富士山
富士山です。低山のフジヤマではありません。ふじさん、本物の富士山です。日本一の山です。行ってきました。仕事で説明のために、一度は登るべきかと思ったのです。以前撮った富士山です。行ったのは、8月25日と26日です。25日は馬返しに車を置き、一合目から五合目まで、翌26日は山頂に登頂し再び一合目まで下山です。五合目は佐藤小屋に宿泊しました。五合目の標高は、2305メートルです。五合目に宿泊するのは高山病対策の意味もあります。僕の場合2500メートルを超えると高山病になる可能性が高いので。過去に何度も失敗しているからね。さて、駐車場の写真を取ったらピーと言ってデジカメの電源が落ちました。購入してから5年くらいは経つかな。そろそろバッテリーがだめなのかなあ、ていうか充電してなかったわ。うはあ、バカじゃん、オレ。でも、登る途中でカメラを懐に入れて暖めたら、少しだけ復活しました。いつ切れるか分からないので、山頂撮影の為に佐藤小屋の撮影はしませんでした。佐藤小屋の写真については他の方のブログを見てください、文章としては記述しますが。馬返しの駐車場です。駐車場は満車でした。最近はここから登る人も多いようです。さて、ここから一合目を通り、五合目を目指します。最初は参道のような感じですが、二合目あたりから山道になって行きます。二度林道を横切ります。そうすると佐藤小屋です。佐藤小屋は五合目にあり、標高は2305メートルです。写真が無いのですが、夜中に見た富士吉田市あたりの夜景は見事でした。トイレに起きた偶然ですがね。小屋は古いけれどよく手入れされていて、一年を通して営業しているそうです。早速、うどんを注文して昼食としました。鍋焼きうどんですよ、びっくり。食後にあたりをフラフラして時間を過ごしていると、5時半ころ夕飯となりました。夕食は中華丼と野菜とお吸い物でした。けっこう美味でしたね。翌朝分のお弁当も、その時配っていただきましたよ。その後は寝床に行って寝てしましました。宿泊棟は2階建で、一階が個人の客用でした。二階は団体?用、また個室もあるみたいです。一階は、二段のカイコ棚方式です。個人客は3名だけで、寝るスペースは隣の方とは3メートル位離れていて十分でした。五合目だとこんな感じなのでしょう。おまけに平日だし。8合目あたりは一畳に三人くらいというので、天国の感がありますね。さて、翌朝というか真夜中の3時過ぎに目をさまし、トイレ行って3時半ごろに出発です。7合目近くでご来光を見ましたよ。みんな見たがりますが、ぼくはご来光にはぜんぜん興味がないのです。ところで6合目でスバルラインの河口湖口と合流しますが、外国客の多さといったらびっくりです。団体さんが多く、日本人かと思ったら台湾の方だったり。世界遺産の影響でしょうか。あと、子供連れの方も多かったですね。「いくつですか?」って聞いたら「6歳です」と答えてくれました。6歳って言ったら幼稚園かな。小学校はもう始まってるしなあ。また、口を押えて「気持ち悪い」と親御さんに言っている子もいましたね。たぶん高山病かな。吉田口には、七合目と八合目に診療所があるので行った方がいいんだけど。たしか八合五尺あたりから撮ったと思うんだけど、よく覚えていない。山頂近くの社。山頂です。御鉢です。良い景色です。今回は一合目まで戻るので、御鉢回りはしないでこのまま下山です。やらなくてよかったです。富士山は登るよりも、下る方がきついですね。そうそう高山病ですが、軽い頭痛はありましたね。でも、口を細めてローソクの火を吹き消すみたいに、息を吐くとその分息を吸えるとのことなので、その呼吸法を繰り返していたら、それ以上は悪化しませんでした。山頂でお味噌汁をたのんで、小屋で用意されたお弁当を食べていたらまた頭痛が始まりました。呼吸法をやっていると、治まります。やはり高山には弱いみたいです。下山はきつかった。膝が、ガクガクです。でも、不思議なもので三合目あたりまで下りてきたら元気復活です。膝の痛みもなんのその、けっこう早足で下れました。富士山は、標高は最高で、そこから見る景色も絶景です。でも、登っている最中は、まあ面白みのない山だなあと、ずっと思っていました。山頂についたときも「ああ、やっと登れた」と、あまり感慨深くはなかったのです。下るときには、くそつまんない山と思っていましたね。だって、6歳児でも登れるんだよ。体力と時間をかければ、だれでも登れる山です。夜ヘッドランプすれば歩けるんです。だからか低山でも、夜歩いてみて道迷いするんだろうな。でも、下山してから時が経つにつれて、やはり行ってよかったと思うようになりました。体力的にきつかったのと、周りの景色を楽しむという心に余裕がなかったと反省しました。帰りは道志みちを走り、途中道志の湯できれいさっぱりになり、あとは家を目指してひた走りました。日本最高峰の剣ヶ峰は行けませんでしたが、行っていたらたぶん膝はかなりひどいことになっていたでしょう。明日は仕事だし。この判断は正しかったと思います。次の機会に行けるでしょう。行くかどうかは分かりませんがね。とりあえず、日本最高峰の山には行けました。おわり。