カテゴリ:自転車走行記録_2016
朝は、ものすごい風だったが、お昼頃には風も止みいい天気になった。
山に行く勇気はとてもないし、行って事故でも起こしたら迷惑なので、 ちょっと気になるところをチャリで確認しに行こうかと。 ここは、崩れていた石を片付けてますね。 この壁は西面なんです、地震で東西方向に揺れたと思われます。 私の家の中でもこの壁と同じ方向のものばかりが倒れていました。 断層がだいたい東西方向に走っているので、それがずれて揺れたということですかねぇ。 雲ひとつないいい天気なんです。 空だけ見ていると、あんな地震が起こった後だとは思えないです。 まずは、親戚の墓を見に来たんです。 うゎ、他家のお墓ですけど、倒れてました。 で、親戚の墓はと見ると、これが正常な姿。 右側の灯ろうは、というとあらら。 向かい側にあるお墓も。 墓石が倒れているところはほとんど無かったのですが、灯ろうや法名塔は結構倒れていました。 私以外にも、お墓が気になって見に来た人が何人かいました。 次は、兄の家に行ってみました。 大体の状況は聞いて、大した被害はないとのことでした。 まぁ、いかにも倒れそうな石が倒れてます。 いっしょに家の周りを見て回っていたら、 あ、門のところのブロック塀が割れてました。 その他は、水道管が一箇所破損しているとのことです。 近くの家が屋根の瓦が被害を受けていましたが、ここは大丈夫みたいでした。 瓦の被害は、この近くでもう一軒ありました。 とりあえず、港まで下ってみます。 途中で、屋根瓦被害をまた発見。 普通に走っていたらいつもと同じ町並みに見えるんですが、注意して見ていると、時折地震の爪あとがあります。 別府市の上の方(山に近い方)が被害が多いみたいなのですが、今日は登りません。 港(国際観光港)に到着。 いつもと同じ山々の景色が見えます。 埠頭のちょっと外れです。 とそのとき、チャリ子がぐらっとして、ガシャーンと。。 古傷と同じとこを打って、塗装が完全に剥げた。 これも震災被害ということにしておこう。。 なんか自衛隊の車があるな。 おぉー、自衛隊の災害派遣部隊と書いているぞ。 熊本へ向けて行くのだろうか、しかしなぜこんなとこにいるのか? まぁ、写真でも撮ってちょっとゆっくりしようか、としていたらチャリダーが来た。 一応、挨拶をする。 ちょっと話しをしてみると、どうも海上に自衛隊の艦船がいるとのこと。 実際は遠くにいて、とても小さく見える。 そこにまた他のオジサンが登場して話しが始まる。 そしてこのオジサンと顔見知りのようなオジサンもいた。 オジサンはなぜか単眼鏡を持っており、それで遠くの船を見せてくれた。 チャリダーさんは鶴崎方面から来たらしいのだが、このチャリダーさんとオジサン、なぜか艦船のことに詳しい。 「あれは、しもきたですかねぇ」とか、「ヘリを飛ばさないと港に入ってこれないんじゃないか」とか。 私にはさっぱり分からない話しです。 この二人は自衛隊マニアなのかもって思う。 わしはただの自転車乗りのおじさんなんだが、、あ! わしの履いているショートパンツ、カモ柄(自衛隊柄)だった。もしかして、わしも自衛隊マニアって思われてるのか? あー、スマホの柄もカモ柄だったゎ。 で、あの艦船、もう既に何時間もあの辺りをうろうろしているらしい。 そんでね、わし以外の人は消息通のような会話をしているんですゎ。 「あれは、呉の船だな」とか、 「別府港へ入るかどうか決断がつかないんじゃないか」とか、 「艦長が、防大出じゃないからなぁ」とか、 「防大出の艦長なら、さくっと現場で決断して入ってくるよなぁ」とか、 ええ、なんでそんなことまで知ってるのーって思いながらも面白いので聞いていた。 この頃はまだ一般の人は私達の他にはまだ数人程度しかいない。 「まだ入ってこないらしいよ」 「フェリーが出向したら入ってくるみたい、フェリーは19:00出航だけど。。」とか 「あれは輸送船だから、支援物資をこのトラックに積んで被災地へ行かせるんだ」とか、 「港に入るとヘリを飛ばせないから、海上でヘリ飛ばしてからじゃない?」とか、 「このトラックも呉の部隊だねぇー」とか、 「別府の自衛隊は、最初の地震で熊本に行ったんで、2度目の地震で道を塞がれて帰って来れない」とか、 私は、へぇーそうなんだぁー、って聞き入っていた。 皆で、海上の輸送船を待ち遠しく見守るオジサン達。 だんだんと私も、早く寄港して物資を被災地へ届けて欲しいという気持ちが高まっていった。 私には何もできないが、「艦長! 早く入港を決断してぇー!」、と心の中で叫んでいたようだ。 鶴崎のチャリダーさんの自転車。 これ、初めて見た、これ欲しいゎー。 リアギアのインジケーターだ! ロードバイクでもあるんだ! MTBでは付いていたので欲しいんだよねーロードにも。 しかし、シマノはもう製造してないんだって。。ガックリ。 チャリダーさんは、なぜこのインジケーターを付けているかというと、 なんと、フロント3枚にしているからだそうだ。 各フロントギアに対して、すべてのリアギアが使えるわけではないからとのこと。 確かに、適切なギアの範囲があるから、それを確認できるっていいじゃないですかー。 それと、写真を撮るのを忘れたが、このチャリダーさんの自転車に、私と同じ勾配計が付いていたぁー!! いやー、なんか嬉しいなぁ。 「お、艦長が決断したぞ」 え? 「タグボートが出ていったからね」 タグボート? 名前は聞いたことあるが、何をするものなのかはよく知らない。。 ま、なにはともあれ、よかったよかった。 ここに来て、すでに2時間程経っているし。。 やっとこのトラックも出番がやってくるということだ。 おぉー、艦首をこっちに向けて進んでくるぞぉー。 なんか、旗持って準備しだしたよ。 だんだんと現場が動き出しましたねー。 うぉーー、入って来たぞー! 迫ってきた。 隊員がこっち側に出てきています。 別の場所で、撮影していたチャリダーさんも戻ってきました。 ひぇー、かっこいいー。 この中に、艦長もいます、さてどれでしょう? 緊張の接岸作業中です。 結局、さんふらわーの出港は待たなかったみたいです。 これ、岸と船体が接触しないようにするためのものらしい、普通は埠頭側にタイヤとかが付けてあるのかな? 気がつけば、ギャラリーが増えていました。 船体後部。 タラップを降ろしました。 上陸でしょうか。 あれ、市長かな? 錦の御旗、どうだ。 いやー、これでやっと被災地に援助物資を運べますねー、ほっとしました。 艦長、ありがとう! もう18時を回っていました。 おじさんにお別れを言って、帰ります。 さらばじゃ、しもきた! なんかわしも、支援活動に参加した気持ちですゎ。 3時間以上も港にいたからねー。 本日は、9kmほど。 少な! で、私達オジサンは、名乗りあうこともなく、一期一会ということでお別れしました。 面白いでしょう、オジサンという生き物。 ところで、災害時に自衛隊が入るというのは、とても心強いということらしいです。 今日、3時間ほどしか見ていませんが、なんかそんな気がしましたゎ。 #たぶん、横で解説してくれるオジサン達がいたからだと思いますが。 -- にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.04.18 01:06:27
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