カテゴリ:自転車ペダリング
前回のペダリングの日記は3年以上前だった。
そうか、そんなに経っていたのか。 その間、ペダリングの進歩は無かったのか。 さすがに無いとは認めたくないが、3歩進んで2歩下がる、そんな遅々としたものだろう。 ペダリングについて書くという重い腰が中々上がらなかった。 本題に入ろう。 何か松本清張の小説のようなタイトルになっているが今から説明していく。 今回のペダリングは、「ペダルに重心を乗せるときに意識すべき一つの事」ということだ。 わしは最近になってやっと「ペダルは踏むものではなく乗るものだ」ということに気が付いた。 ロードバイクに乗り始めて8~9年も経ってやっとだ。 よいしょと乗れば、ペダルに体重は乗るのではないかと思うだろうが、最大限に乗せる方法、コツ、意識するところ、というのを述べようというわけだ。 言葉や文章で丁寧に説明するのが面倒くさいので、図を作った。 まずは、これ。 ![]() 言いたいことはこの一枚に詰まっている。 わしは、重心をどこに持っていくかというのに重要なのは頭の位置だと感じている。 重心をペダルの上に持っていくには、頭をペダルの真上に持っていく必要がある。 上図の右側の自転車正面の図で、べダルの真上を示すのに黒い点線を引いている。 そして、頭の位置(重心位置)を水色の線で示している。 この黒い点線と水色の線が重なるような頭の位置が最も効果的な位置だと思っている。 左側のグラフのようなものは正規分布のフリー画像を適当に拾ってきたものを使っている。 (正規分布は特に関係ありません) ここで見て欲しいのは水色の線のグラフです。 縦軸はペダルにかかる力(トルク)、横軸はペダル位置からの頭位置のずれを示します。 つまり、横軸が0(真ん中)はペダルの真上に頭があるときのトルクで最大値となっています。 そして、少しずれた水色の線の位置に頭があるときは縦軸のトルクはかなり下がっています。 ここで私が言いたいのは、この左右へのずれは、ほぼピンポイントで一致させないとトルクがかなり低下するということです。 衛星放送のアンテナを合わせるのと同じようにほぼピンポイントで合わせないと、ゲインは一気に落ちてしまうということです。 そして、次にもう一つ絵を作りました。 ![]() 今度は、横から見た図です。 右側のべダルの真上の線を黒い点線で、そして人間の重心をオレンジの線で書いています。 横からみたときの重心が頭の位置なのか腰の位置なのかはよくわかっていません。。 ま、ここでは、とりあえず重心位置が図のように前後にずれているとします。 このときの重心のずれとトルクの関係は左側のグラフではオレンジのグラフになります。 このとき、ずれたことによるトルクの低下は、先ほどに比べるとかなり少ないです。 つまり、横から見た場合の重心のずれはピンポイントで一致させるほど神経質にならなくてよい、と。 体重をペダルに乗せるために意識すべき点は、 「頭を左右のペダル上部に乗せるように上体をゆらしてペダリングする」ただそれだけです。 ダンシングのときにこれを意識すると、重心がきれいにペダルの上にのるといつものダンシング時よりギア1~2枚重くできるくらいトルクが増すのを実感できるはずです。 シッティングの場合も同じです。 ペダリングの説明の図や動画ではほとんがが自転車を横から見ている場合がほとんどです。 正面から見て説明しているのはあまり見たことがないです。 ですが重要なのは正面から見て、重心がペダルに乗るかどうかなんです。 これは、あまりに常識すぎて、誰でもできていることだからあえて説明する人もいないのか? 出来ていなかったのは世界でわしだけだったのか? もし、そうならこんなことをわざわざ書いたわしは。。 ま、わしの備忘録としては意味があるか。 「重心の左右は点(ピンポイント)で、前後位置は線(だいたい)でいい」 ま、言いたいのはこれだけです。 まずは、左右の重心がビシッとペダルの上に乗る、これを完璧にできるようになるのが最優先かな。 これができずに、前後の重心位置を合わせたところで大した効果はないように思います。 最初は、頭を左右に動かす意識なのですが、だんだんと慣れてくると胴体から始動する感覚も出てきたりしてます、動きとしてはその方が自然な気もしてきています。 これがリズミカルに続けられるようになればもっと楽になるかなぁーと。 今回のペダリングは、この夏に体調を壊して筋力が落ちたり、ガーミンサイコンが壊れて暫くサイコンの無い状態でのサイクリングが続いたことが契機となっています。 タイムやスピードを意識するのをやめて、サイクリングを楽しむという意識に変えてみたんです。 これが楽しくて、さらに楽をするペダリングを探っていたら、意外なところに辿り着いたと。 怪我の功名とでも言うべきかでしょうか。 東京オリンピックの女子ロード金メダリスト、キーセンホーファーも言っています。 このブログを読んでいるそこのあなた、あなたにもその言葉を贈りましょう。 「誰も本当のことは言わない」 なので、このペダリング記事も信じてはだめです、自分で自分の答えを探してね! -- ![]() にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.12.02 18:38:12
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