2007/11/04(日)00:48
Ready for Adventure ?
今日が何の日か知ってますか?
土曜日?
ちっちっち!
違います、タダの土曜日じゃありません。KTM 990 Adventure の納車日なんです。(笑)
常に会社の鞄の中にKTMのカタログを忍ばせ、たった8ページ(そのうち写真が5ページ)しかない場所を何度となく見返し、こいつを使ってどこ行こうか、どんな所を走らせようか想像をたくましくして毎日過ごしてました。
最初、ショップの社長からは、「納車日は来週末(今から一週間後)」と聞いていたので、まさか、一週間も繰り上がるとは思いもよりませんでした。
「XTZで行こう土日林道ツアー」を急遽取りやめ、このAdventureの納車を最優先にしたのでした。
昨日のお昼前にショップの社長から電話があり、
「990Adventureですけど、明日の昼くらいには準備完了しますので」
「え?」
思わず耳を疑ってしまいましたが、明日と言っておりました。うーん、やるな社長。一週間先の納車日を言っておいて、一週間早めるとは(^^;;
「すいません。ただ、頼まれたオプションは全部、在庫が無くて、もうちょっと後になるんですよ」
と社長。頼んだオプションとは、サイドケース(左右)とそれを取り付けるステー、そして、あの名車R1200GSには標準装備だったグリップヒーター、最後に高速走行用のハイシールド(前のカウルの透明な部分ね)。
いいです、いいです、オプションなんて。ですから、早く乗らせて~♪
あまりにルンルンな気持ちだったので、すぐ、妻に電話し、会社帰りに「前夜祭」という名目でケーキを買って帰りました。
そして家に帰ると、そこには、もう一枚上手の妻がいたのでした。
「今日はいい買い物できて、私もうれしくて」
「?」
「靴とカーディガン2着、それとね、下着セミオーダーで買ったの」
「???」
「だから、もうそろそろボーナスでしょ。納車記念で私も一緒に好きな物を、、、」
(や、やられたぁ、、、、)
ハイ、何も言い返せませんでした。(TT)
こんなしたたかな女になるとは、、、、あなどり難しHEIZOの妻、、、、。
しかーし、今日の俺はそんなことではへこたれない。妻が与えた(!?)ダメージを遙かに超えるルンルン気分が、ショックを吸収霧散させてしまっていたからです。
だって、明日は楽しみな納車日。正確に言うと、引取日ですね、取りに行くので。
さて、そんな楽しみな前夜から、納車日の今日まで、あっという間に時が過ぎあ、翌朝を迎え、すぐお昼に。
行ってきました尼崎、国道42号線沿いにあるKTM正規ディーラー IMPALAへ。
フロントで簡単な説明を受けてから、実車を見に隣の整備工場へ。
あ、あった。俺のAdventure。
つや消しの黒とグレーで統一された車体は、カタログやWebで見るよりずっと上品。ボディーにワンポイントで
adventure
とオレンジの文字が記してある。
「かっこいーーーーーっ!」
そして、
「で、でけぇーーーっ!」
というのが正直な感想でした。
センタースタンドで立っているせいもありますが、このバイク、やはり大きいです。
R1200GSと比べて、GSのようにフロントフェンダーが鳥のくちばしのようにとがっていない分、全長は気持ち短めかもしれませんが、高さ、横幅、結構な存在感です。
そして、メーター類はこんな感じです。
(ブレーキケーブルが邪魔ですみません)
速度計、水温計、Clock、ODDメーターはデジタル。タコメーターはアナログです。
ABSはON、OFF切り替え自由。
そして、うれしいことに12V の電源ソケットが標準装備(パンフレットに載って無いじゃないコレ)
サスペンションは前後ともWP、ブレーキはBlembo。
うーん、スゴイパーツですな、、、。
さらに、シートの下側に変なレバーが付いてます。
「これ、なんのレバーですか?」
と社長に聞くと、このレバーでスプリングを調節して車体を上げたり下げたりできるそうです。
足つきの悪い人が、車高を下げて調整したり、後ろに重い荷物を積んだときに調整してやったりできるそうです。
(これもパンフレットに載ってないよ!)
といったように、KTMのバイクって日本のメーカーやBMWなら絶対に載せるポイントを全然載せず、エンジンの構成ばっかり宣伝してるんですよね。
ここの辺りをもっと上手く宣伝したら、日本でもユーザー増えると思うのは俺だけでしょうか(^^;;
さて、給油の仕方、サスペンションの調整の仕方、バッテリー上がりの対処法、ちょっとしたメンテナンス方法、丁寧に教えてもらいました。(CB1300SBの時は、こんなこと教わらなかったなぁ)
そして、エンジン始動。
さすが、LC8 V2エンジンは軽快な音を出しますね。
バラバラバラバラバラ
ボルドールの時は、排気音が静かすぎて、電動バイクみたいな感じでしたが、今度はそれなりの(バイクの)音です(笑)
それと、ボルドールは、マフラー一本出しだったのが、今度はツインサイレンサーです。
肝心の足つきはというと、、、前回試した通り、両足1/2着きます。まぁまぁ良好な方ですね。
跨った時のライディングポジションも身長180cmの私でちょうど良い感じ。私にとってのフィット感はR1200GSの方が、もう少しのびのびとしていました。けれど、前のボルドールのように窮屈な感じはしないので、十分OKです。
そそくさと、ディーラーを後にしながら走り出すと、このLC8エンジン、低速から高速までスムーズにフケ上がって良い感じ。気がつくとすぐ80km/h近く出てしまうのですが、乗っている方としてはそんなスピード感はあまりありません。
ただ、慣らし運転中なので、6500pm以上は回転数を上げられないのが難点(って街中でそんな加速しませんって)
こんなところが、このLC8エンジンの凄いところ。それと、初期シールドの防風性能のお陰でしょう。
一通り説明を受けたので時計はもう3時を回っていました。これから山へ行くにはちょっと遅い時間。
それならばと、西宮の「DSにりんかん」に向かいました。
何気なく停めて眺めてみると、やはり、でかい。
さて、バイク用品店に何を買いに行ったかというと、これです。
「燃良太郎」です。これをタンクに仕込むと、燃費が上がるというお得グッズ。なんでも、ガソリンの分子構造が安定して燃費が良くなるとか(笑)
バイク雑誌で紹介され、実際に燃費を計ったところ、本当に向上したそうです。
とりあえず2本買い、左右のガソリンタンクに1本ずつ入れました。
(ハイオク仕様になってしまったので、なるべく燃費よくと思い、、、)
あ、そうそう。このバイク、燃料タンクが左右2つなんです。まず、右のタンクに7分目まで入れて、それから左のタンクを満タンにいれる、というちょっと面倒な仕様になってます。
社長曰く、この左右のタンクは一番下のところがホースでつながっているとのこと。
そして、なるべく重心が下に来るように、満タン時とカラの時で走行性能が変わらないようになっているそうです。
さすが、レースから培った技術が、実写にフィードバックされているKTMらしい。
けど、このガソリンタンク、慣れないと入れるのが大変です。現に、セルフのスタンドで入れるとき、左側から入れてしまい、すぐ気づいて右に入れ直し、思いっきり引き金を絞ったら、タンク内壁にあたってガソリンがあふれ出し、ボディーにびやーっとかかってしまいました(TT)。
さらに、左側を満タンに入れるときに、「ノズルの先端にガソリンが触れれば自動的に止まるだろう」と高をくくっていたら、止まらず、またしても溢れ出すし(TT)。
慣れないと大変ですね。
あと、どうしても買っておこうと思ったグッズがもう一つ、これ!
アラーム着きディスクロック。これを前輪にセットしてカギを掛けると、5秒で警報セットON。その後、ハンドルを揺らすと、センサーが作動し110デシベルの大音量が(結構うるさいです)。
さて、明日は、高速走行性能とワインディング性能を
京丹後半島
まで試しに行ってきますね。