初、熊目撃、一ノ瀬高原 プラス追記
10月15日(土)東京都と山梨県境にある一ノ瀬高原に行ってきました。ここは雁峠から笠取山・唐松尾山をへて将監峠にいたる山並です。この山腹を歩いてみました。当日は雨。だあれにも合いません。9時頃に作場平口に到着。雨が降っていたせいかだれもいません,わたしひとりだけでした。支度して9時20分頃に出発、ヤブ沢峠を目指し、そこから笠取小屋に向かいました。道はよく整備されていてとてもあるきやすかったです。峠です。笠取小屋です。管理人さんもだれもいません。見た感じ過ごし易そうな小屋です。水場も近いし、トイレもバイオトイレです。今度、テント持ってきてみたいですね。小休止してから山の神土を目指します。約二時間で山の神土につきました。山の神土です。ここまでくれば、あと少しで一ノ瀬高原集落です。ムジナの巣を目指して下りていたときです。右手の林の中でいきなりガサって音がしました。けっこう大きな音です。何かなと思って見ると、木が大きく揺れていました。そしてその向こうに黒くて大きな動物の後姿が見えました。どう見ても熊でした。腰が抜けそうになりました。ビビリっていて動けません。こっちへこないかと心配になったのは2分位してからでしょうか。固まっていました。それから、10メートルくらいかな、登り返しました。しばらく見ていましたが、熊がやってきそうな気配はありません。でも、びびっていて先へ進むことはできませんでした。15分位してからでしょうか。どうしようか考えましたが、戻るのはきついので先に進むことにしました。それからは、声を出し続けながら、またストックを打ち鳴らしながら歩きました。ときどき手を打ち鳴らしました。熊除けのスズもばんばん鳴らしました。ようやくムジナの巣近くの林道に出ました。ここまで来れば大丈夫との思いから、恐怖から逃げれました。もう怖くて怖くて仕方ありませんでした。本当に怖かったです。熊に出会った時の対処法なんか、どっかに吹っ飛びました。ただただ、怖かったのです。怪我せずにすんで本当によかったです。みなさんも山歩きのときは充分注意してください。追記です。熊の生態をかいておきます。本州にいる多くの熊はツキノワグマです。ヒグマは北海道です。特徴は鋭いつめ(木登りや穴掘り)を持ち、時速40キロくらいで走ります。体重は400キロくらいで、背丈はツキノワグマが1.2、ヒグマだと大きいと2メートルくらいあるそうです。繁殖期は6月から初夏のころ。食べ物は春はブナの葉やいろいろな植物を食べます。夏はアリやハチなどの虫を食べ、秋はドングリなどの木の実を食べます。冬眠すると思われていますが、動物学者に言わせると冬眠ではなく、巣篭もりといって、穴の中でうつらうつらしていて、人間が近づくとぱっと起きるそうです。人を襲うのは、熊の天敵は人間で、人間のにおいや音に常に警戒しているようですね。出会いがしらの場合は、相手を攻撃して自分を逃がすためみたいです。基本的には臆病みたいですね。小熊がいる場合は、必ず母熊が近くにいます。あと熊は逃げるものを追う習性があるそうです。なので、目をそらせずに、少しずつあとづさるようにしたほうがいいといいますね。熊避けの鈴とか効果ないという人もいますが、ないよりはあった方がいいと思います。ただ、人がいっぱいいるところで鳴らすのはナンセンスだと思います。こんなところですかね。