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カテゴリ:自分(はやし浩司)史
●満60歳!
満、60歳。その実感は、ない。まったく、ない。 皆で、鍋料理を食べた。ケーキを食べた。 「(市販の)ショートケーキでいいよ」と私が言うと、 「作るからいい」と、ワイフは言った。 静かな時が流れた。安らいだ時が流れた。 私はパソコンを前にして、眠った。いくつかの夢を見た。 見ると、ワイフが横にいた。「眠ったみたい」と、私。 「もうすぐ、準備ができるから」と、ワイフ。 いつもの夕方。いつもの夕食。そしていつもの誕生日。 長男とワイフが、私の声に合わせて歌ってくれた。 「♪ハッピーバースディ、ツー、ユー」と。 夕食後、みなで、『ロッキー・ザ・ファイナル』を見た。 よい映画だった。なつかしかった。涙があふれた。 60歳の誕生日に、ふさわしい映画だった。 私「あと10年、がんばるよ」 ワ「いつものペースでいいのよ」 私「そうだね」と。 私はここで誓う。 もう1人の邪悪な私とは、決別する。いじけやすく、 ひがみやすく、くじけやすい。そんな私だ。 それにもうひとつ。この先、その10年に、 私の命を賭ける。私の命を燃焼する。燃焼しつくす。 残りの人生は、私のものではない。 私の息子たちのもの。私のワイフのもの。 そして……。 おおげさなことは言えない。書けない。 しかし私の命を、この地球に、宇宙に、 返したい。みなに、捧げたい。 「どんな気分?」と、ワイフは言った。 満60歳になった気分をワイフは聞いた。私は、 「別に……」と答えた。 何も変わらない。その自覚もない。 「60」という数字などに、意味はない。 私は私。どこまでいっても、私は私。 ただこの闘志は何か? 「やるぞ!」という闘志。 今までになかったもの。何かにつけ、負け戦(いくさ)。 あきらめること、引きさがること、そればかりを 考えていた。が、そんな私の中で、何かが燃えだした。 よい映画だった。『ロッキー・ザ・ファイナル』は、 よい映画だった。こんな私にも、生きる勇気を 与えてくれた。希望を与えてくれた。 私にあるのは、過去ではない。未来だ。 その未来に向かって、私は進む。 「どんなに打ちのめされても、前に進み続ける……。 決してあきらめずに。NEVER GIVE UP!」 「自分を信じなきゃ、人生じゃない」と。 見ていて涙がポロポロとこぼれたのは、そのためか。 35年前の、あの感動、つまりあの当時の感動が、 よみがえってきた。 あの時代、私は、無我夢中で生きていた。毎日、 がむしゃらに働いた。その感動が、よみがえってきた。 これからも、私は、無我夢中で、生きていきたい。 生きていく。私、はやし浩司は、まだまだ現役だ。 その日が来るまで……。 はやし浩司、満60歳の誕生日に。 (付記) 『ロッキー・ザ・ファイナル』の中の、シルヴェスター・スタローンの肉体を見てほしい。彼はこの映画を完成させるために、自分の肉体を鍛えた。そのプロ根性が、スクリーンを通して、私たちに伝わってきた。それが、私たちを感動させた。 シルヴェスター・スタローンは、役者としてではなく、映画を通して、自分の生きざまを、私たちに示してくれた。 ウソやインチキでは、あの映画はできない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月28日 23時05分45秒
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