日記

先日この会で読んだ本の作者が、極秘・お忍びで読書会に参加してくれた。
…というのも、本人は講演会等が大嫌いで、基本的にはそういうものに参加しないと公言しているらしいのだ。
だからここでは名前は臥せてA氏とする。（前の日記を読めばわかるが。）

前回のディスカッションの内容を簡単に説明したあと、A氏が簡単に話をする。
「自分の書いた本については話したくない、読んでもらえばいい」とのことだったが、メンバーがいろいろな質問や意見を出す中で、生い立ちや普段思うこと等、けっこうたくさんの話が聞けた。

「死を書く作家」なんて言われたりしているのに、本当に見た目も話した感じも普通の感じの人で、ちっとも「作家様」っぽくなくて、どちらかというと地味な印象もある人だったけど、だからこそ話がすんなり納得できるというか、とても面白かった。
私も思わずしゃべることになったが、自意識過剰な私の話にも自然に耳を傾けてくれた。おかげで話した後も大後悔せずに済んだ（笑）
２時間があっという間だった。

子どもを産んでから、何度か「講演会」と名の付くものに参加したけれど、一度として参加を後悔したことがない。
学校から遠ざかってだいぶたつが、人の話をじっくり聞くことがこんなに面白いものだとは思わなかった。(今頃気が付くとは…)
その講演会の内容の善し悪しはともかく、自分がそれに対していろんなことを感じたり考えたりする事が面白いのだ。

今回は講演会というより座談会だったけど、本当に有意義だった。

さてさて、子育て・家事でバタバタして忘れる前に、感想文書かなきゃな。
（これは義務なのでちょっと憂鬱（笑））