何でも雑記帳

2007/10/09(火)11:04

佐藤康行語録 その1.

佐藤康行(2)

私は、今までいろんな人を見てきました。 その中で、分かったことがあります。 それは、親があんまり宗教を一生懸命学んでいると、 その子どもがおかしくなることが多いことです。 それもものすごい確率で、です。 宗教に限らず、道徳や倫理を学んでいる人もそうです。 それはなぜかと言うと、 親が子どもを教わった通りの形にはめようとするからです。 理想の形に育てようとするからです。 生命というのは、自然に伸びようとする働きがあります。 種は土と水と太陽にさえ恵まれれば、 自然と育ってきれいな花を咲かせます。 ところが親が子どもに対して、「こうなって欲しい」、「ああなって欲しい」 と自分の思いで縛りつけてしまうのです。 あまりにも理想論で縛りつけてしまう。だから、子どもは苦しむのです。 親が理想論で縛ってしまうから、子供が自然に伸びようとしても伸びない。 そこで親に反発して家を飛び出して行ってしまうのが不良です。 親に反発もできず、塞ぎ込んでしまうのが引きこもりやうつ病なのです。 そうではなく、自然と伸びようとする働き、 生命の働きに沿ってあげないといけないのです。 宗教を学ぶのは悪くないのですが、本当のことが分からなければ、 逆効果になる場合が多いのです。 戦争もほとんど宗教が原因だと思いませんか? あれは、型でつくった理想論になってしまっているからです。 宗教は本当は平和のため、幸せのためにあるはずなのに、 それが一番人を殺し、人を苦しめている現実があります。 それは、本当の宗教ではなくて、 人間が作った正義になってしまっているからです。 キリスト教で、「人間は罪の子」だと言います。 しかし、また一方では「人間は神の子」だと言う。 一体、「罪の子」なのか、「神の子」なのか、どっちなのか? それは、頭で考えている自分や、過去の記憶、 業の自分を自分と思っていると「罪の子」ということなのです。 内なる神を信じ、内なる神を認めたら「神の子」なのです。

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