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別ヴァージョンの人間史 by はやし浩司

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2006年12月26日
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カテゴリ:日々の随筆
●今朝は暖かい

+++++++++++++++

12月26日。今朝は暖かい。
見ると、外は小雨。

数日前、南オーストラリア州に住む
友人と電話で話した。あちらでは
気温44度を記録したそうだ。

おまけに干ばつ。暑い日には、
川のあるところまで行き、ボートに
乗るのだそうだ。

それにしても、気温44度とは!

風呂でも、42度が限界。
私には想像もつかない暑さだ。

それを知ると、今日の小雨が
ありがたく思える。

++++++++++++++

 今年も、無事、終われそう。いろいろあったが、何とか、無事に、終われそう。とくに大きなことはしなかったが、無事ということは、無事。軽い風邪以外、家族、みな、病気らしい病気をすることもなかった。

 平凡を感じたら、現状維持。平凡にまさる美徳はない。欲もほどほどに。「まあ、こんなもの」という割りきりが、人生に道を切り開く。

 ワイフが少し前、こう言った。「50歳を過ぎると、人の心がよくわかるようになる」と。それまで見えなかった人の心が、よくわかるようになる。そういう意味で、そう言った。

 それは事実で、自分にとって、どの人が大切で、どの人がそうでないかが、よくわかるようになる。と、同時に、自分が相手にとって、大切な人かどうかも、よくわかるようになる。

 だから、自分にとって大切な人を大切にするというよりは、自分が相手にとって大切でないと感じたときは、いさぎよく、その人の前から去る。何ごとにつけ、偽善は、よくない。力になれない人の前で、善人ぶるのは、さらによくない。

 それはたとえて言うなら、女性の心をもてあそぶようなもの。幼い子どもの心を、だますようなもの。

 しかしそう考えていくと、自分のまわりの人間関係が、どんどんと小さくなっていくのがわかる。100人から10人へ。10人から数人へ……。

 来年は、どんな年になるのだろう。同年齢の人たちは、みな、定年を迎える。だからといって、私まで定年を迎えることはない。私は私。ただこのところ、少し、自信をなくしつつある。言うなれば、さびれた商店街の一角で、商売を構える商店主のような気分。

 何とかやっていかれるだろうとは思うが、その先が、よく見えない。やはりここは、現状維持。それができるだけでも、御(おん)の字。そのときがきたら、そのとき。そのときは、いさぎよく、負けを認めればよい。

 それまでは、がんばろう。

 ……とまあ、何となく暗い話になってしまったが、誤解しないでほしい。私の心は、意外とサバサバとしている。今までこうして無事、やってこられたというだけでも、ありがたい。そう思っている。感謝している。

 とりあえず、来年も、今までどおりのことをするだけ。健康に留意し、仕事に全力投球。結果は、いつもあとからついてくる。何かあったら、そのときは、そのとき。そのとき考えればよい。この日本だけでも、1億2000万人もの人たちが、ぞれぞれの道を歩んでいる。私にだけ道がないということもない。

 何とかなるさ!、と自分に言い聞かせたところで、今朝の雑感は、おしまい。

 おはようございます!

(追記)今朝の新聞によると、イーオン(株)が、定年を今までの60歳から65歳に延ばしたそうだ。とてもすばらしいことだ。60歳といっても、まだまだ働きざかり。自分がその年齢に近づいてみて、それがわかった。

 私の近所には、55歳で定年退職をし、そのあと、どうということはない、つまらない人生(失礼!)を送っている人は、いくらでもいる。そういう人たちの人生を見ていると、それが理想の人生とは、私には、とても、思えない。

 川の水は流れるから、川の水。中国でも、『流水は腐らず』という。私はいつまでも流れる川の中で、泳ぎたい。よどんだ池の中で、顔だけ出してアップアップして生きるような人生だけは、ごめん。そんな人生を生きていると、心まで腐る。





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最終更新日  2006年12月27日 08時00分24秒
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