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別ヴァージョンの人間史 by はやし浩司

別ヴァージョンの人間史 by はやし浩司

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2011年11月25日
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子育て最前線の育児論byはやし浩司   2011年 11月 25日
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【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


●朋有り、遠方より来たる。また楽しからずや。
「有朋自遠方来 不亦楽 」(論語)

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オーストラリアからの友人を連れ、今日は浜北にある、
樹香庵(森林公園内、森の家)へやってきた。
前から計画していた。
予約を申し込んだのは、2か月以上も前のこと。

台北での学会の途中、この日本に寄ってくれた。

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●入浴

 入浴は4時からだった。
着いたのは、ちょうどその少し前。
夕食前に……ということで、風呂に入った。
熱い湯だったが、気持ちよかった。
出ると、風邪が抜けていた。
よかった。

●L君の消息

 共通の友人にL君がいる。
そのL君の話になった。
私も、その友人も、もう30年以上会っていない。
「どうしたんだろう?」と。

友「Facebookに書き込みをしておいたが、返事がない」
私「Facebook……。つぎからつぎへと書き込みがあるから、いちいち返事を書く
のがめんどうになる。L君も、きっとめんどうなのだろう」
友「でも、ぼくなのだから、返事を書くべきだ」と。

 同じ学部だった。
友人は中国学科、L君は日本学科。
当時、メルボルン大学の東洋学部(オリエンタル・スタディズ)には、2つの学科で、
10~15人しかいなかった。
その中のL君である。

●樹香庵

 樹香庵には、たびたび泊まらせてもらっている。
浜松の北では、イチオシの一軒宿。
(ただしお勧めは、樹香庵だけ。その理由は、あとで……。)
これだけの自然環境を、フルに利用した宿は、そうはない。
半径1~2キロは、深い緑に、すっぽりと包まれている。
また高台にあって、眼下に、旧浜北市の市外を見下ろす。
とくに夜景がすばらしい。

 食事は、隣のレストランでとることになっているが、季節もよく、苦にならない。
書き忘れたが、私たち夫婦はその北隣にある別棟の一室に、部屋を借りた。

●夜景

 ……今は、午後7時39分。
5時半ごろレストランに入り、今までそこで時間を過ごした。
いろいろ話したが、少し疲れた。
日本語と英語を交互に使っていると、疲れる。
疲れるから、よけいに頭の切り替えができない。
「疲れたから……」と言って、早めに自分の部屋に戻ってきた。

 内障子を開けると、美しい夜景が目に飛び込んできた。
私は、それをそのままビデオに収めた。

●芸当

 二度目の風呂から帰ってきて、ワイフがこう言った。
「老後になって、こんなところに泊まれるなんて、幸せね」と。
珍しくワイフが、本音を漏らした。
めったに手の内を見せない。
自分の弱みを見せない。
そのワイフがそう言った。

 楽天的というか、ささいなことの中から、喜びを見出していく。
うつ病とは無縁の世界に住んでいる。
私にはできない芸当。

●満足感

 ……こういう幸せなときには、何を書いたらよいのかわからない。
頭の中には、甘い陶酔感が残ったまま。
書いて、自分の気持ちを吐き出したくない。
そんなブレーキが働く。

 ……といことで、今夜は、いやな予感を覚えながらも、午後9時半、就寝。

●ドンチャン騒ぎ

 レストランで夕食をとっているとき、東側に、15~7人のグループ。
西側に、10人前後のグループが陣取った。
平日ということもあって、ともに、どこかの作業員?
私たちがちょうど到着するころ、同じようにしてそれぞれの車でやってきた。

 レストランでも、大声で騒いでいた。
傍若無人。
その人たちが、ちょうど私たちの部屋の上、つまり2階で、二次会を始めたらしい。
(それとも三次会?)
まさにドンチャン騒ぎ。
ギャーギャー、ドスン、バタン……。

 あとで知ったが、この「森の家」は、木造。
二階の騒動が、そのまま階下に伝わってくる。

 まずワイフが目を覚ました。
つづいて私も目を覚ました。
時計を見ると、午後11時。
30分ほどがまんしたが、ワイフがギブアップ。
フロントに電話をかけ、苦情を告げた。

 しばらくすると、少し静かにはなったが、今度は廊下をドカドカと歩き回る音。
やっと静かになったと思って時計を見ると、12時。
物音は、午前1時ごろまでつづいた。

●宿としては、最悪

 私たちはいつも樹香庵に泊まっていた。
先に、「イチオシ(一押し)」と書いたのは、その樹香庵をいう。
私たちが今夜泊まっている部屋は、別棟。
1階の106号室。

 「研修所」とあるところからもわかるように、「宿」にはならない。
壁は薄く、1階と2階を隔てる、天井も薄い。
「旅館」というよりは、巨大なバンガロー。
料金が安いのはありがたいが、それを勘案しても、失望感は大きい。

 つまり「宿」としては、最悪。
「のんびりと温泉に……」という雰囲気はまったくない。
「宿」として泊まるなら、樹香庵へ。
「二度と宿泊棟には、泊まらないぞ」と、心に決める。

●パソコン

 今、時刻は午前2時56分。
障子戸の向こうには、浜北の町が見える。
美しく、宝石のように輝いている。
私はこうして寝損ねて、パソコンを叩いている。
が、こういう時間は、嫌いではない。

 パソコンさえ手元にあれば、時間をもてあますということはない。
こうして好き勝手なことを書いていればよい。

●急性咽頭炎

 今朝、いつもの医院へ行くと、「急性咽頭炎」と診断された。
今朝、起きるとき、のどが痛かった。
で、そのとき2種類の薬を処方してもらった。
そのどれかが、体に合わないらしい。

 起きたときから、軽い不快感。
気持ちが悪い。
手の届くところに、水はない。
お湯もない。
眠りそこねてしまった。
こういうときは、自然体。
このまましばらく、思いつくまま、文を書いてみる。

●協議が行き詰る

 たった今、ニュースサイトを開いてみた。
ひとつは円が、とうとう1ドル=75円台に突入したという記事。
もうひとつは、バンコク全体が、浸水する可能性が出てきたという記事。

 75円台に突入したということは、EUの代表者会議が不調に終わったということ。
ついでにアメリカのダウ(株式)を見ると、午後2時現在、207ドル安。
Bloombergサイトで調べてみると、こうあった。

「10月26日(ブルームバーグ):第2次ギリシャ救済の一環であるギリシャ債保有者の
損失をめぐり、銀行団と欧州連合(EU)の協議が行き詰まり、話し合いは一時中断され
ている。EU当局者が26日、明らかにした」(日本時間、27日、午前0時10分現在)。

 借金の50~60%の棒引きを迫る、欧州連合。
それを拒否する、銀行団。
銀行団がそれに応ずれば、それぞれの銀行の格付けは、大幅にさがる。
あるいはデクシア(先日、経営破綻)のように、つぎつぎと銀行が破綻する。
応じなければ、EUそのものが、崩壊する。
両者ともに、引くに引けない、土壇場に追いつめられている。

 その結果が、1ドル=75円台ということか。

●日本は……?

日本とて、無事にすむわけがない。
今のところ「中断」ということだが、これが「決裂」ということにでもなれば、……?

 2、3週間前のある週刊誌(名前は忘れた)に、こうあった。
どこかの経済学者が書いたものだった。
「外債はすぐ売れ。金(ゴールド)は手放すな」と。

 すでにいくつかのメガバンク、証券会社の経営危機が取りざたされている。
「何とかなるだろう」と、もしあなたが思っているなら、それは甘い。
ギリシャはともかく、(というのは、ギリシャの経済規模は神奈川県程度)、イタリアやス
ペインとなると、そうはいかない。
桁が2桁もちがう。

 それにしても、銀行は罪なことをしたものだ。
ほんの数年前には、銀行の窓口で、外債の購入を勧めていた。
うるさいほど顧客に勧めていた。
そういう勧めに応じて外債を購入した人たちは、少なくない。
今、例外なく、大きな損失を出している。

●バンコク

 バンコク全体が、浸水する可能性が出てきたという。
ニュースなどでは、土嚢を積んで防止しようとしているようだが、下水道などを逆流して
くる水もある。
そういった水は、防ぎようがない。

3・11大震災前なら、こうした「ありえない事件」に驚いたが、今は、そうではない。
ありえないことが、つぎつぎと起こる。
日本のメガバンクや、1、2位を争う証券会社が経営破綻に陥っても、今は、驚かない。
バンコク全体が、水没しても、今は、驚かない。
ついでにEUが崩壊しても、今は、驚かない。

 もちろんそれを望んでいるわけではない。
できれば世界は平和であってほしい。
しかし同時に、3・11大震災とそれにつづく原発事故が、ただの悪夢であってほしかっ
た。

 2011年……今年は、日本にとっては、たたり年だった。
大震災に原発事故。
加えてタイの大洪水。
それにしてもバンコクに、これほどまでに多く、日系企業が進出しているとは知らなかっ
た。

(注:たった今、NIKKEI(日本経済新聞)サイトを見たら、1ドル=76円台に、
またアメリカの株式(ダウ)は、プラスに転じている。
少しだけ、ホッとした。)

●10月27日、満64歳

 暗い話はやめよう。
今夜は今夜。
ツゥナイト(tonight)。

 ワイフはやっと眠りについたようだ。
あの連中たちも、やっと静かになった。
今は、物音ひとつしない。

 今日は、10月27日。
私の本当の誕生日は、10月27日。
父が役所に届けるとき、まちがえて10月28日にしてしまった。
それで10月28日が、私の誕生日になってしまった。

 当時はそういう時代だった。
私の父は、またそういう人だった。

Happy Birthday to Me!

 はやし浩司、満64歳!

●自由と孤独

 自由と孤独は、ペアになっている。
よく子どもに、マッチングの問題を出す。

「テーブルと仲がいいのは?」と。
すると子どもたちは、「椅子」と答えたりする。

 では、「自由と仲がいいのは?」と聞くと……こんな質問をしても意味はないが、答は「孤
独」。

 自由であろうとすればするほど、孤独が襲ってくる。
孤独がいやだとするなら、自由を犠牲にするしかない。
人々は、その微妙なバランスを保ちながら、生きている。

●老後

 「私はどうだったか?」とよく考える。
「私はどう考えていたか?」と。

 私にも青年時代があり、壮年時代があった。
そのとき、私は老人の住む世界を、どう考えていたか、と。

 が、それがどういうわけか、ぼんやりとしたままで、輪郭が浮かび上がってこない。
言い換えると、私は、自分の老後はもちろん、老人の世界など、考えたことがなかった。
現在のほとんどの若者と同じように、「私は老人にはならない」と思っていた。

 無頓着。
無関心。
が、こう考えていた。
「老人というのは、死んで当然の人たち」と。
が、誤解しないでほしい。
「死ね」ということではない。
「老人というのは、その分だけ、死に近い人たち。
だから死ぬことに対して、心の準備もできている人たち」と。

 で、あるとき、恩師の松下哲子先生(幼稚園、元園長)にこう聞いたことがある。
そのとき松下先生は、84、5歳だったと思う。
「先生、年を取ると、死ぬのがこわくなくなりますか?」と。
すると松下先生は、こう言った。
「林さん、いくつになっても死ぬのは、こわいですよ」と。





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最終更新日  2011年11月25日 08時17分21秒



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