の方が先に成長しているわけですから、この時期のこの顔立ちは正しい成長をしている子供さんです。
 そういう顔立ちの子供さんが減った代わりに、子供なのに大人のような整った顔立ちの子供さんが増えています。何故でしょうか?、、それは、上顎が成長できておらず、小さいままだからです。

 整った顔立ちのままサイズアップしてくれればよいのですが、そういうわけにはいきません。ヒトの顔は風船の様に全て均等に膨らんではくれません。上顎骨も下顎骨も同じように均等に成長してくれるならば、2つの線は一致していないといけませんが、、全然違う線ですよね。
 上顎骨が先行して成長し、思春期以降に下顎骨が始まり、最終的に上下の顎の骨格が整うというのが正常な成長です。

 永久歯の生え変わりの際に 専門用語で「醜いアヒルの子時代」という歯並びの時期があります。上顎骨が大きく成長し すきっ歯になる一方で、小さな下顎とのバランスが悪くなってしまい、そのように呼ばれるのです。
 でも醜いアヒルの子は最後には美しい白鳥になりますからご心配なく。ヒトの場合も同じで、このような子供さんは最後は整った顔立ちになるんです。
 子供の時点で大人の顔立ちになってしまっていたら、思春期に下顎が成長してきたら 一体どうなってしまうのでしょうか。
 子役の芸能人さんで成人になってからも活躍されている方って、どちらかというと少数派ですよね。






最終更新日  2021.07.23 21:53:23
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2021.07.15
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前回は鼻呼吸の大切さをお話ししました。お子さんが口ぽかんでしたら、「くちチャック」と指導してあげるとよいと思いますが、、その前に。

 ところで、、親御さん自身は鼻呼吸できていますか?親御さんができていないことを子供さんに指導することはできませんよね?

 矯正治療の目を持って、一般歯科をしていて日々痛感するのですが。

 大人で舌の使い方や呼吸の仕方に問題があり、それが原因の口の中のトラブルって、ものすごーーーく多いです。ただ、本人さんには全く自覚がありません。呼吸って、そもそも意識して行うものではありませんからね、何しろ何十年と気にせず行ってきたことですから。
 それくらい、癖の改善とは難しいものなのです!だからこそ少しでも小さいうちに、できれば悪くなる前に治してあげないといけないんです!

 私より年配の方でも問題あり!の方がたくさんいますので、現在子育て中の親御さんや子供さんには問題ありの方はたくさんおみえの“はず”です!実際 乳幼児歯科検診に出向くと、それを痛感します。

 最近、口呼吸防止のテープって売っていますよね。休みの日にそれを貼って一日過ごしてみてください。極端な方だとテープを貼ること自体を怖がられます、その人はほぼ間違いなく口呼吸だと思います。
 貼れてもついつい剥がしてしまう人も、やはり口呼吸の方だと思います。鼻呼吸をしている人は 喋るのには不自由しますが、口テープを苦痛に感じないはずです、いつも通りの鼻呼吸をしているだけですから。

 次のチェック方法です。水を口に含み “真上”を向いてガラガラうがいをしてください、そしてストップ。喉に水が貯まった状態ですから口呼吸はできません。そこで行われる呼吸は鼻呼吸のはずです。空気が鼻を通る感触が いつも通りならば鼻呼吸をされているのでしょうし、違和感を感じるならば口呼吸をしている可能性が高そうですね。

 まずはご自身のチェックをしてみましょうか。できていなければ練習をしてマスターしましょう。そして、子供さんにも教えてあげてください。






最終更新日  2021.07.15 14:46:53
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2021.07.11
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正しい体の使い方の筆頭は、間違いなく「鼻呼吸」だと思います。

 赤ちゃんって頭でっかちで産まれてきますよね。身体の動きをつかさどる司令塔である「脳」は、他の部位に比べ最も早く完成しておかないといけないから大きいんだと思います。
 そして脳の下には、大切な呼吸を担う「鼻」があり、脳の次に成長が早い部位になります。それだけ鼻(鼻呼吸)というのは重要だということです。

 鼻呼吸の肝となるのは「舌の位置」です。皆さんの舌は今どこにありますか?舌は上顎の天井(口蓋と言います)にビターッと強く貼りついているのが正しいです。
 「いや、私は下顎の裏側に垂れさがってるんだけど」というあなた、その位置は間違っています!今すぐ直しましょう!!

 舌が上顎に強く貼りついていると口では呼吸ができません。「それじゃあ、息ができなくて死んじゃうよ!」と思ったあなた、心配いりません。そのために鼻があるんですから。正しい体の使い方ができている人は、舌を挙げて鼻呼吸をしています。

 舌の使い方は授乳を通して学び始めます。しっかり乳房にかぶりつき舌を使って母乳を絞り出すことによって正しい舌の使い方を学ぶのです。全身全霊をこめて吸ったあとの背中は汗びっしょりです。これが人生初の矯正治療(トレーニング)です。
 この時期は私たち歯科医は関与できない時期ですから、助産師さんなどから指導を受けられるとよいとですね。人工乳を使う場合も、舌のトレーニング機能のある哺乳瓶を使うとよいと思います。

 舌が口蓋に強く貼りついていると、柔らかい赤ちゃんの上顎の骨は大きくU字型に押し広げられ成長してゆきます。顎が大きくなれば余裕をもって歯も並びますよね。
 一方で舌が口蓋についていないと上顎は広がらずV字型の狭い顎になってしまいます、これでは歯はきれいに並びません。

 どうですか、舌を使って顎を大きく成長させる。これって立派な矯正治療だとは思いませんか?

 ※ 舌を上に上げたイメージを理解してもらうために、福岡の みらいクリニックの今井一彰先生の「あいうべ体操」のイラストを添付しています。みらいクリニックのサイト https://mirai-iryou.com/ から同イラストは印刷できるそうですので、ご自身で印刷して練習されてはいかがでしょうか。







最終更新日  2021.07.15 08:20:49
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2021.07.10
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 「矯正」の言葉の意味ってご存知でしょうか?辞書で調べると「欠点・悪習などを正常な状態に直すこと」とあります。歯科矯正的に言うならば、「間違った口・顔・体の使い方を改めて、健康で健やかな成長を促す」といったところだと思います。
 この 「矯正」という言葉は、本当に的を射た言葉だと思います。

 矯正治療というと皆さん「歯にワイヤーを着けて」といったイメージを持たれる方が多いと思います、ブラケット治療と呼ばれているものです。確かにそれも矯正治療に違いないのですが、数ある矯正治療の手段の中で、最後の最後の仕上げで使われる一方法にすぎません。 
 私がこれから書いてゆくのは、ブラケット治療が行われるずーっとずーっと前に行われる治療についてのお話です。

 矯正治療で最初に行われるものは、何をさておき「欠点・悪習などを正常な状態に直すこと」です。日頃の間違った体の使い方を矯正することからスタートします。そういう意味では、矯正治療は出生時から既に始まっていると言えます。

 「矯正治療は一筋縄はいかない」と前回のブログに書きました。その理由は身体に染みついてしまった悪習慣はなかなか改めることはできないからです。出生以来ずっと24時間365日続けてきて身体に染みついてしまったものを改めるというのは並大抵な事ではありません。

 典型的な悪習慣の一つに、口呼吸があります。「口ぽかん」の子供さんよく見かけませんか?歯科検診に行くと、その多さにビックリさせられます。

 「口呼吸の為害性と鼻呼吸の重要性」を伝えても、根気よくトレーニングを続けてくれる方は極少数です。続けられない理由の一つ目は、いくら言っても子供が出来ないので、、という親根負けケース。
 何度言ってもできない、それが自分の子供となると本当に辛いと思います。でもくじけず続けてください、最後には報われるはずです。

 2つ目の理由は鼻呼吸の重要性をお伝えしても、事の重大さに気付いていただけないケース。虫歯ができることにはとても敏感なのに、口呼吸については全く無関心といったケースです。
 極端なな言い方かもしれませんが、鼻呼吸ができることの方が、虫歯が1本もないということよりずーっと重要です。というか、しっかり鼻呼吸ができている子供さんにはおそらくむし歯はないと思います。


 思い出してほしいのですが、赤ちゃんの頃って口呼吸していましたか?鼻呼吸だったでしょう!動物は全て鼻で呼吸します。口で呼吸するのは鼻の詰まった人間だけです。
 元々鼻呼吸だったわけですから、一番簡単な治療法は、「鼻呼吸のよい習慣を続けさせる」ことです。逆に言えば、口呼吸に変わってしまうキッカケを与えないようにするということです。これはとてもとってもとーっても重要な矯正治療です!

 ですから矯正治療は出生時から始まっていますよ、となるのです。。多くの子供さんは1歳半検診で初めて歯科医と対面するわけですが、今までの1年半をどのように過ごしてきたか?結果はしっかり口元や顔立ちに出てきます。

 日頃から正しい口・顔・体の使い方をすることこそが、「一番大切な矯正治療法」ということを覚えておいてください。







最終更新日  2021.07.10 20:34:20
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2021.07.08
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 ブログを書くのは本当に久しぶりです。忙しさ??にかまけて、、が理由になるかはわかりませんが、本当に久しぶりです。

 こちらのブログは歯科治療についての投稿がメインになりますので、ブログというより作文のような長文になると思います。
 できるだけ簡潔に書いてゆこうと思いますが、簡潔過ぎても皆さんには理解しにくいと思いますので、それなりの長文ということでよろしくお願いいたします。

 もう1つご了解いただきたいことなのですが。イラストや写真はあまり入れません。これらがあればよりわかりやすくなることは重々承知しているのですが、、入れない(正しくは、入れられない)理由は個人情報保護等の観点からです。
 専門用語は極力避けるようにして、頭にイメージしやすいように書いていこうと思いますので、ご協力よろしくお願いいたします。
 どうしてもイメージできない、でも知りたいという方は、患者さんとして来院されることをお勧めいたします。

 当面はメインは矯正治療のお話、時々その他の歯科治療の内容も混ざる、、といった感じで書いてゆこうと思います。

 それでは本題です。まずは何故矯正治療をブログのメインにしたのか?のお話から。

 歯科も医科ほどではないですが、先生方にも得意分野と不得意分野があります。内科専門の先生にがんの手術って、(多分)できませんよね。同じようにむし歯治療が得意な先生が、必ずしも親知らずの抜歯も得意とは限りません。

 特に矯正治療は専門性の高い治療なので、一般歯科治療を行っている先生で矯正治療も得意としているという先生はあまりいないと思います。
 でも歯科治療を行ってゆく上で、矯正治療の知識を持っているということは絶対に必要です。これは決して「一般歯科の先生もきれいな歯並びに治す技術を習得していなければならない」という次元のお話ではありません(念のため)。
 一般歯科治療が対象とする病気の原因や、治療後の予後の良し悪しが、実は骨格や歯並びが原因となっていることがとても多いからです。

 そもそも、何故顔の骨格や歯並びが悪くなってしまったのか?そして、悪いままだと何故いけないのか?その理屈がわかっているといないとでは一般歯科治療のレベルも全く違うものになってしまうということです。

 悪くなるには必ず原因があります。遺伝という何ともしがたい原因もありますが、何とかできる原因もあります。そこにアプローチしてゆくのが本来の矯正治療なのですが、、これがなかなか一筋縄ではいかないんですよね。

 ※ 本ブログ記載中の矯正治療とは、主に小学校入学前後くらいまでの子供さんを対象としたお話です。







最終更新日  2021.07.14 19:29:47
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2021.01.07
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少し遅く成りましたが、新年あけましておめでとうございます。

 昨年は誰も経験をしたことのない、本当に大変な1年でした。年が明けて令和3年となりましたが、未だコロナの終息する兆しは見えません。
 本日 関東に緊急事態宣言が発令と、菅総理のライブ映像を見ながらブログを書いています。一日も早くコロナが終息することを祈ります。

 さて、今まで他社ブログに歯科治療についての投稿をし続けていたのですが、、ブログが突然廃止されてしまいました。
 ということで、改めて 歯科治療について楽天ブログさん(本ブログ)に投稿してゆくことにいたします。よろしくお願いいたします。







最終更新日  2021.07.10 20:07:47
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