暖かくなって体験乗馬の人が増える季節になりました。
バタバタしていたので珍しく１人で馬装。
てゆーか　これくらいもう自分で出来なくては…

皇ちゃんを馬房へお迎え。
無口に自分から顔を突っ込んでくれるから楽だ～。
連れて歩き出すと　ダン（ウエスタンの子）が耳を絞って通路側に寄って来た。
喧嘩売りに来たのだ。か～っ　バタバタっ
「くぉらぁ！」
一喝。ふんっ
これが効いたのか、前回のクリニックのおかげか
この日は妙に皇帝が動かしやすかった。

ウエスタンのスタッフN氏に聞きながら　
鞍付けまではいいんだけど　う～ん　頭絡…自信ねぇ…
でも師匠が歩いててって言うんだから　何とかしなくては。
ユキでやったっきりなんだよね。
指導をうけてやって見るもなんか変…
ちょっとねじれてたり　歪んでたり、
大人しい皇帝だからこそ　じっくり勉強させてもらいました。
やはりどんどんやってみないと憶えないね。

頭絡つけた後　ちょっとすぐに出れなくて　また無口付けようとしたら
皇帝口開けてて　思いっきり無口入ってんのにはビビった。
ごめん。しかし何故開ける。

勝手に並歩、速歩。
歩いててって言われたんだけど　虫を追って激しく首を振るので　走らせておくことにした。

どうも軽速歩がとり辛い（実は姿勢が悪かった）
速歩のほうがなんか　元気良くないか？と思ったら
師匠からお叱り。
「ただ座ってりゃいいってもんじゃないのよ～！」
「それはただ　馬の背中サバ折にしてるだけっ！
　我慢強い馬だから我慢してるけど　壊れちゃうわよ
　巻き乗りの時とかだけにしてっ」

どうも膝と足首がガチガチの為　ちっとも反動が抜けない様だ。
この日は皇帝の右後脚が調子悪かったらしく　駆歩もなし。
そう言えば　皇帝は練習馬として暦が長い故か　色々な面でフブキを思い出させる。
いかん、皇帝のがずっと若いんだから　大事に乗って長く居て貰わなくては…！

走っていてもたまに首を振る。
ぶんっと振った後　泡が宙に飛んだ。
わーアワアワだ。
皇ちゃんはいつもハミをアワアワにして頑張る。
ハナなんか　まだ全然その気配は無い（ハミ、黒いゴムのに変わってました）

「立ってみて」
「その位置、軽速歩で立つときも　足はそこ！」
「頭グラグラさせるんじゃないの！　膝と足首使いなさい！」
「首に手をついてみたら？」

少しは安定した。
でもこれって２ポイントじゃない。３点で体支えてるもん。
足首使うって　こうか？こうか？

がーっと気持ちが内に入ってきたところで
皇帝がびょんっと跳ねた。
次のレッスンに来た子供が動いたのに驚いたらしい。
あら？何故首が横むいてるのかしら？って思ったら
次の瞬間馬場の内側に居ました。（私　反応にぶいのか？）

いま集中してきたところだったのにって　師匠は悔しそう。
でもおかげで　すっごい楽に軽速歩できるようになった。（この日は）

「手綱開いて　三角形にして　膝締めないで　速くして」
１周したら終わり…
って聞こえると　妙に内に入ろうとしてくる　皇帝。
終わりだと思うと　もう終わらせることしか考えてない。
サボる方も　練習馬としてベテラン…

足首の硬さは　ホント問題だなぁ
膝と足首で抜くってどんな感じだろう…？

こうして　その夜ベッドの端で前傾して揺れる怪しい女が誕生した…