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別ヴァージョンの人間史 by はやし浩司

別ヴァージョンの人間史 by はやし浩司

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2007年09月05日
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カテゴリ:BW教室のこと
【今朝・あれこれ】(9月5日)

++++++++++++++

今朝は、これから病院へ行ってくる。

数日前、毛虫に刺されたあと、おかしな
抗原・抗体反応がつづいている。

刺されたのは、脇の下だが、それが
昨日から、左腕、左脇、それに左の
肩のほうまで、痛みや腫れが広がって
きた。

ときどき、発作的に、ギリギリと激痛が
走ることもある。

症状は、この数日間、少しずつだが、
収まりつつある。しかしインターネット
で調べたかぎり、こうした症状は、
2~3週間はつづくとのこと。

ゲッ!

2~3週間もつづいたら、たまらない。

……ということで、病院へ。

+++++++++++++++

 昨日、小5クラスで教えているときのこと。時折、激痛が私を襲った。毛虫に刺されたあたりを中心に、そこからギリギリと、外に向かって激痛が走る。激痛そのものは、瞬間で終わるが、そのときは息もできないほどになる。

 ざっと数えてみたら、30~40か所以上、刺されていた。おそらく毛虫の幼虫を、脇の下ではさんでしまったのだろう。

 だから子どもたちに、「今日のぼくは、元気がない」と告げると、ここで意外なことが起きた。

 いつもは「林なんか、早く死んでしまえ」などと言っていた子どもたちだが、みな、神妙な顔つきになって、こう言った。

 「先生、だいじょうぶ?」
 「病院へ行ってきなよ」
 「ぼくのパパに話して、薬をもらってきてあげようか?」と。

 私が冗談まじりに、「いいや、今夜あたり、激痛が心臓を貫いて、ぼくは死ぬかもしれない」と言うと、「死んでもらっては困るよ」「死んじゃあ、だめだよ」と。泣き顔になった子どももいた。

私「だけど、人間というのは、死ぬ人は、ポックリと死ぬもんだよ」
子「先生が死んだら、この教室は、どうなるの?」
私「いつもどおり、来なよ」
子「どうして?」
私「ぼくは幽霊になっても、ちゃんとここへ来るから」
子「いやだな」

私「幽霊になっても、教えるからさ。足はないと思うけど、スカートか何か、はけばいい」
子「男がスカート?」
私「この際、文句は言っておられない」
子「動くときは、どうするの?」
私「スーッと、飛ぶように動くよ」
子「楽だね」

私「そうさ。それにね、幽霊になったら、あの世のことを、みんなに話してあげるよ。楽しみにしておきな」
子「どんな世界?」
私「みんなの知らない世界だよ。ぼくも知らない。だからみんなに話してあげるよ」と。

 子どもたちが心配してくれたのが、うれしかった。私は子どもたちに嫌われているとばかり思っていた。

 子どもたちの、意外な、ほんとうに意外な面を知って、うれしかった。で、そのことを家に帰っからワイフに話すと、ワイフはこう言った。

 「みんな、口は悪いけど、あなたのこと好きなのよ」と。





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最終更新日  2007年09月05日 07時49分41秒
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