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楽天・日記 by はやし浩司

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2007年08月18日
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●日韓経済戦争(8月18日版)

++++++++++++++++++

みんなで勉強しよう、国際経済。
今の韓国をみれば、わかるわかる、
国際経済。

++++++++++++++++++

8月15日、16日、17日の3日間、
世界中を、巨大な地震が駆け抜けた。

株価の大暴落という大地震である。
震源地は、アメリカ!

結果、日本の株価は、
1万8000円前後から、1万5200円前後まで
下落(日経平均)。

同時に韓国の株価も、2000ポイント前後から、
1630ポイント前後まで下落(KOSPI)。

単純に計算すると、
日本の株価の下落率……約16%
韓国の株価の下落率……約21%(8月17日現在)
ということになる。

と、同時に、日本では円高が進み、
韓国ではウォン安が進んだ。

どうしてか?

言うまでもなく、円をほしいと願う人が
多ければ多いほど、円高になる。

反対に、ウォンなどいらないという人が
多ければ多いほど、ウォン安になる。

朝鮮N報は、アメリカのファイナンシャル・
タイムズ紙の記事を引用しながら、
「ウォン安は、輸出企業に有利」などと
書いているが、これはとんでもない
まちがい。

百聞は一見にしかず。

まず、(財)国際通貨研究所がまとめた
グラフを見てほしい。

韓国の国際収支の内容をグラフ化した
ものである。

図2は、年度別の国際収支を示したもの。
図3は、毎月の国際収支を示したもの。

(図2)

img331


(図3)

img332


このグラフの中で、「その他投資」という部分に
注目してほしい。グラフの中では、橙色(黄色に赤線)
で示されている部分である。

実は、これが韓国の借金による部分である。
もう少し正確に言えば、「短期外債債務」。
「その他投資」というのは、まっかなウソ。

韓国の経済指標によれば、こうした「債務=借金」まで
「その他投資」という「投資」になってしまうらしい。
しかも堂々と、「黒字」に組み込んでしまう!

(恐ろしい!)

そしてその大部分は、日本からの借金である。
正確な額は不明だが、(財)国際通貨研究所の
報告(2007・7・13付)によれば、

「短期外債債務というのは、銀行の外貨建て
債務である」「(正確な額はわからないが)、
日本から円建て借り入れがふえていることも、
複数の情報筋がコメントしている」となっている。

「正確な数字は不明」というのは、こうした
借金は、複雑かつ、さまざまなルートを経て、
韓国に流れこんでいるからである。

このグラフを見てもわかるように、韓国の
国家経済は、貿易(ものの売買)では、
かろうじて黒字(図の中の青い部分)
を維持しているが、全体としてみると、
まさに自転車操業。

とくに図2の2006年度の部分に着目
してほしい。

赤い折れ線グラフで示された資本収支に
だまされてはいけない。

もしこのグラフから、「その他投資=借金」
を取り除いたら、このグラフはどうなるか、
頭の中で想像してみてほしい。

あなたは今、韓国経済がどうなっているか、
それがわかるはず。と、同時に、あなたは
戦慄さえ覚えるかもしれない。

(ついでに「経常収支」の部分も見てほしい。
グラフの中では、青い色で示されている部分である。
いわゆるモノの売買で得た収支のことだが、
04年、05年、06年と、年々減少している
のがわかる。つまり貿易による収支が、悪化
している。すでに07年に入ってからは、
赤字になっていると言われている。

この状態で、原油高がさらに進み、ウォン安に
なったら、韓国は、どうなるか? 赤字幅はさらに広がり、
韓国は破産する。)

2007年の4月、国連のアジア太平洋経済
会議(ESCAP)は、通貨危機が起こりうる、
もっともあぶない国として、韓国を筆頭に
あげた。その理由は、こんなところにもある。

つまり円高になればなるほど、(=対円で、ウォン安
になればなるほど)、困るのが、実は、韓国
なのである。

わかるかな?

円高になればなるほど、実質的な金利が
上昇することを意味する。
つまりその分だけ、借金がさらにふえることを
意味する。

そこでこの2か月連続で、韓銀(日本の日銀)は、
2度に渡って、政策金利をあげている。

わかりやすく言えば、世界に向かって、エサを
まいた。

何としても外資を呼び込みたいと必死に
なっている韓国。つまり今の韓国には、「お金が
ナ~イ」。借金を借金で返す、まさにまさに
自転車操業。

こんなときにウォン安になったら、韓国はどうなるか。
輸出どころではなくなってしまうはず。

そこで17日、韓国政府は、こんなコメントを
発表している(東亜N報)。目立たない小さな
記事である。しかもそのコメントは、その末尾に
あった。

政府高官筋として、いわく、

『政府はウォンの価値が適正水準以上に、
過度に下落する場合、外国為替の保有額を
活用して、市場介入に乗り出す方策を
積極的に検討し始めた。

政府高官は、「国内の金融会社と企業が、
国際金融市場で外貨の借り入れに困って
いるので、信用梗塞の問題が浮き彫りに
なるのではないか注視している」と述べた』
と。

わかりやすく言えば、

(1) ウォン安は困る。
(2) 金融会社と企業が、外貨の借り入れに
困っている。
(3)ウォン安になれば、政府が介入する、と。

「ウォン安は輸出に有利」「サブプライムショックは、
円安・ウォン高に終止符か」と、ノー天気な
大本営発表を繰り返す朝鮮N報。

しかしその記事も、このグラフを見れば、
むなしい。

(ひょっとしたら、朝鮮N報には、経済の
専門家がいないのではないか?)

繰り返すが、ふつう、株が売られれば、
その国の通貨の価値は上昇する。
株を売って、お金に換えようとする
からである。

今回のように、20%以上も株価が
暴落した韓国なら、なおさらである。

が、ウォン安?

……つまり、この事実は、株を売ったのが外国投資家
であり、その外国投資家たちは、さらに
そのウォンさえも売って、韓国を出たことを意味する。

わかるかな?

この2週間、韓国から外資がどんどんと引きあげて
いる。その額は、10兆ウォン以上とも言われて
いる。つまり繰り返すが、「ウォン安になったから、
輸出で有利になった」と喜んでいるばあいでは、
ないのである。

さあ、どうするか、韓国?!

日本は、まだまだアジアの大国だぞ!
貿易収支だけでも、788億ドルの黒字。
加えて所得収支も、同じ額だけの1145
億ドルの黒字(06年)。

これらからサービス収支などをのぞいても、
約1600億ドルの黒字(財務省)。

たしかに日本は、現在、国家債務が700~800
兆円もある。

しかし外国に対して借金しているわけではない。
わかりやすく言えば、一家のおやじが、自分の
息子たちに借金をしているようなもの。

しかもそのおやじ(=日本国)には、700兆円
近い資産がある。

しかし韓国は、ちがう。

おやじもおやじなら、息子も息子。その息子たちも、
何と、70兆円という個人負債をかかえている。

70兆円だぞ! わかるか!

いらぬ心配かもしれないが、こんな状態で、
日本を敵に回して、韓国は、どうするつもり
なのか。

ウソをウソで塗り固めた大本営発表。
経済成長率が、年率5%だってエ?

そんなことは常識で考えても、ありえない!

機会があれば、そのウソについても
書いてみたい。





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最終更新日  2007年08月18日 22時29分17秒
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