カテゴリ:自転車関連
最近ちょこちょこやってるサドル調整。
中々ビタッと決まらないんですぅー。 ある程度フィットさせたら、後はパッドかなぁーと、そっちへ逃げる。 気が付くとアソスのビブがいいのかもなぁーと考えるようになる。 あのね、アソスのビブって、2万~5万もするものなのよ、そんなものを本気で考えだす始末。 これは良くないということで一旦立ち止まる。 そもそもお尻のことをよく知らないよな、わしは。 ただ、感触に頼って、あーでもない、こーでもないとサドルをいじっている。 そもそも座骨ってなんだ?? というところから調べ始めた。 座骨の形、点で当たる場合と線で当たる場合がある、ということに行きついた。 今までの経験と合致するようなところがある。 そういう流れで見つけたのがセラSMPのサドルなのだった。 癖の強いあの形。 絶対わしには合わないだろうと思っていて、あまり調べたこともなかった。 月日は流れ、今日。 サドルが届いた。 SELLE(セラ) SMP の HELL というサドルです。 amazonで、12,000円程です。 これは、セラSMPをとりあえず体験してみたいという人向けの廉価版モデルです。 皮張りのハンドメイドのやつは3万円以上します。 通販でいきなり3万円払って、座ったら痛い!ってなったら目も当てられない。 1万2千円なら、即サドルコレクション入りしても何とか耐えられるかななぁーと。 台紙の黄色い四角で囲ったところ、WELL をボールペンで修正して HELLに直している。 元々は HELL って名前だが、どうも名前が悪いらしく検索でヒットしないとかいう問題が出て、HELLからWELLという名前に変えたという話がネットに転がっていた。 それで台紙の方は WELL になっているが、サドル自体に印字されているのはHELLなので、HELLに訂正しているみたいなのだ。 ま、サドルで名前が「地獄」って、確かに恐ろしい名前だよな、あまり座りたくないような。 調べて色々知ったのだが、穴あきサドルの特許はセラSMPが持っているみたい。 セラSMPの特許は穴がサドル先端まで空いているところらしい、なので他社の穴あきサドルは先端の方はすこし塞がっているとのことだ。 サドルレールの後部が繋がっていいるところも特許らしい。 これで剛性を出していると。 他社のは後部は繋がっていないのだ。 わしが、試してみようと思ったのはサドルの形状なのだ。 今までのサドル調整でやってきたことが、このサドル形状だとうまくフィットするのではないかと考えるに至ったのだ。 サドルレールの後部。 サドル後方の「SELLE SMP」は単なる飾りではなく、反射板になってるみたい。 結構細い部分が長く見える、座ったら痛ッ!ってなりそうな予感もするなぁぁ。。 サドルレールの調整幅(メモリの付いている箇所の長さ)は結構長めだ。 イタリア製とのことだ。 あんなに微調整を繰り返したサドルをあっけなく外した。。 右側が外したセライタリアのSLR BOOSTとかいうサドル。 左側が新しいセラSMPのHELLというサドル。 ちまにみ、セラ(SELLE)というのはイタリア語で、サドルという意味らしい。 なので、セライタリアは日本だと「日本サドル」という会社名に相当するような感じらしいぞ。 ということで、セライタリアとかセラSMPとかセラサンマルコとかってのは別にグループ会社ってわけではなさそうだ。 その中でセラSMPはイタリアで一番古い老舗らしい。 今まで使っていたセライタリア(左側)のサドルは3万円ほどしたものだ。。 とりあえず、セラSMPのサドルを取り付けてみた。 基本設定は、後部と全部の高いところを繋いだ線が水平になるようにするとのことだ。 ここから微調整を掛けていけと。 そんなに時間は掛からなかったなぁー、一応以下のような若干前上がりの設定に落ち着いた。 一番凹んだところから前上がりになっている辺りに、座骨が線で当たるように座ることを意識する。 座骨の3次元形状を頭に入れたので、そのイメージを持って骨盤の傾きをコントロールするのだ。 最初に座ったときは、「あ、ダメか!」って一瞬思った。 ちょいと調整してみると、「ん? 割といいかも」と。 暫く座ったままにしてみたりしたが、やはり実際に乗ってみないと何とも言えないかな。 ロードバイクに乗り始めて9年ほどになるが、お尻の痛みとは常に隣り合わせだったはずなのに、その痛みの原因とか座骨の形状とかを調べることもなくサドルを替えたりしていた。 ケツが痛いのはしょうがない、それよりもパワーの出るフォームとかフィッティングを追っていた。 一旦、その思考をやめることで、色々なものが見えてきたような気がする。 セライタリアのBOOSTサドルが最適だなぁーと思っていたが、何かのきっかけから疑問や不都合が見つかり、他のサドルが気になり始める。 最適解を探す、今登っている山が一番高い山なのか? もっと遠くにはもっと高い山があるのでは? 何やら最適解の探索アルゴリズムのような様相を呈してきたな。 仮に誰かが、「サドル沼脱出アルゴリズム」を開発したとしても、人間はやはり更なる最適サドルを探しに旅に出るような気がする。 つまり、死ぬまで満足は出来ないということか。 「人生とは、サドル探しの旅である」と、誰かか言ってたかなぁー。 さてさて、この地獄サドルは吉と出るか凶と出るか、お楽しみだな。 -- にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.06.29 23:22:12
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