楽天・日記 by はやし浩司

2007/04/01(日)21:05

●ネットの世界

日々の随筆(1009)

●浮気性 ++++++++++++++ 日々に進化するネットの世界。 ついていくだけで、やっと。 が、それだけではない。 ふと振りかえると、自分だけが どんどんと取り残されていく。 今、発行している電子マガジンに しても、すでに時代遅れ? そんな感じがしてならない。 +++++++++++++++  インターネットをしていると、つぎつぎと、新しいサービスが始まる。電子マガジンサービスやネットタウンサービス、それに携帯電話HPサービスなど。これらは、古いほうだが、それだけではない。今度は、F社から、「F・ネットワーク」というのが、始まった。  いわゆる仲間づくりのためのサービスと考えると、わかりやすい。  おもしろそうだったので、入会してみた。  で、この世界、日進月歩というか、新しいサービスだけに、使いやすい。画面も見やすい。それでついつい、「Fネットワーク」に、ハマってしまった!  しかし我が身は、一つ。パソコンに向える時間にも、限りがある。そこで一つのサービスに熱中し始めると、別のサービスが、おろそかになる。  こうしておろそかになったものに、チャットがある。今は、ほとんど、していない。つぎに掲示板もおろそかになってきた。今は、かろうじて、電子マガジンを発行しているが、会員数がふえない日がつづいたりすると、とたんに、やる気をなくす。  仕事としてしていれば、そういうこともないのだろうが、もちろん仕事ではない。サービスというより、ボランティア。ボランティアというより、脳ミソのジョギング。何とか、1000号までは、つづけたい。  こうして考えてみると、私は、かなりの浮気性である。一つのことに夢中になり、それが一巡すると、つぎのものへと興味の対象が、移動していく。  ホームページにしても、今は、新しく、「はやし浩司の書斎」というのを、つくっている。今は、それが楽しい。  ただ、問題がないわけではない。  それぞれのサービスを通して、それぞれの世界の人たちと知りあい(?)になる。それはそれで楽しいことだが、やがてどの人がどの人だったのか、わからなくなってしまう。それにせっかく一つのサービスで知りあった人でも、そのサービスから遠ざかると、そのまま、疎遠になってしまう。  人間関係が希薄になったというか、なりつつある。もともと顔を見たこともない人たちだし、声も聞いたことがない人たちである。だから忘れるのも早い。とくにこのところ、初老性のボケもあるのか、よけいに早く忘れる。数週間も間をおいたりすると、「そんな人、いたかな?」(失礼!)と思ってしまう。  こうしたインターネットがもつ欠陥を克服するためには、どうしたらよいのか。いろいろ考えるが、妙案が浮かばない。というのも、これは私だけの問題ではないからだ。相手の人にとっても、立場は同じ。私は忘れたくなくても、相手の人は、私のことなど、すぐ忘れる。  そこで今は、こう割りきっている。  相手の人も、私のことなど、すぐ忘れるだろう。だから、はじめから、何も期待しない、と。考えてみれば、さみしい世界。ホント! 【補記】  しかし、もう、電子マガジンの時代は、終わったのかもしれない。ある時期、つまりマガジンの全盛期には、どのマガジンも、爆発的に、読者をふやすことができたという。が、私がマガジンを発行したのは、その時期が過ぎて、下火になったころ。  が、このところ、ますます下火になってきたのではないか?  こうまでいろいろなサービスが出まわってくると、マガジンを出す意味が、どんどんと薄れてくる。私自身も、ときどき、何かしらムダなことをしている気持ちに襲われる。 大きな流れとしては、発行者と読者との、相互コミュニケーション型のサービスの方に人気が移りつつあるのではないか? またそういう方向に進んでいるのではないか? あくまでもそう思うだけだが……。  「マガジン」という以上、もう少し、雑誌型のマガジンにしてもよいのではないか。読み物あり、コラムあり、と。今のやり方は、どちらかというと、報告書を、読者のみなさんに、ただ一方的に送りつけているだけ。そんな感じがする。  今日もまた、「これでいいのかなあ?」と疑問のまま、マガジンの発行予約を入れる。  ……そうそう、もう一つ、問題点が浮かんできた。  以前は、朝起きるとすぐに、パソコンにスイッチを入れ、ほとんどそのまま原稿を書き始めることができた。  しかし今は、あちこちのサイトをチェックしたり、あるいは書いた原稿を、あちこちのサイトに転送したりする手間に、かなりの時間をとられるようになってしまった。実際には、朝起きてから、原稿を書き始めるまでに、何だかんだと、1時間ほど、時間がとられてしまう。  これはかなりの時間のロスと考えてよい。  そんなわけで、やはり、どこか一本に、活動の本拠地を、しぼらねばならない。浮気ばかりしていると、それこそ、わけがわからなくなってしまう。  そういうことで、1000号までは、電子マガジンに、精力を傾けることにした。改めて、今、そう、自分に言ってきかせた。

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