2005/03/31(木)01:45
後光とは
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≪今よみがえる高橋信次先生の教え≫
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━━━━━━━━━━━8号(05.03.31)━━━━━━━━━━━━
昭和50年代、心の偉大性を説いた一人の巨人がいました。
「高橋信次」と言われる方でした。
心のあり方が心身に及ぼす影響として、その関係が徐々に解明されてきていますが、その原点ともいえる「正法」高橋信次先生が説かれた教えを、園頭広周先生の解説も交えながら、再現してみたいと思います。
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■後光とは
■プチ・コメント
■高橋信次先生エピソード
■編集後記
~後光とは~
我々の心の世界というものは、無限に広いものです。
仏教では一念三千といっております。
この広い心の中にも善があり悪があり、皆さんの思うことは自由自在であり、自己保存的な恨み、妬み、誘り、怒りなどの心を持てば、私達の心の針は即座に次元の低い、暗い地獄に通してしまうのです。
そのために、肉体的に不調和になり病気の原因になります。
皆さん自身の病気の80%は、皆さんの肉体舟の船頭さんである霊、心の漕ぎ方の悪かった人達が病気になっているのです。
嫁と姑の間で争いをしていれば、お嫁さんは自分自身の立場というものを守ろうとして心の中にどんどんいやなことを詰め込んでゆきます。
そのうちに、あっちが痛い、こっちが痛いと身体に不調和を来たしてまいります。
やがてはその争っていたお姑さんがこの世を去れば、そのお姑さんの怨みの想念の執着によって心には後光が出てまいりません。
私達の心が調和されてくれば仏像の後光と同じように、この肉体から後光が出てまいります。
この中にも何人か光の出ている人がおります。
しかし、怨み、妬み、誹り、自分さえ良ければよいなどという人々は、自ら自分の光を失っているのです。
それは、皆さん自身が、皆さん自身の今の一秒一秒のものの考え方と生活のあり方によって、神の光を受けることもできればまた、暗い曇りを自分自身がつくって、あたかも太陽の光を雲が隠すように、我々の心からも曇りが出てくるのです。
万生万物に平等に与えられている慈悲と愛との偉大な神の光を遮っているのは、人ではなくて自分自身なのです。
それゆえに、皆さんは自分の心というものがいかに重大であるかを知ることです。
この世を去る時に持って帰るものは、皆さん自身の思ったこと、行なったことのすべてであり、それらはすべて皆さんの心のテープレコーダーに記録されてゆくのです。
自分のことしか考えず、この地上界を去れば、そこには神の光はなく、大きなお荷物だけです。
どんなに金があり財産があっても、あの世へは持ってゆくことはできないのです。
金や財産などに執着を待っていれば地獄界へ堕ちてゆきます。
そこで、皆さんが神の子であるという証しは、自分で自分自身には嘘がつけないという事実です。
他人には嘘がつけても、自分では自分に嘘のつけない自分が、あの世に行った時に自分の心を裁くのです。
(園頭広周著 正法入門 高橋信次師講演集)より
■プチ・コメント
今でこそ、心の影響が病気を作り出してしまう事が分かっていましたが、信次先生はよく心と健康の因果関係を話されていました。
また、思うことは、すぐに次元の違った世界に通じてしまうので、日常の管理も大事です。
夢や願望をかなえる方法も色々ありますが、その願望が、心の中でどの世界に結びついているのか、冷静に考えなくてはならないかもしれません。
本当に、豊かになる、幸せになるためには、思う事の世界が、目に見えない世界のどの部分に繋がっているか、に掛かってくると思うのです。
だから、単純に表面だけ見て、あの人は成功していていいな、と思うのは、場合によっては、早合点になるのかも知れませんね。
自己実現のために
「人生、何をしていくか」
を追求していく事も大事ですが、
ちょっと観点を変えて、心をいかにきれいに成長させていくか、というために、
「人生如何に、正直に生きていくか」
の方が、人間としての本当の価値として、求めていかなければならない生き方なのかも知れません。
もし、皆さんが神様だったら、どちらの生き方を優先しますか?
■高橋信次先生エピソード
夢の中に入り込む事は可能か?
高橋信次はトリックでは絶対に行えない超能力を持っていた。
テレビに出て有名になりたいとか、お金を儲けたいとかの願望は、本人にはまったくなかった。
また、睡眠中の他人に夢を送り込み、それを読み取るという能力を高橋信次は持っていた。
高橋信次の持っていた超能力の中では、きわだった特筆すべきものである。
寝ている時に夢を送り、それをどの程度解決できるかを判断するというものであった。
高橋信次は、相手の夢の内容を完全に把握しており、
「あの時、誰も見てないなと思ったのでしょう。でも、自分の心が見ているということを忘れてしまっていましたね。」
などというコメントをしていた。
単純なものでは、道路に財布を落として、それをどうするかという『夢テスト』などもあったが、大部分は複雑な夢で、夢を送られた側の人間は、その落とし穴に気づかないようなものが多かった。
『夢テスト』を受けたと白状する人はよくいたのだが、当人にとっては、とても恥ずかしい内容なので、『財布が落ちていた』という程度の、人に話してもかまわないような夢を除いては、どういう夢だったかを語ろうとした人はほとんどいなかった。
「誰も書かなかった高橋信次」菅原秀著 明窓出版より
信二先生の「夢」の試験の話は、講演会にも時折出てきました。
特に、夢の中で物凄い美女を連れてきて、ベットにもぐりこませる等、その人の執着となる部分、一番弱い部分をテストする事もよくされていたようです。
このようなテストでは、ほとんどの人が、夢の中の相手に手を出してしまったようです。
昼間なら、心のブレーキも働くから行動に現わさないけれども、夢では、アクセルしかない車と化してしまうから、大変です。
そして、後で、その時の心の動きを指摘して注意するのだそうです。
もちろん、テストされた人と夢の中は、内容が一致しているわけです。
夢の中では、理性のコントロールが利かなくなり、ある面、本能のおもむくまま、といった部分もあるので、これにパスするのは大変です。
講演の中では、
「お坊さんでも、引っかかるのです。」
と、笑いながら話されていました。
皆さんも、もし普段見ない、欲に絡んだ夢を見たら、あちらの世界からテストされている、と思ったほうが良いのかも知れませんよ。
■編集後記
3月も早いもので、もう最後の日になってしまいました。
最後の最後まで雪が降ってしまい、びっくりしました。
スマトラ沖地震は、また相当の被害が出てしまいそうですが、現地の方にはお気の毒です。
地震が防げるかどうか、今の技術では難しいでしょうし、また分かったって一般の人々は、そう簡単に引越しできるものでもありません。
関東大震災のシュミレーションをテレビでやっていましたが、これはもう間違いなく、絶対やってくるということなのでしょうか。
正直、テレビを見ながら、気が滅入ってしまいました。
しかし、一番お金も掛からないで、地震を防ぐには、そこに住んでいる人たちが、もっと穏やかな心を持って、その土地のもつ波動を善くしていくことなのでしょうね。
いまの科学では、自然現象と人々の心の与える影響の関連性については掴みにくいと思いますが、いずれその関係が解明される事を期待しています。
今月は、本田健さんの講演会や、恒吉彩矢子さん「ツキ天セミナー」など、色々有意義に勉強できた月でした。
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